夏の間、娘が専用に使っていた軽自動車、今は又専ら私が乗っている。
そのままにセットされていたCDから「ハナミズキ」の曲が繰り返し流れる。
2008年5月、日頃ゆっくり音楽を聞くこともなかった妻だったが、
入院後はクリーンルームで、リクエストされて買っていった一青窈の「ハナミズキ」
を一日中聴いていたものだった。当時私は歌詞には無頓着だったっけ。
今こうして改めて何度も聞きなおしてみると、胸が熱くなる。
どんな気持ちで聴いていたのだろう、と・・・・。
手を伸ばす君 五月のこと
どうか来てほしい
水際まで来てほしい
つぼみをあげよう
庭のハナミズキ
薄紅色の可愛い君のね
果てない夢がちゃんと
終わりますように
君と好きな人が
百年続きますように
夏は暑過ぎて
僕から気持ちは重すぎて
一緒にわたるには
きっと船が沈んじゃう
どうぞゆきなさい
お先にゆきなさい