今回は、詩集を紹介します。
最近、教育を考える際に、理念や技術のことが多い気がしています。
実際こんな詩の言葉が、子ども達や先生達を後押ししてくれる場合があるように感じます。
「第4の教育課程」の趣旨とどこかでつながるかもしれません。
坂村真民『詩集 念ずれば花ひらく』から
ねがい
ただ一つの
花を咲かせ
そして終わる
この1年草の
一途さにふれて
生きよう
すべては光る
光る
光る
すべては
光る
光らないものは
ひとつとしてない
みずから
光らないものは
他から光を受けて
光る
必然
夜は必ず明け光り必ず射してくる
念ずれば必ず花は咲き道は必ず開いてくる
この必然の祈りに生きよう
見えないからと言って
日が昇らない時が
あっただろうか
月の出ない時が
あっただろうか
見えないからと言って
なかったとは言えない
それを同じく
見えないからと言って
神さまや
仏さまが
いないと誰が言えよう
それは見る目を
持たないからだ
大宇宙には
たくさんの神や仏さまが居て
この世を幸せにしようと
日夜努力していられるのだ
一輪の花の美しさを見たら
一羽の鳥の美しさを見たら
それがわかるだろう
見ない世界の神秘を知ろう
何かをしよう
何かをしよう
みんなの人のためになる
何かしよう
よく考えたら自分の体に合った
何かがある筈だ
弱い人には弱いなりに
老いた人には老いた人なりに
何かがある筈だ
生かされて生きているご恩返しに
小さなことでもいい
自分にできるものをさがして
何かをしよう
鳥は飛ばねばならぬ
鳥は飛べねばならぬ
人は生きねばならぬ
怒濤の海を
飛びゆく鳥のように
混沌の世を
生きねばならぬ
鳥は本能的に
暗黒を突破すれば
光明の島に着くことを知っている
そのように人も
一寸先は闇ではなく
光であることを知らねばならぬ
新しい年を迎えた日の朝
わたしに与えられた命題
鳥は飛ばねばならぬ
人は生きねばならぬ
念ずれば花ひらく
念ずれば
花ひらく
苦しいとき
母がいつも口にしていた
このことばを
わたしもいつのころからか
となえるようになった
そうしてそのたび
わたしの花がふしぎと
ひとつひとつ
ひらいていった
最近、教育を考える際に、理念や技術のことが多い気がしています。
実際こんな詩の言葉が、子ども達や先生達を後押ししてくれる場合があるように感じます。
「第4の教育課程」の趣旨とどこかでつながるかもしれません。
坂村真民『詩集 念ずれば花ひらく』から
ねがい
ただ一つの
花を咲かせ
そして終わる
この1年草の
一途さにふれて
生きよう
すべては光る
光る
光る
すべては
光る
光らないものは
ひとつとしてない
みずから
光らないものは
他から光を受けて
光る
必然
夜は必ず明け光り必ず射してくる
念ずれば必ず花は咲き道は必ず開いてくる
この必然の祈りに生きよう
見えないからと言って
日が昇らない時が
あっただろうか
月の出ない時が
あっただろうか
見えないからと言って
なかったとは言えない
それを同じく
見えないからと言って
神さまや
仏さまが
いないと誰が言えよう
それは見る目を
持たないからだ
大宇宙には
たくさんの神や仏さまが居て
この世を幸せにしようと
日夜努力していられるのだ
一輪の花の美しさを見たら
一羽の鳥の美しさを見たら
それがわかるだろう
見ない世界の神秘を知ろう
何かをしよう
何かをしよう
みんなの人のためになる
何かしよう
よく考えたら自分の体に合った
何かがある筈だ
弱い人には弱いなりに
老いた人には老いた人なりに
何かがある筈だ
生かされて生きているご恩返しに
小さなことでもいい
自分にできるものをさがして
何かをしよう
鳥は飛ばねばならぬ
鳥は飛べねばならぬ
人は生きねばならぬ
怒濤の海を
飛びゆく鳥のように
混沌の世を
生きねばならぬ
鳥は本能的に
暗黒を突破すれば
光明の島に着くことを知っている
そのように人も
一寸先は闇ではなく
光であることを知らねばならぬ
新しい年を迎えた日の朝
わたしに与えられた命題
鳥は飛ばねばならぬ
人は生きねばならぬ
念ずれば花ひらく
念ずれば
花ひらく
苦しいとき
母がいつも口にしていた
このことばを
わたしもいつのころからか
となえるようになった
そうしてそのたび
わたしの花がふしぎと
ひとつひとつ
ひらいていった