新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

時柱が気になる。

2025年02月25日 | 四柱・その他


上図の命式は…
日干:辛で…
生時不明での天干の並びは、月上に正財 帝旺、そして年上に劫財とが並びます。
劫財は、正財を壊す星(変通星)ですので、横の並びは嫌ですね…
また、年月の柱を縦に見ると、共に正財とそれを剋す劫財との関係…
縦の関係も気になります…
五行(丸い円の中)を見ると、金の比劫が木の財星を金剋木と強く剋しています。

正財は宝(大切なもの)ですので、宝とそれを壊す並び(劫財とは、後ろから読むと、財が力ずくで去ると書きます)。
お金や家庭の問題が生じやすい暗示もあるのですね…

この様な命式の場合、時柱次第で良くも悪くもなると言われています。

生れた時間が知りたいですね…
それでは、時間に何が出ると命式が良くなるのか…?
一般的には、水の食傷か火の官星が良いと言われています。
金(硬い岩)から水が生じ、その水が木を育てる…気の流れが良くなる…
あるいは、火の官星によって、金を溶かして金が木を切るのを防ぐ…
という見方もできます。

年配の方の中には、生まれた時間が不明という方もおられますが…
生れた時間で、命式が良くなったり悪くなったりもします。
特に、時柱は65歳以降の晩年期や子孫運、寿命に影響を与えるので、
跡継ぎ運や晩年運が気になる方は、生まれた時間を忘れずに鑑定されたら良いと思います。

クリックしてね

教室案内

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金剋木の倒食

2025年02月18日 | 四柱・その他


五行には「木・火・土・金・水」があります。
この五行の中で優しく柔らかい五行は「木)とも言えます。
木で作った家には優しさや温もりを感じるのも、木の持つ本質から来ているのでしょう…

そして、その木(大木)を切り倒すのが、鋼でできた斧やノコギリとも言えます。
五行の金は曖昧を嫌い、物事を一刀両断する鋭い刃物の様な要素があります。

また、五行の木と金の関係は、金尅木と、柔らかい木が硬い鋭い刃物(金)によって切られてしまう関係です。
五行の尅の関係には…
1. 木剋土
2. 土尅水
3. 水剋火
4. 火剋金
5. 金剋木
と5つの尅の関係がありますが、5番目の金尅木の関係が一番尅の作用が強いとも言えます。

上図の命式では、月上の甲の食神を年時の天干の庚の偏印が両脇から挟んで剋している(ダブル倒食)とも言えます。
五行では、4つの金の偏印が1つの木の食神を剋しているのですね…
食神も偏印も才能の星なのですが…何故か儘ならない場合が多い様です。
食神の生財性が弱くなるのですね…
この様な命式の方は、興味を持った好きなことを飽きずに続けると良いと言われています。

クリックしてね

オンライン講座へ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

太陽が6個?

2025年02月10日 | 四柱・その他


今日も寒かったですね…
日本列島に大寒波が到来し日本中が凍えています。
また、様々な分野で二極化が進んでいます。
例えば国民の政治傾向も保守とリベラルのどちらかに偏り、中庸が少なくなっています。
経済の分野でも二極化ですし、季節も春と秋の期間が短くなって、夏と冬とが長い様にも感じます。
ここ数日、特に寒いのでその様に感じてしまうのかも知れません…
できれば、季節は春夏秋冬の四季が均等にあると良いですね…
本来の日本は四季のバランスが良かった様に思います。

四つの季節(春=木、夏=火、秋=金、冬=水)とその変り目の土用で「木火土金水」の五行となるのですね…
四柱推命でも、命式均衡論と言いまして、五行のバランスが良い方がベターと言われています。
確かに、人間が生活するにも、季節がバランスよくあると楽しいですし、過ごしやすいと思います。

さて、上図の命式は日干が丙の命式です。
丙は自然界では太陽とも言われています。
午月(6月)ですので、昼間の時間が最も長い月生れですね…
「五行の根本原理」的な観点で見ますと、夏生れの太陽ですね…
そして、生まれた時間も正午(午の時間)…

丙は自然界では太陽ですが、十二支の「午」も太陽みたいなものです。
命式本体に丙が2個、午が2個ですので、合計4個の太陽がある様な命式です。
また、十二支の「寅・午・戌」の3つが揃うと火局と言いまして火の塊ができると言われています。
当方の流派では火の三局を▲が表しています。
また、日干:丙の人にとっては午が帝旺 羊刃となります(火がとても強くなる)。
ですから、命式本体に太陽が5~6個ある、とても火の勢いが強い命式と言えます。
この様に火の勢いが強い命式なので、日干:丙で地支に寅午戌の三支が揃う命式を「炎上格」とも言います。

赤道直下で生れた人は暑さにも慣れると思いますが…
来年、2026年は丙午の年です。
丙午ですので太陽が2つですね…

5~6個ある太陽がさらに2個増えたらどうなるのでしょうか…
かなり暑くなるでしょうね…
火には火傷や血流系には注意の暗示がありますので、年配者で心当たりのある方は注意も必要です。
熱中症等も気を付けて下さい。
また、燃え盛る溶鉱炉に水をかけると水蒸気爆発が起こりますので、水の親分である「子」の年も注意が必要かも知れませんね…

寒い時は暑い太陽が恋しく、暑い時は冷たい雪が恋しい…それが人間なのでしょうね…。

鑑定案内

クリックしてね

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

線状降水帯の様な命式

2025年02月05日 | 今日の出来事


上図の命式は五行の「水」に星(●)が固まる命式です。
日干は自分を表しますが、この命式の場合は日干が「癸」ですので、自然界でたとえるなら雨雲や雨の様なものだと言えます。
癸亥…納音では「大海水」…水の力が最大という意味もありますね…
年月日時と全ての柱が癸亥ですので、次々と発生する積乱雲が列をなして、数時間~数日間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞する線状降水帯の様なものです。

TVニュースを見れば、今日の日本列島は大寒波が襲来し、列島各地に大雪を降らせ、南国 鹿児島も雪を観測…
また雪国ではトラックも立往生、空の便でも欠航が増えている…。
似た様なものかも知れませんね…。

上図命式では、亥月(12月)生まれの癸(雨)ですのでまだそれほどは寒くはありませんが、1月(子月)になると寒さは強くなると思います。

さあ、自然界ではその様な捉え方ができますが、この様な命式で生れた人間の場合はどの様な運や性格を持っているのでしょうか…?
皆さん、ちょっと考えてみて下さい。
また、この様な命式で生れた方はどの様な役目があるのでしょうか…?
ご自分の命式がわかれば、自分の活かし方も分かるのかも知れませんね…。

クリックしてね

オンライン講座へ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする