つぼみな日々

いろんな花の蕾をもっていたい。たくさんの花を咲かせたい。
言葉を紡ぎたい私のブログです。

ハードモード1

2015-05-18 02:22:56 | 日記
5年ぶりくらいに発熱した。
発熱というより、熱発、という感じ。

なんだか節々が痛く、体がおかしいと感じて、食欲もあまりないと思いつつ栄養をつけておかなければとヨーグルトやプリンやマシュマロを買って帰った土曜日。
もう食べているうちに悪寒がして、それでも一生懸命食べて、歯を磨いて顔を洗って布団に入った。

すでに夏の肌掛け布団に変えてしまっているので、寒気に勝てない。
「寒いときはダウンのまま寝るといいよ」と誰かが冬の時期に言っていたのを思い出し、冬着のもこもこのフリースを着た。

確認のために熱を測ると、すでに38.5度だった。
しかしもっと上がるだろうなという感覚もあった。

私の熱の出し方は、人に比べて回数がとても少ないけれども、とてもインパクトのある発熱をする。
なので今回も、あぁあれか、という感じがあった。

今までで最も体温が上がったのは、新卒で勤めた会社の研修が終わった時だった。
寒い寒いとシャワーを浴びて布団にもぐると急激に熱が上がり始め、なんだかまずいと思って体温を測るとなんと「40.9」と出た。
実はこのとき、まだ体温計は検温終了の音を鳴らしていなかった。
40何度で細胞とか酵素が壊れて脳に障害が出る、というようなおぼろげな知識があったものだから恐ろしくなって体温計を脇から引き抜いたのだった。

具合が悪いとどの体勢をとっていても居心地が悪くて収まりがつかず、本当に健康って素晴らしいと考えたりする。
一方で、体がちんちんになっているのを感じながら、私の体は機能しているのだなと観察したりもする。
“ちんちん”というのは方言で、何かが熱い状態を指す擬態語で、とてもこの感じをよく表す擬態語だなと思ったり。
発熱するといつも目が乾いて、涙が出るうちに泣きたくなったりするけれど、今回はそれがないなと気付いてみたり。
口の中にも違和感があって、親知らずのところが痛むので、抜いた方がいいのかと思ってみたり。

3時間ほどで体温は39.6度まで上がって、ようやく寒くなくなったので、峠は越えた感じがした。

発熱すると水分を失いやすく、抗ストレスホルモンが分泌されて血糖値が上がってますます抵抗力が落ちてしまうなどと、仕事で得た知識で心配も増やした。
とにかく水分補給はしなければと痛い喉でたくさん水を飲んだ。
イブやロキソニンSといった痛み止め兼解熱剤のようなものはあるけれど、むやみに熱を下げてはいけない、と聞いたことがあるので渦中には飲むのをやめておく。
その代わり、ストレスはビタミンCも消費してしまう、という知識の下、ビタミンCを薬のように飲んだ。

汗がうまくかけないので熱のせいで汗びっしょりなんてことも全然ないのだけれど、邪気を吸い込ませてしまったような気がして、ふらふらの体で着ていた服や枕カバーやシーツを洗濯をする。
ついでに私もシャワーを浴びる。

この発熱で、入っていた仕事を謝ってキャンセルさせていただき、楽しみにしていた句会にも出られなかった。
そんなこともあるさと思うけれども、やっぱりピカピカの健康って素晴らしい。


須く滑らかを食ふ水羊羹




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