昨日午後寄るからと1週間ばかり前に言ってきていました。ば~こに世話をかけてはと気を使ったのでしょう「お昼は済ませて行くから」と1時に顔を見せました。
「今朝、松山を出たの」と聞くと、「昨日から仕事、会議があった」とのこと。
「夕ご飯食べていいかな、無ければなくてもいいけれど」とここもば~こを労わる。
「大丈夫大丈夫、なにか作るから」「じゃあご馳走になって夜7時半頃出るから」。
ば~こは来ると聞いた時から、冬支度の重いもの作業を手伝ってもらうのにちょうどいいやと、手ぐすねを引いていました。
「少し手伝ってくれるかなあ」
「そう思って寄っているんだよ、何?」
「寒くなって来たから、ガソリンスタンドから灯油を運んで倉庫に入れて行ってもらいたいのよ。近頃腰に重いものが応えてね。H君を待ってたのよ」
「はい、はいお安い御用」
「ばーこは18リットルずつ運んでいたけれど、ポリ容器は3個あるから全部満タンにしておいてくれると助かるけれど」
「OK・OK」。台車ごろごろすぐにやってくれました。
ところがです。「ば~こ、この容器古くない?なんだか少しだけれど漏るような気がする。ほら~」。見れば容器を少し動かしてみると下のコンクリートが一筋濡れているような。「確かに、30年は経っているね」。じゃあ僕が買って来よう、ホームセンターある?
そんなこと言ったって、荒物屋さんは店を閉じたし、100均では取り扱わないよね。ホームセンターと言えば環7か、環8のそばだよね。そんなところ行ったこともないし、お店も知らない。
スマホの出番。なんだかピコピコやっているうちに電車で行って来るという。ば~こは「お願い」というばかり。
こうなると世田谷の住宅地というのは「不便だねえ。何にもないねえ」ということになります。
1時間ほどたったころ、真っ赤なポリ缶3個抱えて帰ってきました。そしていうこと。
「僕も何にも考えていなくて、明大前で乗り換える時、人の視線を感じて、はっと思いついた。ポリ缶3個抱えて若者が電車に乗っている。これ他人が見たら、怪しい人だよ。京王線は以前そんな奴が事故を起こしたことあったよね。僕を疑いの目で見た人、いたんだよね。まあ3個持っていたのが幸いしたよ。灯油入っていたら3個は持てないからね。気が付かなかったけれど、周りの人かなり薄気味悪かったと思うよ。参ったね」
「自分がそんなことすると少しも思わないから、二人とも気が回らなかったね、悪かったわね。う~ん、!!!」
万一、その場に居合わせた方がこのブログお読みになったら、笑って許してください。その若者おせっちゃんの孫です。とても良い子で、ばあばのお手伝いで買い物に行ったのです。驚かせてごめんなさい。