畑が水浸し。

人には誰でも弱点があります。
例えば、優しいのは良い事ですが、それが過ぎれば優柔不断になります。
また、意志が強いのも良い事ですが、それが過ぎれば頑固になります。

比肩→食傷→財星→官星→印星と気が流れますが、適度な比肩（自星）で、天干の並びが…
食傷と財星、あるいは財星と官星、官星と印星というように生じる並びで五行のバランスも良い場合は…
ざっくり言いますと良さそうな命式とも言えます（例外もありますが）。

ここでいう適度な比肩とは、一般的には男性の場合は自星に星（●）が3個、女性の場合は２個ぐらいが良いと言われてきました。
また、比肩は表（天干）に出ないで裏（地支）に出る方が良いと言われています。

さて、上図の命式は、今マスコミで話題の元通訳の男性の命式です。
日干：己は田んぼ畑の柔らかい土。
生まれ月は12月（子月）で寒い冬生れ。
地支に亥・子・子と水の財星が多いのが特徴です。
冷たい土ですので、月上の丙（太陽）は嬉しですね…
また、畑には果物の樹木（甲）も嬉しですね…

ここまでは良いのですが…
問題は水の財星が多過ぎるということです。
財星は男から見ますと、お金や女性を表します。
その様に考えるとお金の問題には注意が必要とも言えます。

上図の大運は各年運（彼の場合は2年運）で出してみました。
そうすると…命式本体の子と行運の申・辰とて、申子辰水局して水の塊が発生します。
故にもともと多過ぎた水がもっと多くなり、畑が水浸しになり使い物にならなくなります。

また、通常の行運で見ますと…
大運：庚辰
流年：甲辰　と行運に辰が双並びして、四柱本体の子との関係で同じ様に水が溢れます…
彼の場合、水はお金を表す財星ですので、お金の問題で畑が使い物にならなくなる暗示が出てきます。
命式本体の正官の12運も絶ですので、ある日突然 ということも…。

お金は、有るととても便利です。
しかし、そのお金を支配するのは人間です。
お金に振り回されない様になりたいですね…。

ネットを検索すると面白い記事がありました。
お金持ちと悪魔の取引

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