上図は或る女性の命式です。
この命式を見ながら、この様に考える事もできます…。
彼女の命式は…
日干:甲で、身弱の命式(星●が1個)。
天干の並びは、月上の正財を中心とする偏財と偏官との並びの命式。
天干の並びは財官双美だが、五行でも土の財星と金の官星に星(●)が固まる。
水の印星に星が弱い…△(1.5個)。
天徳貴人(甲)と天徳合(己)とが命式中の日月に双つ並ぶ四方干徳。
大運は、分離を表す比肩(建禄)の大運の最後っ屁。
財星は優しさや家庭性・お金を表し、官星は社会性や仕事や責任感を表します。
この財星と官星が天干に並び、五行にも多いということは…
生きて行くにはお金が必要であり、その為には仕事をしなければという現実的な方。
また、優しさと責任感を持ち合わせた方で、自己中にはなれない良い人。
優しさは人の心を受け留め、責任感は重荷を背負う事ですので、
一本足の自分で4.5個を抱き抱え、2個を背負っている様な感じのところがある。
独りで常に6.5個を相手にしている様なところがあるのですね…
(天干の並びが財官で、五行に財官合わせて7個以上になると財殺になります)
この様な命式の方の場合、月上の中心星である正財を剋す敗財・比肩の大運は苦労します。
理論上は、木の敗財・比肩が大運に巡ると、五行上のバランスが良くなるように思いますが、
実際の場合、強い比肩が巡る時は凶災発生の時とも言えます。
この方の場合、責任を果たさない夫との離別の時を迎えるのかも知れません…。
比肩の大運の最後の時に表面化する場合が多いですね…
幸い、四柱本体に甲己の天徳星が出ていますし、専旺干支の比肩も天徳が付いているので導かれると思います。
来年から旺相する印綬の大運ですので、命式本体の財官+印綬とで財官印三宝の形となります。
変な男と別れて解放される場合もあるのだと思います。
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新栄堂