ダイビング目的でイタリア・・・多分珍しいと思います。
今回の旅ではシチリアに行きたかったのですが、潜る以外にどうしても叶えたいことがありました。
この、イタリア本土とシチリア島の間にある「メッシーナ海峡」・・・(〇で囲んだところ)
ここを列車で渡るのが長年の夢だったんです
列車で渡るといっても、橋もないので車両ごとフェリーに載せて渡るんです!!
なんでもイタリア政府はこの海峡に橋を架ける計画をしているそうで、
「橋が完成したらこの夢は永遠に叶わなくなってしまう」と、早めに行動に移したいと思っていました。
列車はローマとパレルモ or シラクーザ(シチリア島内で編成が分かれる)の間の長距離路線がありますが、
ここは絶対夜行寝台列車に乗りたいと思っていました。(夜行寝台列車は片道だけ乗れたらよかった)
当初の計画では、
✅行きに夜行寝台列車に乗ってメッシーナ海峡を渡る
✅パレルモを拠点にダイビング
✅帰りは夜行フェリーでパレルモ→ナポリ、列車でナポリ→ローマの空港
でしたが・・・
(この時点では、旅の目的は "ダイビング”<"列車” )
調べたら、シチリア島からさらに島に渡れるではないか
シチリア島の西海岸沖にあるエーガディ諸島、
この中でも一番西にあるマレッティモ島まで行くことにしました!
マレッティモ島でのダイビングについて調べてたら、なんか面白そう・・・
ここで旅の目的は "ダイビング”>"列車” に変わり、旅程もガラっと変えることにしました。
行きは一気に飛行機でシチリアのトラパニ(パレルモよりもさらに西にある都市)へ、
夜行寝台列車は帰りに乗ることにしました。
日本(シンガポール)からのフライトがローマに朝の8時過ぎに到着なので、
効率も良くなりダイビング日程もさらに一日多くとることができました。
若かりし頃(当時はノンダイバー)イタリア一人旅の経験が何度かあり、
ローマもパレルモも観光済なので今回は素通りでもいいと思っていました
そして翻訳はこれに助けてもらいました~(スマホにアプリをインストール
)
では、おばちゃんの一人旅イタリア珍道中をご覧ください~
スケジュール:5泊8日(1泊は列車泊)
1日目 関西空港→シンガポール
2日目 シンガポール→ローマ、ローマ→→トラパニ、
マルサラ観光、マルサラ→→マレッティモ島(島泊)
3日目 ダイビング①(島泊)
4日目 ダイビング②(島泊)
5日目 ダイビング③(島泊)
6日目 マレッティモ島観光、マレッティモ島→→トラパニ、
トラパニ観光、トラパニ→→パレルモ、
夕方パレルモで夜行列車乗車(列車泊)
7日目 朝ローマ着、ローマ→(機内で日付が変わる)
8日目 →シンガポール、シンガポール→関西空港
今回の旅行記は項目ごとにまとめました
その1 出発~マルサラまで 今ここ
出発~マルサラまで
旅の始まりは関西空港。
ミストが出てたよ。
出発フロアはかなりの混み具合。
セルフチェックインの機械で操作したら、目的地までの搭乗券と荷物タグが出てきました。
シンガポール航空に乗ります。チェックイン開始は出発の3時間前。
セルフチェックインが済んでいるのでバゲッジドロップの列へ。
こっちは空いててよかった!(未チェックインの列はめっちゃ並んでた)
チェックインカウンターまでが大混雑で、以降の保安検査と出国審査はスイスイでした。
ユーロはここで両替。
KIX-ITMカード特典でほんの少しだけレートが割引され、1ユーロ166.74円でした。
ゲート近くに和?っぽいオブジェ。
「宴の塔」というタイトルでした。
関空発17:25の便でまずはシンガポールへ。
3-3-3列、ほぼ満席でした。
離陸直後、飛行機の影が映ってて思わず連写。
関空橋。
明石海峡大橋。
西陽が眩しかったのでシェードで調節したらこんなに暗くなった!(前の席の窓と比較すると違いが分かるかも)
機内エンタメをチェックしたら、以前SQ便乗った時とラインナップが変わっているではないか!
あったー!みたかったのよねー
ビール飲みながら〜
機内食です。
Seafood Pasta with Tomato Cream Sauce and Vegetables をチョイス。
食後にはハーゲンダッツ。
この後あったかいコーヒー、紅茶、緑茶のサービスもありました。
(映画、めちゃくちゃ面白かった~)
もうすぐシンガポールに到着。
23:05到着予定だけど30分以上早く着いてました。
到着したターミナルは「2」で、ローマ行きは「3」です。
スカイトレインで移動。
ローマ行きのゲート前でしばし待機。(冷房効きすぎて寒かったー)
0:30頃にゲートの保安検査が開始になりました。
ここで待っていると「チャオ!」なんて会話が聞こえてきてイタリア人が多いんだなーって思ったけど、日本人もけっこう見かけました。
シンガポール1:30発、ローマへ。
フライト時間は12時間35分。(飛行機好きの血が騒ぐ〜)
シンガポールーローマ間の機内食は2回出ます
シンガポールを出発して1時間もしないうちに1回目の機内食。
今回初めて 特別食 をリクエストしてみました。
1区間で2回機内食が出る場合、どちらも同一内容となるようです。例えば、夕食をベジタリアン、朝食を普通の食事、というような選択は不可能でした。
特別食は周囲の人(普通食の人)よりも先に運ばれてきました。(ドリンクが同時にこないのは盲点だった)
SQ 366 SIN - FCO Supper : Special Meals - Vegetarian Indian Meal
アルミホイルを剥がすとまずはナン(?)が現れて、その下にもアルミホイルという二重構造。
ナン(?)は、薄くてサクッとしたクリスピーな感じでした。
(副菜はよく分からない味だった)
ローマには朝着くから睡眠優先だけど、熟睡できず・・・。
3-3-3列席でほぼ満席、私は窓際で隣には外国人カップル。
(トイレもなかなか行けなかったよ)
この辺を飛んでるあたりでCAさんからシェードを下げるよう指示がありました。
現在日本時間では午前の時間帯だから眠気もこない・・・。
機内では不定期に水やジュースが配られました。(バナナも配られたよ)
ローマまであと2時間、トルコのイスタンブール上空あたりで2回目の機内食(朝食)が配られました。
SQ 366 SIN - FCO Breakfast : Special Meals - Vegetarian Indian Meal
ナン(?)は、薄くてサクッとしたクリスピーな感じは前回同様。
メインはカレーで、ポテトが使われてておいしかったです。(フルーツが嬉しい)
ナポリ上空・・・あの山はベスビオ火山かな?沖にはカプリ島??
8:05、ローマに到着!
入国審査は関空みたいに自動化されていました。(機械の後のパスポート押印は全員でした)
この後国内線に乗るため、ターミナル3からターミナル1へ移動します。
( ↓ ターミナル3を出たところ)
ターミナル1へは歩いて3分もかからない距離でした。
まずはチェックインカウンターを確認。
ローマからシチリアのトラパニまで Ryanair (アイルランドの LCC)に乗ります。
預け入れ荷物込みのお値段は 118,3ユーロ(≒19,725円)・・・早めの購入だったのにけっこう高い・・・
預け入れ荷物込みだと座席もフリーで選べました。
追加料金なしで選べる席の中に2列席発見(緑色の席です) この窓側席を押さえたよ
ちなみにRyanair は事前にオンラインチェックイン&搭乗券を準備していないと追加料金がかかります
「予約・購入済だから空港のカウンターでチェックインしよう~」なんてのんきに構えてたら痛い目に遭います
オンラインチェックイン(※)
印刷された搭乗券もしくはモバイル搭乗券(アプリで発行可能)を準備
以上は事前に済ませておくことをお勧めします!
※オンラインチェックインは、何かと追加料金がかかることを尋ねてくるなど“トラップ”が多いので要注意!
預け入れ荷物をつけているのに「荷物追加する?」って尋ねてくるんですよ~
私は日本でアプリを入れられず、搭乗券を印刷して持参しました。
(アプリはイタリアでも入れられませんでした)
カウンターでパスポートを提示して荷物を預けると「セキュリティチェック行っていいよ~」と言われました。
セキュリティチェック後の免税店。
ターミナルは広くてお店もいっぱいあります。
Eataly('イータリー)は、イタリアの食材販売コーナーとレストランを併設したイタリア発の総合フードマーケット、とのこと。(Wikipediaより)
日本にも店舗があるらしい。
子どもの遊び場も。
ストリートピアノを聴きながら
このリクライニング気味の席で待ちました。
10:50、ゲートが表示されたのでボチボチ移動開始。
途中の充電スポットではコードレス(置くだけ)でスマホを充電できるところもありました!
トラパニ行き、プライオリティとエコノミーで列が分かれています。
座席によって前か後ろから入ります。
ほぼ満席、さすがに日本人は見なかったよ。
私の席と窓までは1席未満のスペースがありました。
壁のすぐ後ろにはCAさん。
ローマ発12:10、離陸したのは12:40頃。
あっ、もしかしてマレッティモ島?
手前の左がファヴィニャーナ島、右がレヴァンツォ島、奥がマレッティモ島!
シチリア島の西にあるエーガディ諸島がバッチリ見えました
シチリア島が見えてきました。
13:40(定刻13:20)、トラパニ・ビルギ空港(Vincenzo Florio Civil Airport of Trapani - Birgi)に到着。
( ↓ )地図上では赤い印のところです。
マレッティモ島への船は、空港の北にある「トラパニ港」と南にある「マルサラ港」の2路線があります。
せっかくだから、行きはマルサラ港から乗ってその前にマルサラ観光を、
帰りはトラパニ港に着いてその後トラパニ観光をすることにしました。
トラパニ空港からマルサラまでの移動は公共のバスや鉄道もあるようだけど、
時間も限られていることからタクシーを利用することにしました。
そこで心配だったのが、タクシーは空港に停まっているのか?ということ。
電話で呼ぶなんてできないよぉ。(イタリア語は分からないし)
タクシーアプリも使えるかどうか微妙だし・・・。
ネットで検索するとプライベートタクシーのプランが色々と出てくるけど、むっちゃ高い
そこでなんとか探し当てたのがこちらの会社。(クリックすると公式サイトが開きます)
WhatsAppでやり取りできたので料金を聞いてみたら、
空港~マルサラ間は固定料金が定められていて片道35ユーロ(≒5,836円)とのことでした。
こちらで事前予約しようとしたけど、あと一歩のところで返信が来なくなっちゃった~
そこでGoogleストリートビューで空港の様子を見てみたら・・・
空港出口にタクシー乗り場があって、タクシーが並んでいる様子もバッチリ写っているではないか!
これなら事前予約ナシでも、現地で電話しなくても、どうにかなるよね!って一安心でした。
空港出口を出ると、
すぐにタクシー乗り場があって、タクシーも何台か停まっていました。
事前情報通り、マルサラまで35ユーロ(≒5836円)。
運転手さんに行き先を伝えて乗ります。(この時点で14:00)
マルサラは「塩田と風車」も有名で、途中で写真撮影だけでも寄ってもらえないか尋ねてみたのですが、
「そこは長い距離歩かなくてはいけないから」と断られてしまいました
Googleマップと見比べながら海側を見ていると、遠~~~くに塩田の風車が見えたーっ
塩の山も!
この運転手さん、飛ばす飛ばす。4台連なってる車を一気に抜かした時はヒヤヒヤでした
やがてマルサラの街に入り、
14:20、ガリバルディ門着。
しばし門の周りを見学。
何故ここで降ろしてもらったかというと、ワインを飲みたかったから。
「マルサラといえばワインでしょ~」、というじつに単純な発想です。
せっかくだからワイナリーを見学したかったのですが、時間も限られていたのでそこは断念、「飲む」だけにしました。
Googleマップの情報では、ガリバルディ門の脇のリストランテでワインが飲めるみたいで・・・。
La Marinara です。
「マルサラワインありますか?」と聞くと、「食後に飲むデザートのようなものだよ~」と言われ、
別の飲み物も頼むことにしました。
ジンジャービアはノンアルコールでスパイシーとのこと。こちらにしました。
別の店員さんがワインを運んできました。
MARSALAの文字!
こちらをグラス1杯で注文。(間違ってもボトルでは頼まないように・・・)
先にちょこっとだけ注いで、テイスティング(?)させてくれたよ~。
念願のマル
サ
ラ
ワ
イ
ン
・・・残念ながら味音痴なためワインの違いは分からないのだけど、マルサラでワイン飲んでるというだけで幸せでした~
食事は、お勧めしていただいたスパゲティを注文。
・・・そして頼んでもいないのにパンが運ばれてきました。
正体は「コペルト」でした。(急いでググったさ~)
ちなみにコペルトとはテーブルチャージのようなもので、
運ばれてきたパンは食べても食べなくても代金が請求されるようです。
こちらはお勧めの海藻入りスパゲティです。
いただきまーす
Buono(ブォーノ)!(イタリア語で「おいしい」の意味)
お会計はこの通り。(ワカメって、日本語)
「食べ物はスパゲティ1品でも飲み物頼んでいればひんしゅくではない」、「コペルト代支払っていればチップは不要」、との情報を信じました・・・。
トイレは綺麗でした!(日本人には便座が高いかも)
お店を出たのは15:30頃。フェリーターミナルまで歩きます。
( ↑ 海の方を向いてます。左の道を進みます。)