夕方玄関先の精霊棚に妻の位牌を出して、その下で迎え火を焚いた。
西のお空の方から「ばあば」が帰ってくるのだよ、
孫と一緒に手を合わせた。
妻も迷わず帰ってこられただろう、
風が強くなったので棚は玄関内に取り入れた。
「見えないけど帰ってきてるんだよね」と孫は言う。
今年の盆は特別な期間、
妻のみ霊とともに改めて先祖に思いを馳せ供養をしたい。
・・・水棚の奥なつかしや妻の顔・・・
新盆法要は諸般の都合で15日にする。
盆までには建立しようと思っていた墓は、
墓地の区画整地が延び延びに遅れて間に合わなかった。
焦ることはない、一周忌か来年の盆まででよかろう。