先発・金刃が６回途中無失点の好投。初３番・坂本、先制打、新打線が奏功、僅差で連敗阻止。

小笠原１番で３位浮上！　原監督のびっくり新打線で連敗ストップ ― スポーツ報知

◆巨人２―１横浜（１２日・東京ドーム）

　「１番・小笠原」、「３番・坂本」の新オーダーで、巨人が連敗を３で止めた。つながらない打線に、原監督がついに決断。１０年ぶり１番のガッツは初回、左翼フェンス最上部に直撃の二塁打、プロ５年目で初３番の坂本は先制二塁打を放つなど、采配がズバリと決まった。投げては金刃が６回途中無失点で約４年ぶりの先発勝利。最下位転落から１日で、阪神と並ぶ３位に浮上した。

　スタメンオーダー発表の場内アナウンスに、東京Ｄが驚いた。「１番、ファースト、小笠原」。日本ハム時代の０１年１０月２日のロッテ戦（千葉マリン）以来、１０年ぶりの切り込み役。発奮、刺激、修正。原監督が、不調の男のために取った最善策だった。

　悩めるそのガッツが、初回、奮起した。山本の見逃せばボール球の低めシュートを流すと、左中間フェンス最上部に当たる二塁打。「１０年ぶりの１番で久しぶりというか新鮮でした」。この一打をきっかけに、１死三塁で初めて３番に座った坂本が二塁打を放ち、先制。２死三塁では長野が中前適時打と、緊急オーダーで２点を奪った。

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