徳丸北野神社では、毎年5月5日に天神祭が行われているが、その日には獅子舞と四つ竹踊りが奉納されている。
獅子舞はいわゆる「三匹獅子舞」で、雄獅子・中獅子・女獅子が恋の鞘当てを模して踊る様は、勇壮かつ優雅なものである。
四ッ竹踊りは農作業の合間に、農家の女性達によって、四ッ竹(割り竹)を打ち鳴らしながら踊られていたものである。
かつては農村地帯だった徳丸地域の民俗芸能であり、いずれも板橋区の無形民俗文化財に指定されているものである。
家から近いこともあって、毎年のように見に行っているが、境内で繰り広げられる民俗芸能は、公演の舞台などで行われるものとは違って素朴そのものである。
当地でもすでに専業農家はごく僅かになってしまったが、こうした伝統的な民俗芸能が、末永く伝承されるよう願ってやまない。
【獅子頭】 【宿出の舞】
【道中行列】
【花 笠】 【清めの棒術】
【笹掛りの舞】
【花巡りの舞】
【四つ竹踊り】