新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

ストレスを受けやすい命式

2020年08月29日 | 四柱・その他
便利な世の中にはなりましたが、最近は精神的なストレスを抱える人が多い様です。
ネットに掲載された記事には、「5人に1人は一生の間に何らかの精神疾患にかかる」ということです。
人の心の安定と幸福には密接な関係があります。
それでは、幸福とはどの様な状態でしょうか…
一言でいえば、近い人との良好な人間関係だと思います。
① 自分の両親との良好な関係。
② 自分と兄弟との良好な関係。 
③ 配偶者との良好な関係。
③ 自分と子供との良好な関係。
家庭関係が一番のポイントだと思います。
両親との関係が良い人は、比較的上司との関係が良くなる傾向もありますし、
姉弟関係の延長線に同僚との関係があるともいえます。
家庭の中で育んだ内容を持って、社会という大きな世界へ飛び立ちます。
その様な観点から見ますと、核家族化が一つ要因かも知れません…。

四柱推命的に見ますと…
① 感じたり、考えたりという、精神的な領域を表す星は、食傷と印星です。
この二つの星が命式の天干に並ぶ人は、少々精神的なストレスを感じやすいタイプとも言えます。
特に食傷が固まり過傷官化しますと、とにかく敏感に感じる傾向が出てきます。
もともと傷官は、鋭敏なアンテナの様な星ですし、カラス細工の様な繊細な星でもあるので、普通の人よりも敏感に感じ取ってしまいます。
人の相性や環境が良ければ、その繊細さが良い面で発揮できますが、そうでない場合は、感じ過ぎて精神的に消耗する場合も多くなります。

次に考える星が印星です。
適度な印星ならば良いのですが、印星が多すぎると考え過ぎてネガティブな思考になる場合も多い様です。
また、印星の12運が荒れる沐浴や休囚運の場合は、ネガティブ思考になる場合も多い様です。
この食傷と印星とが、バランスよく出ていれば良いのですが…
そうでない場合…例えば食傷のみに星(●)が固まるとか、印星のみに星(●)が固まる場合は、自律神経がアンバランスの様な状態とも言えます。
食傷も印星も内的な星ですので、この様な星が固まる場合は、内的な葛藤が多くなり、精神的にも疲れやすい傾向が出やすいと言われています。
この様な命式の場合は、自分自身を表す比肩が強い方(身旺)が、ストレスには強くなると言われています。
② 外的な現実世界を表す星が財星と官星です。
お金と仕事、家庭と社会の星ですので、どちらかと言いますと、目に見える現実世界に意識を持ちます。
しかし、命式の天干にこの財星と官星とが並び、五行の財官にも合わせて7個以上の星(●)が固まると、いわゆる「財殺の命」となります。
財殺の命に近い命式の方は、目に見える現実世界、いわゆる自分を取り巻く外的な環境に振り回されて自分を失う場合も出てきます。
外的な環境に自分が振り回されて、自分が何をやっているのか分からなくなる場合も出てきます。
この様な場合は、目に見えない本質を見つめる事が重要になってきます。
人生にとって、一番大切なものは何か?
人は何の為に生きるのか…という、内的な原因の世界を意識すると良いと言われています。
新型コロナウィルスの蔓延で経済を回しながら健康も守る…withコロナの時代。
外的な経済オンリーの時代から、内的な本質世界のバランスを考える時代へと変化が求められているのかも知れません…。
大切なものは愛→生命→財産ですよね…。

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