〔一部引用。全文は「かわむらひさこのHP」から(リンク)〕
控訴趣意補充書(3)
2007(平成19)年10月2日
弁護人の主張する控訴の趣意の要旨及び控訴の趣意の補充は次のとおりである。
1 はじめに
控訴審の冒頭にあたり、控訴趣意書及び控訴趣意補充書の要旨を陳述する前に、原判決の基本的問題点について述べることする。
被告人は、30数年間、教育一筋に携わり、定年の年、都立板橋高校で社会 . . . 本文を読む
秋色ようやく濃い東京高裁大法廷で、板橋高校卒業式「日の丸君が代」威力業務妨害罪事件控訴審が始まった
ほぼ満席の傍聴席注目の中、弁護団の5人(加藤、小沢、平松、只野、大山)が「控訴趣意補充書(3)」を口頭陳述した。
主張の骨子は次の通り。①法令適用の誤り(原判決が認定した事実に基づくと、威力業務妨害罪は成立しない。成立したとしても被害法益は保護法益に比して軽微である。) ②憲法21条違反(保護 . . . 本文を読む