日柱：己卯

16．己卯（つちのと・う）
春の田園ですから、これから種まきが行われるという、まさに「これから新たに始まる状態」の初代運的な要素を持った干支です。ですから新しいことに向かって行動し、物事を興す宿命で開拓者や動乱期に強さを発揮する運を持っています。物事を始める事を好むが、その中身を充実させる事は苦手な仕掛人タイプ。そして、自分本位で持久力に欠ける短期集中型で、深刻さがなく逃げる場合もある。平素は縁の下の力持ちで如才なく夫に寄り添うが、一旦ことが起こると、窮地を切り抜ける賢妻にもなります。この星の生まれの人は無理をせずに自分の意見を突き通すのが上手です。男性は企画力に優れ、学問・芸能・研究等に才能を発揮します。


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日柱：戊寅

15．戊寅（つちのえ・とら）
春の息吹の中に堂々とたたずむ山の姿を表し、精神的にとても逞しく、滅多なことではめげません。また、苦しいことや悲しいことも時の流れと共に昇華する大きな器を持っています。大きな山は人をひきつけ多くの生命を養います。春の山には樹木や草木が茂り、沢山の生命が営みを形成します。人々のリーダーになる運を持った人です。若い頃から運の発展があり、進取的でプライドが高く勝気なところがある。そのために女性は男勝りになりやすいが、曲がった事が嫌いで目標に向かって突き進む傾向がある。我意が強く人に言葉に耳を貸さない傾向があるので、自分を知り中庸を悟ることがポイント。女性は職業婦人向きで主婦には納まり難い。

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日柱：丁丑

14．丁丑（ひのと・うし）
冬の夜の街路に美しく灯された灯り、というイメージですね…。人の目を惹く美しい人が多い様で、高いセンスを持ち、芸術性にも恵まれている場合も多い。また、内面を多く語らないために、周囲からは何を考えているのか分り難い場合もある。温厚そうな外面に反し、内面には豊かな感受性や人を見抜く勘が優れているので、人の好き嫌いや反発心やへそ曲がりな面も内在する。しかし、それを表には出さないので、内面には不満が溜まる場合も多い。見かけほどの円満さが乏しいので人間関係が偏りがち。心の底からの円満さを持つと人生が楽しくなります。


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日柱：丙子

13．丙子（ひのえ・ね）
真冬の凍りついた大海の上に燃える太陽のイメージですね…。相反する二つの要素を持った干支です。一つは陽気で奔放な世界。もう一つはドライで冷静な部分ですね…。つまり「熱しやすく冷めやすい」性格ですね。外見は陽気でつき合いやすいように見えますが、内面には信頼性に欠ける欠点もあるかも知れませんね。女性は干渉されることを嫌い、個人主義な面もあり、夫婦縁に波乱が生じる場合もあります。感情の起伏の激しいお天気屋の面もあるので、自分自身が落ち着きを養うことがポイント。男女共に面食いな人が多い。


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日柱：乙亥

12．乙亥（きのと・い）
家庭的な人が多い干支で、性格はサッパリしていてお世辞や愛嬌も少なく情緒的ではありません。一途に努力をする人で忍耐強く頑張り、環境への適応力もありますが、家庭に収まろうとする程上手くいかない場合も出てきます。機敏で努力を惜しまず、一芸に秀でる星なので、特殊な技術か資格を持つと良いかも知れません。人情の機微に疎く頑固なところもあるので、人間関係が下手になり孤立して苦労しやすいところもあります。クールで素朴でしっかり者が多く仕事面では技術的な方面で活躍している人が多い様です。家庭の他に活躍できる分野を持つことで滞りが良くなるでしょう。


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日柱：甲戌

11．甲戌（きのえ・いぬ）
外面的には飾らない素朴な雰囲気を持っていますが、内面は芯が強く弱音を吐かずに努力を重ねる人が多い様です。保守的で義理人情にも厚く自分の縄張りは頑固に守り抜くタイプで、純粋で誠実な情熱を持った人です。控え目そうですが、利発で理解力もあり、物事の表裏にも通じ合理的な思考を持っています。そのため、質素で無駄や虚飾を嫌い、才覚によって成功する人もいます。面倒見の良い人が多く、時にはそれがお節介になる場合もあります。実母以外の人に養われたり他家を継いだりする養子運があり、男性の場合は婿養子の可能性もあり、色情問題に注意も必要。


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日柱：癸酉

10．癸酉（みずのと・とり）
壬申同様に清楚で美形な人が多いが、壬申の様な力強さの色気とは異なり、繊細で女性的な感じの色気を持つ場合が多い。また、頭脳明晰で緻密な神経を持ち、鋭い勘と閃きで行動に移す人が多く、命式が強い人程その傾向は出やすい。六感が働き、想像力にも富み、文筆にも才能を発揮する場合もある。特に癸には万物を育てる恵みの雨という意味があるので、聡明で理論に強い人が多く、それでいて、人の気持ちに潤いを与えるので、人を育てる方面にも向いている。上品な草食系のイメージがあるが、実力、能力主義的なところがあり、目下の面倒は見るが甘やかす様なことはしません。繊細さと度量を兼ね備えたところもあります。


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日柱：壬申

９．壬申（みずのえ・さる）
秋の大海の様な深く澄んだ海を表し、冷たい感じの理知的な美人に多い干支です。旺盛な好奇心や知識欲の土台の上に才智・才能があり聡明で文武に長け冷静沈着な人が多く、素直で社交的な性格から若い頃から人の信頼や寵愛を受けやすいでしょう。また、鋼の様な強靭な運の持ち主で真面目で律儀に、一直線に進もうとする気概を持つ人です。深く澄んだ海ですから、表面は荒れても穏やかでも、その内面には「静」がありますので、一見掴みどころのない印象を与える場合もあります。


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日柱：辛未

８．辛未（かのと・ひつじ）
焦土の宝石。カラっとした品のある人が多く、控えめでおとなしそうに見えますが、内面は善良で芯が強く辛抱強い人が多い様です。男性は温厚で、自分の感情をあまり表には出さないので、掴み所のない人が多いのですが女性の場合には確り者が多い様です。男女共に表面は穏やかですが、内面には鋭い観察眼と批判力は持っています。緻密で頭の良い学者肌の人が多いのですが、それでいて、商才も持ち合わせている傾向があります。また慈悲心が強く、思いやりの深さから人のことで苦労する傾向があります。頭の良さと、辛抱強い努力で修養に励み、迷いをなくすことに努力すれば、やがて徳を得て大成します。


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日柱：庚午

７．庚午（かのえ・うま）
外見は品が良くカラッとしていて正直な人が多く、女性の場合はスポーティーでボーイッシュなところがあります。また、内面は正義感と激しい自負心の持ち主で曖昧なものを嫌います。頭も良くシャープな感性と分析力も持ち合わせていますが人間的な思慮ではやや浅いところがあります。
気に入らない人や気分を害した場合には嫌味な部分が現れ、その結果敵を作る場合もあります。
また、親との縁は薄い方で、小さい頃から苦労をする場合もあります。結婚後は夫に対する不満が生じやすく、家庭よりも仕事に意識を持つ女性も多いです。男女共に色情問題には気をつけて下さい。概して心に迷いが多いときがあり、そのために落ち着きが不足します。迷ったり方向性が定まらない場合は軽率な挙動を慎み、協調心を養えば盛衰の変化が多くても大成します。


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日柱：己巳

６．己巳（つちのと・み）
初夏の田園を意味します。大地は地中に色々なものを埋め隠している。この日生まれの方も知的な分野が豊で才能があり、一芸に秀でる才を持っている。また才能だけではなく、自分の弱さや愚痴も内面に隠し、表面的には冷静で器用な印象を与える。しかし、時々はそのストレスが身近な人に出る場合がある。旺運のため社会的な名声を得ることも出来ますが、運が頂点に達すると急落する恐れもあるので、トップよりも二の位置にある方が良いとされています。比較的物質運に恵まれ、お金には恵まれる運を持っている芸術家向きの人も居る。


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日柱：戊辰

５．戊辰（つちのえ・たつ）
春の大きな山の様をイメージして下さい。樹木は大きくはなっていませんが、後に時間と共に大きな樹木を持った山になります。そこには様々な動植物が住み、多くの人々を惹きつける魅力があります。
大衆的で、やや頑固ですが我が道を真っ直ぐに生きようとする人が多い様です。山の様な存在感があり、面倒身が良く親分肌で一度目標が定まると、頑固なまでに前進していく性質を持っています。負けず嫌いな性格から我儘な頑固者になる場合もありますが、多くの場合は懐の深い大物へと成長していく場合が多い様です。人情の機微に疎く、人に歩調を合わせることは苦手で、組織には向き難い。苦労と努力で成功する人が多く、学者・芸術家・宗教家等にも多い。


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