北京オリンピック、4回転半アクセル成功ならなかった。
羽生弓弦選手、自分が認める「一所懸命さ」の結果でも、目指したクワッドアクセルはならなかった。お疲れさま、それだけしかかける言葉を知らなくて、胸が熱くなったり、傷んだり。でも、自分が誇っているような納得しているような「一所懸命さの記憶」。素晴らしかったよ、ありがとう!!
いまニュースで、転倒はしたけれど、クワッドアクセルは認められたと言っていました。
昨日から大雪注意報をどこのテレビも報じています。雪国の人が腹を立てるのではないかと気が引けます。今からまだ気温は下がり、降雪のピークは今夜から明日の朝と言います。深く積もらないで欲しい。脊柱を圧迫骨折をしたおせっちゃんには雪かきが重荷です。凍った道での尻もちも怖い。
大雪の後のこんな風景が思い浮かびます。
昨日も書きましたがおせっちゃんは山口県の瀬戸内がわが故郷です。気候温暖というイメージがありますが、北からの縦じま模様の雪雲が、低くなった列島の山脈・(中国山脈の一番端)では防ぎきれず、雪は東京より良く降るのです。
日本が貧しかったころ、長靴などというものはありませんでした。あったかもしれませんが我が家では与えられていませんでした。戦後の俄か百姓を子どもながらに手伝って、買った赤い鼻緒の高下駄が嬉しいご自慢のものでした。
朝学校へ行くときはそれほど積もってはいませんでしたが、下校時には深く積もっていました。
皆さん、高下駄で雪道を行くとどうなるかご存じないでしょうね。歯と歯の間に雪が入り込み、それがだんだん膨張、団子になって挟まり、どうしようもなくなるのです。時々止まって電信柱(山口ではこう言います)に打ち付けるとか、蹴とばすように土に打ち付けるとか、雪団子を落とさなければ動けなくなるのです。寒い。手はかじかむ、鼻水は出てくる、難行苦行です。
わが家は、小高い山の中腹。かなり急な坂道を登らなければなりません。そんな高下駄でですよ。
まあ私はどうにか家に辿り着いたようです。(記憶の中ではそうなっています)。坂の下の方から「おかあちゃ~ん」と悲鳴と泣き声。らい太です。あ、帰ってきたと母が救助に。
江戸時代の浮世絵や、時代劇では、美人がコツコツと雪を落とす場面が取り上げられていますがそんな優雅なことではありませんでした。
らい太、覚えている?