今日の徹子の部屋、同志友人の素晴らしい励ましに感動しました。
ゲストは鈴木雅之さん。黒メガネにお鬚、以前グループで歌っていたころは子どもたちと一緒に聞いたことはあったが、ソロでの歌はほとんど聴いたことがありませんでした。まず素敵な歌に惹きつけられ、徹子さんとの会話にもひかれました。
特に番組途中から加わった幼い時からの顔見知り、ともに音楽活動をした親友という桑野信義さんへの応援メッセージには感動しました。
今年がグループ結成40周年、記念コンサートを開催する計画ができていた。ところが桑野が大腸がん、それもステージが進んだものだった。それまで病を知らなかったこともあって、落ち込んだ。落ち込んでいる彼のもとにメールが届いた。励ましのこころの詰まったものだけれど、けっして「がんばれ!」の言葉はなかった。
鈴木は言います。「頑張っている人に、重ねて頑張れは言えない。それは励ましにはならないと思った」と。
「お前は大丈夫だ。信じているぞ」
「いつまでも待っているぞ」
「神様はお前の一所懸命を見ていらっしゃる。助けてくださる」
「もしも願い事をかなえてくれない神様なら、俺が許さん」
「待ってるぞ、帰って来いよ」
メモる暇がなかったので言葉は違っているかもしれないけれど、こんな力強い、励ましでした。
そうです、兎角、こうした時に、これ以上頑張れないほど頑張っている人に、追い打ちをかけるように「がんばれ!」を投げかけがちです。
鈴木氏の言葉は見事な生きるモチベーションになった言葉でした。
ついでに「物は言いよう」でやりがちな言葉かけ。
病気の人の見舞いに行く。病人さんは心身ともに弱って、起き上がることもできない。見舞った者から見ると、幼い子供のように見える。言葉をかける時、ついつい赤ちゃん言葉風な使い方になりがち。
これは介護をなさっている人から聞いたことですが、これは失礼極まると。
状況を見て、しっかり考えて、相手の気持ちを汲んで対処すべきですよね。掛ける言葉が思い浮かばないなら、変な言葉をかけるより黙って手を握っているほうがいいのかもしれないですね。