新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

心や立場が変わると見える景色が変わる(3)

2019年03月02日 | 四柱・その他
幼児期→ 学童期→ 思春期を越え、青年期を迎えると、いよいよ独り立ちです。
両親の愛を通して愛する大切さを学び、友情の大切さを学んだ少年。
そして、自分の大きな夢という山に向かって山登りを始めた青年は、ここで配偶者を得て二人三脚で二人の理想の山を登り始めます。
結婚は第二の人生の出発だと思います。
陰陽五行論では、太極から陰陽が生じたとあり、陰は陽の為に、また、陽は陰の為にあると書かれています。
陰の代表が女性ですし、陽の代表が男性ですので、女性は男性の為に在り、男性は女性の為に在るわけですね…。
男女は互いの為に存在している訳です。
そして、陰陽が一つになるのが結婚ですから、結婚は太極(第一原因)に似る為にあるとも言えます。
ここでのポイントは、男女は互いの為に存在するという事だと思います。
自分の為にではないのですね…ここが難しいところだと思います。

四柱推命では、日柱は自分と配偶者の柱と言われています。
日干が自分で日支は配偶者の位置ですね…。
男女の相性を語る例題として干合というものがあります。
例えば…
男性の日干が甲、女性の日干が己の場合…
甲は自然界で例えるなら大きな大木です。
そして、己は柔らかい肥えた大地ともいえます。
大木(甲)は、肥えた柔かい土(己)に根を張り、それを土台に、天からの太陽の恵み(火)や適度の雨(水)によって大きく育ち、枝を張り沢山の葉を付けます。そして、秋になるとその葉が大地に落ちて腐り、大地(己)は肥えた大地となります。…この様な夫婦の関係は素敵ですね。
そして、大きく育った大木は、斧や鋸で伐採され建築用材となり社会で活用されます。
素敵な絵が描けそうな関係と命式ですね…。

結婚することを通して、夫や妻の立場に立てるのですね…
夫(陽)は妻(陰)を得ることを通して、宇宙の半分を知る事が出来る位置と立場に立てます。
そのことを思うと、相手が居るということは素晴らしいことだと思います。

山登りは大変だと思います。
しかし、夫婦が互いに励まし合って登る登山は楽しいと思います。
男性は目標や目的に向かって、脇目も振らずまっしぐらに進む性格があります。
女性は、まわりの景色を見たり咲いている花を見ながら今を楽しみながらの登山をします。
男女はタイプが違うのですね…。
違うからこそ、楽しみながら目標に到達することも出来ると思います。
陰と陽とは、対極の関係ですが、それは互いの為に存在し、人生を豊かに楽しくする為にあるのですね…。
相手に向き合い、深く理解することが愛の始まりだと思います。

次回は男女の相性について少し書きます。

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コメント (5)
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