ついに和歌山県r43の最大幅1.7メートルの道路区間に突入したわけだが,路面状況は一年前に走行した時よりも荒れているように感じた.
それに加えて,太陽から照り付ける日差しがとても強くて,日向と日陰にて明暗のコントラストが生じていた.これがまた,路面状況の把握に対して非常にやっかいな存在であった.
それにしても,紀伊半島のど真ん中を貫くこの道は,非常にダイナミックであって,岩盤 . . . 本文を読む
和歌山県r43を北上していき,とうとう登りの区間に突入した.そして,標識によると,この辺りから幅員が減少していくようだ.
道幅の狭い過酷な登り道であるが,時折,視界が開けて,紀伊山地の雄大な山並みを眺めることができた.山が列をなしており,青空と共に開放的な景観が広がっていた.
景色を堪能しつつ,適度なカーブが断続的に続く道を,ひらりひらりとバンクさせながら進んで行くのだった. . . . 本文を読む
田原の海岸で海霧を見たあとは,和歌山県r43で山へ向かって北上した.山深くなってくると冷え込みが厳しく,古座川町の瀧之拝太郎という道の駅にて休憩することにした.早朝ということもあって,道の駅には人の気配すらなかった.
休憩を終えて,ほぼ一年振りとなる和歌山県のルートフォーティスリーで山の中に突入した.一年前は今回と逆で,新宮市から古座川町へと南下したのだが,日没寸前での走行だった.そ . . . 本文を読む
剣峠の北側の連続する九十九折れを走り切って,ようやく峠の切り通しへと辿り着いた.峠の切り通しを通過して,南側の南伊勢町側へと入る.この剣峠の切り通しは,冬でも常緑の木々たちがアーチを作っており,雰囲気が中々いい.
周知の通り,峠には剣の形を模した石碑がある.実際に自分の目を通して見ると,石碑は意外と大きくて立派なものだった.剣峠に来た記念として,お決まりのように石碑と一緒にオートバイ . . . 本文を読む
2018年に関西へ来てから,ただその名前だけに惹かれていた峠がある.三重県の伊勢神宮と南伊勢町の切原を南北に結ぶ伊勢南勢線の剣峠だ.剣や切原など血生臭いイメージを彷彿とさせる地名である.剣峠を目指して,伊勢神宮のある北側からオートバイを走らせた.
剣峠の北側は,最初から幅員の狭い道だ.そして,しばらくの間は傾斜のない平坦な道が続く.常緑樹林地帯であるため,師走でも辺りは緑のトンネルで . . . 本文を読む
和歌山県新宮市の熊野川町へ向かって,和歌山r229を北上した.足郷トンネルを過ぎてからは,大きさも距離も小さい隧道が幾つも現われる.トンネル越しに見える緑の景色が美しかった.
この道は走り難さよりも,秘境感あふれる景色の方が印象的だった.全長40キロメートルある道のりも,気が付けば終盤に差し掛かっていた.冒険がもうすぐ終わってしまうことに対して,少し寂しい心持ちがした.
10 . . . 本文を読む
和歌山県の古座川町から新宮市の熊野川町へと,和歌山r229を北上した.足郷トンネルを越えて,新宮市に入ったが,道路状況は古座川町側と変わりなかった.強いて言えば,道幅がさらに狭くなったかもしれない.
ガードレールのない区間が多く,断崖から落ちないように慎重な運転を要求されることになる.ちょっと気を許して,大きな石ころでも踏めば,ハンドルを取らて谷間を流れ行く川へと,転落してしまうこと . . . 本文を読む
紀伊半島の海岸沿いと内陸部を南北に結ぶ道はないではない.地元住民を除いては,走行する道として選択することはまずないが,和歌山県の地方主要道と一般県道の二つがある.地方主要道の方は,今年の3月に訪れたので,一般県道の和歌山r229を走行してみることにした.
今回は,紀伊半島の海岸沿いから内陸部へと北上する行程だ.和歌山県の串本町から県道を経由して,R371で和歌山r229の起点へ向かっ . . . 本文を読む
南伊勢町側から走行して,古和峠に無事に辿り着くことができた.峠は切り通しとなっているが,展望もなくて,何となく不気味な雰囲気が漂っている.オートバイから降りても,暑さが辛いし,アブのような虫がオートバイの周りをひっきりなしに旋回していた.そんなわけで,大紀町側へと逃げるようにして,下って行くことにした.
古和峠の北側は,序盤こそ南伊勢町側と同じような悪路が続いていた.しかし,山を下っ . . . 本文を読む
およそ一年振りの再訪となった三重r33.今回も南伊勢町側から古和峠を目指した.幅員が狭くて,さらに路面状況もよくない.こんなに走りにくい県道は,他に見たことがない.
走れど走れど,あまり前に進んでいるような気がしない.そして,真夏だというのに路面上には,落ち葉が堆積していた.小さな石や枝はどうしても避けられず,タイヤからは鈍い音が頻発していた.
古和峠に至るまでの傾斜はそこま . . . 本文を読む