スクラップを整理していて小豆島の可愛いお猿軍団を見つけました。黒白ですがお目にかけます。(多分、朝日新聞の記事でした)
毛皮を着こんでいても寒いのですね。ボスを中心にこんな工夫をして暖を取るのですね。
この写真を見ていて、戦後すぐの貧しかった小学生時代を思い出しました。古い木造校舎。窓ガラスには紙テープが斜め掛けに貼り付けてあるのは銃撃された時、粉々になった破片でケガをしないようにだったか。そんなガラスがあればまだいい。全くガラスのない箇所も。冬の寒風が容赦なう吹き込みます。児童は着るものとて満足な冬物ではない。脚は素足、しもやけだらけ。とにかく寒かった。ノートに字を書こうにも、かじかんだ手には鉛筆も握りにくい。先生が「よ~し、起立!手をこすろう!!」。罅だらけのガサガサの手をこすり合わせたのでした。「次、足踏み、腿を高く!!」
そんな状態でも子どもは無邪気に元気。休み時間には運動場に飛び出て行く。校庭に直径3メートルほどの円を描く。クラス中の子が、中央にお尻を向けてくっついて立つ。「押しくらまんじゅう、押されて泣くな」大声を張り上げて押し合って温まる。
このサルたちより運動が加わっただけ、温まったのかな。十分楽しんだ思い出。
今、こうした密着は許されない。離れて、感情も意思もマスクで覆い、大声は出さない、黙って食べる。考えようによっては、戦後の貧しさより不幸かもしれない。サルたちよりも。
でも今地球上は、こうして生きるより方法がない。ワクチンや治療薬も研究されている。
さあもう少しの辛抱だ。自分のことと、近くにいる他の人との健康を守るために我慢しよう。一日も早いコロナへの勝利が欲しいね。