新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

傾向性

2017年02月16日 | 四柱・その他
変通星には、比肩・劫財(敗財)、食神・傷官、偏財・正財、偏官・正官、偏印・印綬があります。
通常、比肩・劫財(敗財)は、天干に出ない方が良いとされています。
天干にでると、比肩・劫財(敗財)の分離運が表面化されるからでしょう。
また、天干には吉星といわれる食神や正官等は並ばない方が良いとされています。
食神が並ぶと、見かけは食神ですが、内面は傷官化しますし、正官も天干に並ぶと偏官ぽくなる傾向があります。

当方の四柱推命では、月上の天干星を中心星として、年上や時上の天干星との並びを重要視します。
その次に、五行全体のバランスを見ます。

日頃鑑定をしながら感じることがあります…
星が固まる(3個以上)と、その固まった星の象意に意識を強く持つ(執着)するということです。
例えば、男命の場合、財星(偏財・正財)は女性やお金を意味します。
その財星が固まる(太過する)と、何かとお金や女性に対する意識が強くなり、また不思議と縁もあります。
しかし、年回りによっては、お金や女性の問題が発生しやすくなります。

官星は仕事や責任感・社会性やプライドを表します。そして、女命の場合は、男性を表します。
故に、良い官星が天干に一つあり、その官星が尅されていなければ、仕事や社会運は良いだろうとも判断できます(大雑把な判断ですが…)。しかし、官星が太過し過ぎると、職を転々とする場合もあります。
女命の場合は、複数の男性という見方もありますので、相性の良くない結婚をされた場合は、離婚再婚を繰返す場合もあります。

印綬には思考や身内(母親)という意味があり、その印星が多すぎると、考え過ぎたりしますし、男命の場合は時々マザコンの人も居ます。
その他、比肩(劫財)や食傷にも同じような事が言えます。
星が固まり過ぎると、その星が意味するものに執着しやすくなり、悪さも出て来るのですね…。

また、四柱八字ですので、8個の星が五行(五カ所)にバランス良く出れば良いのですが、どこかに固まると、何処かは不及(無い状態)となります。
星が無い場所は、その星が意味する要素が弱く意識も弱く(無頓着)になります。
太過すると執着し、不及(無い場合)の場合は無頓着となります。

また、「年月時」の天干に出る変通星の並びと、五行の星のバランスで「気の流れ」がどの様に流れるかがポイントです。気の流れの良い人は、先天運が比較的良い人とも言えますし、たとえ悪くても、行運(大運・流年)で、気の流れの良い時に運を掴むチャンスが廻って来ます。
自分自身の運を知って、今がどの様な時期かを知ることがポイントだと思います。

適度な執着心を持つと、その分野が伸びると思います。
執着心が強すぎると、他の分野が疎かになります。
適度な自我心、適度な感受性、そして適度な家庭性や社会性と思考性ですね…。
五行のバランスが良い人はな人生の浮き沈みも少ないといえます。
もし、自分の命式が偏っている場合は、その命式を活かす工夫をすれば面白い人生が待っています。
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コメント (5)
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