つぼみな日々

いろんな花の蕾をもっていたい。たくさんの花を咲かせたい。
言葉を紡ぎたい私のブログです。

菜の花パスタ

2012-03-20 23:43:32 | 日記
球体の花器に生けた花々の収まりが悪くて、花びらたっぷりの重たい花の首が折れてしまったものがあった。
ごめん、と詫びて花だけを切り落として小さな花みたいな小皿に水を入れて浮かべた。
これはこれでとてもかわいい。

買ったときはまだ青々と硬かった蕾が、がくが緩み始めて、がくの緑と中の花びらの白の縞模様になってきた。
清純な白にうっすら緑がかった花びらが顔をのぞかせている。
爬虫類とかの脱皮もそうだが、今初めて外気に触れましたというその様は、こちらが緊張してしまうほどに危うげで、触ると私の指紋がそれに残ってしまうのではないかと思うほどに柔らかそうに見える。

脱皮も開花も、どちらも自然の営みで、でも相当な、全身全霊くらいの、たくさんの力を費やしているのだと思う。
飼育されているクモなどの脱皮は場合によっては人が手伝うこともあるらしいが、基本的にはどちらも人が無理に剥がしたりこじ開けようとはできない。

咲く、勝手に。
脱ぐ、自分で。

ラクーアが家からほど近いことはもちろん知っていたが自転車を走らせてみると本当に近い。
都心のアミューズメントパークがこんなにも近くにあるのかと改めて知った。
親子連れが多く、入っているショップも私よりももっと若者向けのお店ばかりで、アジアン雑貨のお店と成城石井以外は私には特に面白くはない。
文京区はまさに都心であるにも関わらず特に出向く理由の少ない区であるように思うが、住む街としては環境が良さそうだし品がいいように感じる。

新装開店の祝い花に携帯カメラを向ける。
一瞥の視線をいくつか感じる。
送り主の名札が映らぬよう背伸びして。

帰り道、また違う花屋さんにも寄る。
家にはさすがにもう連れて帰れない。
アラベスク模様のガラスのコップみたいなフラワーベースを買う。

球根のヒヤシンスの匂いがふっと私の前をよぎる。
脳裏に浮かんだ映像は、小学校の陽だまりの中の教室。
なんだろう、ということもないが、全然いい匂いではない。


良いとか悪いとかじゃないんですよ、信者だから買うんです。
言う人が言うと、非常にかっこいい。

前からずっと思っていたことをやってみようかと思う。
やり切れるかもわからないようなことだけど、私の中のひとつの実験と挑戦。

今日はずっと、サカナクション。



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