2,3日続いた寒さが過ぎて穏やかな日和になったので、クラレ西条工場の「観桜会」に行ってみた。見頃の時期を計って2日間だけ構内を開放しての催しに、毎年近隣から数千人が訪れるという。
創業時に植えたといわれる20数本の桜は樹齢70年以上、手入れも行き届いて、満開の枝を地面近くまでたわわに広げ見事である。
ベンチには緋毛氈が敷かれ、琴の音も流れていた。
木造の渡り廊下や食堂はレトロで懐かしく、古き良きものを大事に守り使い続けていることが覗える。
ひきもきらない見物客の案内やらお茶の接待に社員総出で当たるなど好感が持てた。倉敷から続く伝統の社風なのだろう。