おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

パイプのけむり。 その5。 栄光の4cm鼻毛。

2007-04-02 04:49:01 | 我思う、故に書くなりよ。
喫煙は20歳になってから…。

公園の桜の古木が満開だもんで、缶コーヒー片手に花見と来たもんだこりゃ…。

でまぁ、数十年ぶりに「パイプまいうー♪」生活としているのだが、桃山に手こずっている。気持ちよく、美味しく吸えたかと思いきや、パイプのボウルの底の方には燃えてない葉っぱが残っており、完全燃焼ってコトが非常に少ないのである。

やはり、クールに…ってワケには行かない様子で、再着火も不可能なくらいにじゅるじゅるな感じなのだが、吸ってる時には「じゅるじゅる…」ってワケでは無かったりするので、吸い終えた直後はかなりご満悦な状態だったりするのだけれど、掃除する度にふがいなさ…に、しおれるのである…。

元々、ねっちょり度の高い葉っぱなので、じゅるじゅる感にも溢れちゃっていたりするんだろうと思うのだが、火持ちの状態とか、吸った満足感とか、両立させようとするとムズカシイ…。

微妙なタンパー・ワークも持ち合わせていないので、難易度は依然として高いままなのだが、気付くと1時間半くらいはのんびりと吸えていたりもするので、少しはマシになって来たのかとは思う。まぁ、ボウルの大きなパイプだから…ってハナシだとも思うんだけど…。

紙巻タバコは、緊急時の葉っぱの代用としてしか買わなくなってしまったが、マールボロのブレンド…ってのをほぐして吸ったらそこそこ美味かったりなんだけど、そのまま咥えて吸うコトはほとんど無く、そのお陰かどうだか知らんが…

「鼻毛の伸びが極端に悪くなった…」

と、言う副次的な効果が認められたりしている。「栄光の4cm鼻毛」が「幻の4cm鼻毛」になりつつあるコトを身を持って知ると、寂しさが無いワケではない。

以前は、ちょっとうっかりすると、鼻毛が伸び放題で、飛び出るコトはあまり無いのだが、鼻腔の中でしっかりと成長し、ブチブチ…と引き抜けば本人が驚きのあまり、セロテープに挟み込んで保存を目論んでみようかと、ちょっとした楽しみを覚えてしまうくらいに長く成長しているのを確認できたものである…。

それが、パイプでの喫煙に変えた後、成長が見られないのだ。全く、生えなくなったワケでは無い。うっかりしていても、オドロキを持って迎えられた、あの長さが無いのである。かつては大学病院でマイクロな薄さに薄切切片とされた電子顕微鏡標本を扱うのに重宝されたコトもあった、あの長々として、強いコシと、茶髪と化した「栄光の4cm鼻毛」。(本来はまつ毛を使うらしいです…)

それほど、タバコとは言え、紙巻とは違うってコトなのだろう。くゆらせて、その香を味わい、楽しむって嗜好のあり方が利便性に埋もれてしまったが故に、マイナーな位置付けに甘んじているのは、もったいないなぁ…。

ま、もうちっと上手く吸える様にならないと、奥の深い味わいを色々と楽しむには至らないのである…。まだまだ「難物」は多く控えているのであるからして…。


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