しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

夏が終わる日

2012-08-26 23:03:37 | 日記
あさってからもう最初のクラスが授業なので、授業計画、スライド作り。
今年は特に研修にたくさん参加してみた。
昨年までは「面白い授業のネタ探し」的なところがあったけど、
今年は、
「美術の授業が将来どんな役に立つのか、どういう力を育てることが可能か。」
が自分としてもテーマだったから、そういう研修にたくさん行ってみた。

たくさん学ぶと、今まで通りではいかないので、当然、根底から直しが必要になる。
毎年やっている授業も上のテーマで枠組みを作り直してみた。
生徒にとっても課題を制作する&自分の中の某かの力を育てる、
というのを意識できるようにしてみた。

しかし、もう今日は頭も体も死んでいる・・・・。

今日の横浜美術大の教員用WSは工芸。
金属加工、苦手だから出てみたけど。。。

やはりしんどかった。
昨年も同じ先生の彫金の講座を受けたけど、しんどかったのを思い出した。
・・・喉元過ぎれば熱さ忘れるって、こういうことかー。

たがね作りでは金属やすりで炭素鋼を削る。削り方は大変難しい。
超繊細かつ、力のいる作業。
ぐう。力がうまく入らない。
1本目は先生に手伝ってもらいながら、
2本目は自分で作ったけど、ものすごく時間がかかる。
そのうち変に力を入れすぎたのが左手首がしびれて痛くなってきた。

バーナーで炭素鋼を焼きしめる。そうすると金属は堅くなる。
赤くなったら水に入れて急冷する。そのあと一回、きつね色まで焼く、また急冷。
こうすると金属に『粘り』ができて、壊れにくくなるという。深い。。。

上手くできない時の生徒の気持ちがすごーくよくわかった。

そのあと、自分で作ったたがねを道具にして毛彫りで金属に彫り作業。
でも、疲れすぎてもうなんだか気持ち悪くなっていた。
作業はしたけど、ほぼ死んでた。。工芸、体力的にも精神的にも大変。
私ごときではまだまだダメですね・・・・。


頭は痛いけど、
とりあえず一課題の授業計画、評価計画、2回分の授業の説明スライドはできた。
最初の導入が一番大事だから、そこだけなんとかクリア。
ここからは制作の具体的手順の説明と諸注意だから、簡単な説明映像作りたい。
夏休みにできなかったのは残念・・・・。
明日から学校なんだよね。

大学からの帰り、生徒と空を見ていたら、怪しい雲があった。
一カ所から放射状に広がる雲。
地震が来るのかな、また、と思いながら帰る。
関東にいると、何となく気持ちが落ち着かない。


美術の宿題チェック、評価、所見、やることたくさん。
忙しさに負けないように、何でも前倒しにやるように。
でも適度に気を抜くように。
たまには雑貨屋さんでも巡ってみるように。
心に余裕を持って、笑うことを忘れないように。

いろんなことを自分に言い聞かせながら、前期後半『戦』に突入。
コーヒー要るなあ、また・・・。