しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

有用、不用?

2012-08-08 20:31:40 | 日記
子どもフェスタは昨日より今日の方が人が多かった。263名。中学生多し。
しかし、様々な中学校が美術館レポートの宿題を出している様子だったなあ。
逆に言えば、中学生くらいになるとこういう宿題でも出さない限り、美術館にはいかないってことか・・。

私も数年前までは夏の課題で美術館レポートを課していた。
けど、ある生徒が「・・・美術館へ行く交通費がないんです。」と言ってきたことがあって、
その次の年から美術館レポートを必修にするのはやめた。
その子の家は確かに家計が大変そうだった。

今は美術部を毎年、美術館に連れて行くくらいだ。
あ、でも今日、偶然うちの学校の自分の学年の生徒が家族で来ていて、
スタッフ証を首から下げた私を見て、「せんせー、何してんの~?!!」とビックリしてた(笑)。
もちろん参加してもらって、私が説明を担当した。
「今日来て良かったよ~!!」とその生徒が最後に言ってくれて、とても嬉しかった。

今日は子どもフェスタの日の中でも特別な日で、中学校の美術部が対象の、
アートクラブツアーというのがあった。予約した中学校の美術部が来る。
本当はうちの学校の美術部も参加したかったけど、今回は様々な事情で見送った。
来年は参加したい。
ツアーの先導者は学芸員さんと、昨年もフェスタに参加していた先生。
その他のスタッフは昨日と同じように本部で一般の子どもたちに対応していた。

アートクラブツアーは1時間のツアーだったけど、
終わったあとの、子どものアトリエでお茶を飲みながらの反省会では、
学芸員さんが「しんどかったですよー・・・。」とおっしゃっていた。
というのは、反応がものすごく薄かったからという。感想を聞いても返答がない。。。。

今日は3グループのツアーがあったけど、そのうちの2グループがそうだったという。
そうでなかった1グループの中には、ものすごく反応のいい男子がいて、その子の発言が場を盛り上げたという。

美術部に入って来る子というのは、クラスでもおとなしめの子だ。
クラスでは小さくなっていて、放課後に部活に来た時は美術室で突然元気になるタイプ。
仲間うちでは騒げるし、自分の気持ちも言えるのだけど、
美術館で、しかも絵についてプロの学芸員さんに聞かれるともう大緊張なのだ。。。。。
うちの部活もたぶんそうだ。内弁慶なの。

でも、もう一人の学芸員さんが、
「もしそっけない反応でも、言葉や表情に出すのが照れくさいだけで、
たくさんのことを感じているのかもしれないし、
実際、興味はすごく深そうだったし一生懸命鑑賞してたから、
それでいいんだと思いますよ。」ともおっしゃる。
私もそう思った。今日来た子たち、一生懸命みてたもん。
語彙がまだあんまりなくて、感じたことを言葉にできないのかもしれない。

今日は小さい子だけじゃなくて、大学生のグループの方々にも説明させてもらった。
大学生はもう大人と同じとみて、がっつりと説明。楽しんでもらえたようで良かった。

でもやっぱり説明していて楽しいのは小学生低学年~中学年。
その反応の良さ、感性の鋭さに癒され、驚かされる。
学芸員さんに、
「今日、ものすごく生き生きしていらっしゃいますね!」と言われた(笑)。
ボランティアで癒されるって、本当に贅沢だと思う。
誰かの役に立っていると思えると、人間、幸せなんだね。

(じゃあ、毎日の仕事って、一体。。。。。。。。。。。

しばらくボランティアの仕事はお休みで、学校に復帰。
補習の補習をいたします。。。。。デス。

私って、仕事でも役立ってるのかしらん、
と疑問が頭をかすめて飛んでいく、暦の上ではもう秋。。。。。

・・・うわーん。。。