旅と潜水の雑記帳

旅して、潜って・・・の記録です。
特に記載がない限り1人で旅してます。

◆石垣島・川平

2007年03月19日 | ◇◆子連れ時代の旅

ぺこの春休みに母子で行ってきました。
石垣島で川平のショップを利用するのは初めてです。
もちろん、狙いはマンタ!です!!
(でも寒さが心配・・・)

メンバー:私、ぺこ(6歳2ヶ月)、こぼーず(3歳5ヶ月)
DS:
SEA WATER DIVING SERVICE
託児:こっこーまハウス(DSからの紹介)
宿泊:
ダイバーズハウスKABIRA(DSに併設)
交通:JAL直行便(特典航空券、小児普通運賃)

スケジュール:1日目 自宅→石垣島、ダイビング、石垣島泊
         2日目 ダイビング、石垣島泊
         3日目 ダイビング、石垣島泊
         4日目 ダイビング、石垣島泊
         5日目 石垣島観光、石垣島→自宅


~託児情報(こっこーまハウス)~
○料金 1日目1時間1000円、2日目以降1時間900円、兄弟・姉妹の場合2人で1600円
 ※2010年4月より上記の金額になったようです。
○持ち物 保険証、帽子、日焼け止め、着替え一組、水着(着そうなら)、おむつ、おしり拭き、愛用のおもちゃ(ある場合)
○その他 昼食の時間帯をはさむ場合は昼食込み。履きなれた靴で(散歩もします)。
○詳細情報 ホームページあり

連絡先の書かれた看板の写真の掲載許可をいただきました。
↓こちらです。


                             

【1日目】
伊丹発の直行便で石垣へ向かいます。
離陸後間もなく、右手に神戸空港が、続いて明石海峡大橋が見えてきました。
陸が見えるうちの空からの眺めは大人にとっても楽しいものです。
朝早かったけど、ぺこは到着まで一睡もせず、音楽を聴いたり絵本を読んだりジュースをおかわりしたり(一応、おかわり前に私に断る)しながら過ごしていました。こぼーずは途中眠っていました。
ちなみに、こぼーずは窓側席を好み、ぺこは通路側を好むのでケンカにならずに済みます。
ぺこが通路側を好む理由は、出発前に乗務員が救命胴衣などの説明をするのがよく見えるから・・・だって。(ジュースのおかわりを頼みやすいというのが本音ではないか!?)

石垣空港に到着。ショップのお迎えで川平に向かいました。
石垣島は蒸し暑いけど、現地の方の服装は半袖~ウィンドブレーカーと様々です。この時期、天気・気温の変化が激しいんだって。滞在中はどうなるか・・・運任せですね。(子供の衣類も、半袖・長袖と組み合わせて持っていきました。)

30分ほどで川平に着きました。
ショップの正面です。前の通りは観光バスなどがかなりのスピードで通って行くので要注意です。


宿泊はDSに併設の宿(ペンション?)。フローリングにツインベッドです。玄関で靴を脱ぐので室内は素足でいられます。
部屋の備品ですが、シャンプー・石鹸類、歯ブラシ、タオルなどは置いてありません。
テレビ、エアコン、ティッシュ、コップ(プラスチック製、洗面台に)、ハンガー、タオル掛け(高さ1mくらい、長さ1m弱×5本)がありました。
冷蔵庫は宿泊中500円で貸してもらえるようです。
洗濯機(乾燥機なし)は1回300円で利用できます。容量がそれほど大きくないので、子供達の着替え2組+αくらいしか一度に洗濯できません。
オムツは、専用のゴミ袋を購入(200円、滞在中1袋でOK)してそこに捨てます。
平屋なので階下への騒音の心配はありませんが、隣の部屋の話し声は聞こえました。(内容までは分からないけど・・・子供の声もよく聞こえるでしょうね

<ペンションの庭>


<客室の玄関>


<室内の様子>
 

到着後、ダイビング出発までは時間があったので川平湾へ。ここで簡単なお昼を食べました。


その後、4日間お世話になる「こっこーまハウス」に行きました。
ショップからこっこーまハウスまでは歩いて3~4分(直線距離ではもっと近い)です。
途中にいる、「白ワン」と「黒ワン」(ぺこ命名)。

白ワンは必ずほえてくるので、子供達はびびりまくってました。

こっこーまハウスの外観です。まだ年数もたっていないので、とってもきれいです。

中の一室が託児ルームになっています。フローリングで、おもちゃがいっぱいありました。
預かる年齢は一応5歳くらいまでとなっているけど、小学生でも預かってくださるそうです。
夏休み時期はけっこう利用する人もいるそうですが、今回の滞在中はうちの子たちだけでした。
担当の方は、以前東京で保育士をされていたそうです。とてもやさしい雰囲気でした。
早速おもちゃで遊び始める子供達・・・こぼーずも笑顔で送り出してくれました。(ホッ)

ダイビングはこの日は2ダイブ。底地(すくじ)ビーチから出港です。
海況が悪くて内湾のポイントにしか行けませんでした。5mmウェット+フードベストでもなんとかなりますが、ショップでボレロジャケット、ボートコートを貸してくれたので寒さも和らぎました。

1本目は定置網跡で。文字通り、昔定置網があったところです。

ここで「ノコギリハギ」と「シマキンチャクフグ」がペアで泳ぐシーンを見ました。そっくりだけど異種同士の2匹、せっかく2ショットを撮ったのに誤ってデータを削除してしまいました。

2本目は崎枝フラワーファーム
イトヒキテンジクダイをズームで撮影してみました。

この機種(DSC-T10・・・ソニーのサイバーショットです)、ズームでもブレがほとんど気になりません。(先代のP100はズームするとかなりブレた・・・って腕の問題!?)これに気づいてから、ズームを多用しました。

終了予定時刻を過ぎたので、こっこーまハウスに電話して1時間延長していただきました。快い対応に一安心です。
ちなみに、託児をお願いする時間の目安ですが、
湾内のポイントで3ダイブ→9時前~5時前
湾外のポイントで3ダイブ→9時前~6時前
午前2ダイブ→9時前~2時前
到着2ダイブ→1時~6時(もしくは、1時半~5時半)
・・・というパターンだと、シャワーを浴びて着替えてから余裕で迎えにいけるのではないかと思います。
その日の託児が終わるごとに、託児中の様子を書いた紙をくださり、口頭でも伝えていただけます。
ぺこは折り紙、お絵描き、ぬいぐるみで、こぼーずはプラレールでよく遊んでいたそうです。

夕食はpm6:30より、お店の食堂でいただきます。
沖縄料理・・・というよりは、一般的なメニューです。(これが超おいしい!)
チェックインのときに「絶対に食べられないもの」を用紙に書く欄がありますが、私も何品か書いたけど、それは出てこない上毎日日替わりでメニューが重なることはありませんでした。
ちなみに滞在中は、ハンバーグ、トンカツ、餃子、グラタンなどが出ました。(他に副菜も)
ぺこにも食事をつけましたが、大人と同じメニューで量が若干少なめ、ウィンナーなどがプラスされる・・・といった具合です。
ご飯は一組に一つ、「おひつ」に入って出てきます。

この日は疲れて、3人ですぐに眠りにつきました・・・
夜はちょっと寒かったので、毛布(クローゼットの中にある)をかけて寝ました。

【2日目】
朝食は8時からです。しっかりしたメニューで、毎朝ご飯食でした。
ダイビングは「9時に出発(変動あるので要確認)」と言われるので、それに間に合うように子供達を送っていきます。

今日はいいお天気。でも波が立っています。



使用するボートです。

内湾のポイントで2ダイブ。
インディアンの塔ではハダカハオコゼを5匹確認しました。

この中に、先日「脱皮」した子がいるそうです。脱皮の瞬間を見たガイドさん、「一瞬、体がバッと膨らんで、ビックリしているうちに口側から出てきた」と説明してくださいました。

長寿のカクレクマノミ(最低24年はいる)も。ちなみにイソギンチャクも同様に24年いるそうです。

真ん中の白いバンドの幅が広い(これは成長とともに広がったのではなく、昔から広かった)のが特徴です。

「マンタに行けないなら」と2ダイブにし、午後はオーナー(ガイド)さんが底地ビーチへモズク採りに連れて行ってくれました。
子供達にもウェットスーツを貸していただき、張り切ってGO!(こぼーず、ブカブカ・・・)



茶色いのが「モズク」です。
慣れれば簡単に見分けがつくし、触ればすぐに分かります。(ヌルッとしている)
ぺこは自分でたくさん収穫していました。


ぺこは結構戦力になりました。こぼーずは、眠いのもあって途中で愚図りだす始末・・・でもでも、貴重な体験を親子で楽しませていただきました。
この日の夕飯に早速モズクが登場。味噌汁に入っているけど、色が緑です。採りたてのものは熱を加えると緑色になるんだって。味噌汁も酢の物もおいしいけど、私は昨日の夕飯に出た天ぷらが一押しだなぁ・・・。

【3日目】
昨日よりも暖かく、穏やかになった底地ビーチの海。(でもまだ波が・・・)
なんと今日はマンタスクランブルに行けるって!!
この日は「マンタなら参加します」というゲストがいらっしゃいました。なんでも、他のDSにマンタに行くか尋ねたところ、「海況が悪いからウチは行かない。でも、あそこなら行くでしょう」とこちらを紹介されたんだって。
さすがです。底地ビーチから出港するから、波の影響も受けにくいのかな・・・(同じところから出港するDSは、他に2ヶ所しかないそうです)

ここからマンタスクランブルを目指します。

右の2つの山がある、向こう側に位置するそうです。

ポイントに到着・・・ですがかなり揺れが・・・。(奥はクラブメッドカビラです)

マンタウォッチングに関する注意事項を聞いて、いざエントリー!「ホバリングする根」が3ヶ所あるところの真ん中にある低い根で、ひたすら出現を待ちました。
根のてっぺんに目を凝らし、時にはあっちの根、こっちの根とキョロキョロしながら見つけようとするけど・・・残念ながら時間切れ。初のマンタ待ち体験は黒星に終わりました。(こちらのショップにとっても、数少ない黒星です)

ダイビングごとに、底地ビーチに戻ってきます。ビーチにはトイレやシャワーもあります。
トイレに行こうとしてすぐ隣の公園(木製の遊具もいくつかある)のそばを通ると、やけににぎやかな子供の声が・・・なんとうちの子達でした。
保育士さんは私に気づいたけど、子供が泣いてしまっては困るから・・・とそっとその場を離れました。こっこーまハウスからは車で数分かかるけど、こちらの方まで遠征してくれるなんて素晴らしいです。
ぺこは海で泳ぐのを楽しみにしていて、一応2人の水着も用意したけど・・・この日は水着の上からTシャツ着て遊んでいました。ちょっと泳ぐには寒いかもね。

2本潜ったらショップに戻って昼食をいただきます。ホームページには「お弁当」って書いてあったけど、ホカホカの手作りメニューです。必ず汁物も出るので、体も温まります。

3本目は大崎ハナゴイリーフでナカモトイロワケハゼを見ました。(深いっ!水深35mくらい)
ナカモトくんのために、“お家”(=瓶)を沈めたそうです。

お腹のオレンジ色は、卵が入っているから。


こちらのお家には仲良くカップルで入っている姿が見えました。



【4日目】
とうとうダイビング最終日を迎えてしまいました。
昨日よりもさらに穏やかになりました。気温も上がりました。


1本目からマンタスクランブルへ。ポイントも昨日より穏やかです。


昨日と一緒の根につかまってキョロキョロしていると・・・来たぁ~~~!!!早いうちに登場しました!

ガイドさんによると、一番確率が高いのは「西の根」だそう。その西の根に現れました。
ラッキーなことに、私の前には他のゲストがいなくて(こちらのショップだけだったけど、数人ゲストがいた)、エアーも邪魔にならずよく見えます。
もう夢中でシャッターを切りました。ホバリングの後、こちらの方に向かって来ました。真上を通過して・・・夢みたい。




 
今日現れたのはオスの「ヌシ」君1枚。年間出現回数が最多の個体だそうです。
エラと平行にV字の模様があるのが彼の特徴。



消えてもまた戻ってきたりでしばらく楽しませてくれました。
念願だった、「ドアップマンタ」。ついに夢がかなった瞬間でした。
消えてもまた現れては、ダイブ中かなりの時間、その姿を見ることができました。最後の方は動画でも撮影して、大満足!

この日はビーチでランチタイム。シートを広げ、テーブルを用意してくれます。
プロパンガスで温めた熱々の具沢山スープとおにぎりというメニューでした。(ランチも滞在中日替わりでした)

食後、ハンモックで休憩。この揺れ、心地いいはずだけど、私はちょっと酔いそうになりました。


最終ダイブは大崎ミノカサゴで。
ハナミノカサゴがたくさんいました。「ミノカサゴ」との違いは、体側に白い点々があることだそうです。


最後のフリータイム、ハナゴイにハマりました。オスは一瞬背びれを広げます。赤い斑紋があるのが特徴です。

この一瞬を撮ろうと、何度もシャッターを切りました。(その割には・・・

この日のログ付け(だいたいpm8:30から)はマンタで持ち切り。
「ヨナラ水道」がブームの頃から、石崎にもよく出現していたんですって。今後も末永く楽しませてもらうためにも、潜る人は誰もがルールを守っていくべきだと実感しました。

【5日目】
とうとう帰る日になってしまいました。今日は風もなく、暑くて(ちょっと曇ってはいるけど)ダイビング日和です。こんな日に帰るのって、・・・ありがちなのよね。
ダイビングと宿泊の精算をすると、ガイドさん撮影の写真を記録したCD-Rをいただけました。

午前中はオーナーのお嬢さん、Mちゃん(今度中学生)に案内してもらって川平湾周辺を散策しました。
ビーチには何故かブランコが・・・


昼食後には、子供達が楽しみにしていたグラスボートに乗りました。

引き潮(干潮に向かう時間帯)ということもあって、透明度は今ひとつでしたが、魚やサンゴはいっぱい見れました。
グラスボートの受付の方によると、「満潮に向かう時間帯」の方が、沖からきれいな水が入ってくるので透明度も上がるそうです。

私達が乗った“便”は貸切状態。「ニモが見たい」「ロクセンスズメダイ(←ぺこが知っている数少ない魚)が見たい」と言うとホントにそれを見せてくれました!
↓ハマクマノミ、ネッタイスズメダイです。



ショップの方に空港まで送っていただき、石垣を離れました。
この便は途中宮古で給油のために一旦降機します。石垣からは満席に近かったのですが、宮古からは空席が目立ちました。
そうそう、4・5・6番あたりのKの席(右側)だと、預け入れ荷物の出し入れ場面なんかもよく見れます。「空港のお仕事大好き」なこぼーずは食い入るように見つめていました。
この日の大阪は暖かかったようで、到着後も寒さをあまり感じなかったのは幸いです。なんとか無事に帰宅することができました。

 

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