旅と潜水の雑記帳

旅して、潜って・・・の記録です。
特に記載がない限り1人で旅してます。

◇タイ・サムイ島(05.8.6~8.10)

2005年08月06日 | ◇◆子連れ時代の旅
こぼーずがまだ1歳だから、海外に行こうとしたけどツアーの家族総額が高くて・・・
旅行会社で相談したら、「航空券だけ取ってはどうですか?」とアドバイスされました。また、担当の方が行ったことがあるところで良かったからと、サムイ島を勧められました。(ちょうど乾季で、季節的にもよい)
家族旅行では初めての、個人手配での海外旅行です。
・・・がっ、ここでかつてないトラブルに遭遇したのでありました・・・。

メンバー:私、夫、ぺこ(4歳7ヶ月)、こぼーず(1歳10ヶ月)
DS:サムイダイビングサービス
託児:夫
宿泊:アロハリゾート(ラマイビーチ)   
交通:JAL悟空(関西―バンコク)、バンコクエアウェイズ(バンコク―サムイ)
   ※エアーとホテルはH.I.S.で手配
   ※空港―ホテル間の送迎はDSで手配

スケジュール:1日目 自宅→バンコク→サムイ島、サムイ島泊
        2日目 ホテル滞在、サムイ島泊
        3日目 ダイビング、サムイ島泊
        4日目 ダイビング、サムイ島泊
        5日目 サムイ島→バンコク→自宅


                             


【1日目】
午前発のJALでバンコクへ。
なんとこの便、タイ航空とのコードシェアで、関西→バンコクはタイ航空の機材・乗員でした。
こぼーずのバシネットをリクエストしていたのに・・・できないって。(勝手な想像だけど、JALのチケット購入者は、タイ航空のチケット購入者よりも“扱い”が下に感じる・・・機内サービスでは差別は感じなかったけど)

バンコクで入国審査の列に並んでいると、係員に英語(タイ語?)で話かけられて、「こっちに来るように」と仕草で言われ、ついていきました。
訳が分からず、もう一組の家族共々、「何か悪いことした?別室送り??」なんてドキドキしながら歩いていると・・・
なんと小さな子供がいるということで、優先的に入国審査をさせてもらえたのでした。
空港には搭乗客向けの無料の飲み物とお菓子(クッキー、スコーンなど)が置いてあって、小腹が空いたところにありがたい存在でした。
すっかり暗くなった頃にサムイ空港に到着、預け入れ荷物は関空からスルーだったので別の場所から出てくるという予想外の出来事もあったけど、無事にホテルに着くことができました。

【2日目】
朝早く(といっても、7:30頃だったような気がする)目覚めた私と子供達は、熟睡中の夫を部屋に残してホテル付近を散策することにしました。
部屋の鍵はオートロックではなく、所定のところから抜くと室内の電源がすべて切られてしまうので、そのままにしていくことにしました。(これが、最悪の事態へと発展するとは思いもよらず・・・)
ビーチでは、地元のおばちゃんが客寄せしています。フットケアとネイルサロンのようなことをやってくれるみたいで・・・
ぺこも、「お母さん、やってみたら?」と言うし、せっかくだからやってもらいました。
足のうらの垢すり(?)とすべての爪に(おまけに、ぺこの爪にも)マニキュアを塗ってもらい、「お金、ホテルの部屋に取りに行ってきますね」と部屋へ行くと・・・
夫が起きていて、「ねぇ、財布からお金を取った?」なんて聞きます。「そんなことする訳ないじゃん。」と答えると、夫が空っぽの財布を見せてくれて・・・
イヤな予感。急いで私のバッグから財布を出してみると・・・なんと私の財布からも、小銭だけ残してお札が抜き取られているではないか!!現地通貨5万円分と、日本円2万・・・。
クレジットカードと帰りの航空券、そしてパスポートが無事だったのは不幸中の幸いか・・・。
「他にないものはない?」と聞かれてもっとよく探すと、デジカメもなかったぁ~~~。
どうやら、何者かが室内に侵入して、私のショルダーバッグから現金(お札のみ)とデジカメを、ベッド脇のソファーにかけておいた夫のズボンのポケットから財布に入った現金(やはりお札のみ。こちらは2000円ほど)が盗られたようです。
誰だろう・・・。夫は寝ていたとはいえ、ずっと室内にいたのに・・・。
大胆なことするなぁ。これって、ホテルの従業員なんか怪しいんじゃない?

私達は途方に暮れたけど、犯人と鉢合わせして刺されたりするよりは良かった、パスポートと航空券は無事だし、クレジットカードはあるし・・・と気を取り直し、ホテルのスタッフに相談しに行きました。
(その前に、ビーチで待っているフットケアのおばちゃんに説明に行き、後日会えることを確認し、とりあえず支払いはその時に・・・と謝りに行きました。)

私が片言で説明していると、夫が強い口調で横からしゃべり始めました。
(英語で)「このホテルのセキュリティーが甘いんだよ!」
私はびっくり。でも、外国での交渉は強気でいかなくちゃいけないと、夫は言います。
そのスタッフは、「今日は日曜なので、明日ならジェネラルマネージャー(以下、GM)が来るから、そのときにまた言って下さい」と言いました。

とりあえず、その日は街中のATM(?)でクレジットカードでキャッシングし、ホテルのプールで遊んだりして過ごしました。
ビーチのおばちゃんにも、無事にお金を払うことができました。
夕飯はぺこの希望もあって、マクドナルド(価格はそれなりだった)で食べました。

外国でこんな目に遭ったのは初めて・・・。怖さを思いっきり知らされた日でありました。(この日はダイビングの予定が入ってなくてよかった・・・)

【3日目】
こんな事態だからダイビングキャンセルしようか?と夫に聞いたけど、「(私が)いてもしょうがないから行ってきなよ」と言ってくれたので、お言葉に甘えて行かせてもらいました。
サムイ島の北の港からボートで1時間くらいの、タオ島方向へ向かいます。
ここの1本目で・・・なんと!!!!!ジンベエザメに会いました!!!!!
5メートル弱のこどもだけど、なんと私の方に泳いできて、「食べられるぅ~」と思った瞬間に右方向へ進路を変えていきました。(触れると思うほど近かった)
あぁ、カメラがないのが悔しい・・・。
ガイドさんによると、今日はエントリー直後から魚達の様子が違ったそうです。
ジンベエの出現は、今年のGWは何日か続いていたけど、しばらく見なくなって、今日は久しぶりだったそうです。
なんてラッキーなんでしょう。

幸せダイブからホテルに戻ると、夫が本日の出来事を教えてくれました。
GMーと一緒に地元の警察に行き、盗難証明書を書いてもらったそうです。
ホテルからは滞在中の食事をフリーにしてもらえる約束をしたとのことです。

その日の夜は、「7万円分、食べてやるー!」と、値段を見ずに目に付いたメニュー片っ端から頼んでいました。(もちろん、残すなんてもったいないことはしないです)

【4日目】
この日もダイビングへ。

この海域は全体的に水深が浅く、透明度もさほどよくないです。
でも、魚影は濃くて楽しめました。(ジンベエは再び出現はならず)
私は船酔いがひどく、せっかく船上で作ってくれたタイ料理のランチも口をつけられませんでした。(匂いだけで、「うっ」・・・でした)

夫と子供は、ホテルのプールで遊んだりしていたみたいです。
そして、タイと言えばマッサージ!ビーチで格安マッサージをやっていたので、夫、続いて私と受けてきました。
その夜も、たらふく食べたのでありました。

【5日目】
サムイ発の国内線が6時台なので、ホテルを4時台に出発です。もちろん、まだ暗いです。

サムイ空港で出国。(サムイ空港にも無料の飲み物とお菓子が置いてありました。朝食が済んでいない身にはありがたいです)
出国者というか、バンコクで国際線に乗る人という意味なのか、胸にシールを貼るようにと渡されました。

バンコクから関西行きのJALは、JALの器材・乗員です。
バシネットも設置してもらって、おまけに隣を空席にしてもらって、悠々と乗っていたら・・・
離陸後40分くらいでアナウンスがあり、2階客室に煙が出ているので、バンコクへ引き返すと言われました。(こんなトラブルに遭遇したのは初めて・・・)

バンコクでは、この便はこのまま欠航になると言われ、後続便への振り替えやらホテルの紹介やら、説明がありました。
すると「タイ航空のお客様、お集まりください」と案内があり、2、30人が別室に連れて行かれました。(注:欠航になった便はJALとタイ航空のコードシェア便)
残りの人達はJALの案内でレストランの一角に集められ、昼食が配られはじめました。
今後の説明を聞いていると・・・どうやら関西行きはタイ航空の便がこのあと午後に出発するが、これは残席があまりないとのこと。
それ以降の夜発のJAL便は満席、成田などに行き先を変えても明日くらいまで満席・・・みたいです。
バンコクでのホテルは、JALが用意してくれるそうです。

明日は特に予定もないし、このままバンコクで1泊してもよさそう・・・だけど、こんなことしてたらいつまでたっても帰れそうにないかも・・・。
私はのんびりと昼食を食べる夫に子供達を頼み、JALのスタッフに午後のタイ航空の空き状況を聞きつつ、「どうしても今日中に帰りたい」と伝えました。そしてそのスタッフのそばから離れないようにしました。
多くの人が昼食をとっている中、このスタッフは私達と他に2、3人の「早く帰りたい人」を連れてチェックインカウンターに行き、なんとか午後のタイ航空に乗せてもらうことができました。
その便は満席で、先に「タイ航空のお客様~」と呼ばれた人達は水面下で優先的に搭乗させてもらえたようでした。
(教訓:説明を待つ受身の姿勢では、いつまでたっても帰れない)

ところが、関空に到着しても自宅近くへのリムジンバスは既にない時間です。
JALからはホテルを用意すると言われたけど、「今日中に帰りたいんです」と言ったら、タクシー代(高速道路料金込みで2万5千円ほど)を負担してくれました。
さすがJAL。アフターケアの体制はバッチリだね!


それから盗難の件は・・・保険で対応してもらえました。(デジカメのみ。現金は対象外。)
購入2年弱だったこともあるけど、買ったときの価格の半額強しか戻ってきませんでした。

また、クレジットカード会社から現地のATMでキャッシング したときの請求がきましたが、これが多目の請求額だったんです!!
その旨を連絡し、調査後に訂正してもらえましたが・・・レシートは保管してしっかり確認しないといけませんね。(大変勉強になりました!)
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