パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

アベを倒そう!(291)<生徒の個人情報収集管理と教職員パソコンの管理統制>

2017年07月29日 | 日の丸・君が代関連ニュース
<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
 ▲ 稲田防衛大臣が辞任しました。
 安倍首相は次々にオトモダチを失い孤立状態になりました。
 今こそアベに対する集中砲火を浴びせる時です。
 明日(7月29日)18時から、「安倍内閣総辞職を求める全国一斉緊急市民街頭行動」が行われるようです。(東京は渋谷ハチ公前です)
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 ▲ <7・23「日・君」問題等全国学習交流集会>で、現在、
  ①生徒の個人情報がいかに国家により集中管理されようとしていいるか、
  ②教職員の教育活動がいかに管理統制されつつあるか、
 という問題が報告されました。
 ①は神奈川からの報告です。それによると、

 「県下の全ての県立学校の生徒(12万人分)の個人情報が県教委の管理下に」ということで、「セキュリティ対策」の名目で、生徒の個人情報が、県教委の管理する暗号化サーバーに一元管理され、学校での保存が許されていない、ということです。
 ですから、教職員さえも一度入力した生徒のデーターは、自由に見ることができないという事になります。
 すべて「神奈川県教育委員会情報セキュリティ対策基準(要綱)」に従わなければなりません。
 そこでその「対策基準(要綱)」の公開を請求したところ、なんと「全面非公開」の返事がかえってきたとのこと。
 (現在、公開を求めて行政不服審査請求をしているとのこと)

 ではどのような個人情報が含まれているかというと、次の通りです。
〇入学者選抜関連データ
〇転編入学試験関連データ
〇成績処理支援システム関連データ
〇生徒在籍管理等データ
〇成績評価基準関連データ
〇成績会議・卒業判定会議等データ
〇定期試験等結果素点
〇大学合否一覧等データ
〇生活指導関連データ
〇健康診断関連データ
〇要配慮生徒関連データ
〇部員名簿
〇図書貸し出し記録
 要するに入学から卒業までの個人が特定できるあらゆる個人情報です。
 中でも
  〇要配慮生徒関連データ  〇図書貸し出し記録
 などは、この情報収集が「治安対策のため」ではないかとも思われるものです。

 しかも報告者は、以下のようなことも述べていました。
 「これは神奈川にとどまらず全都道府県で進められていることである。2016年8月5日付けで、文科省は各自治体に一元管理するように緊急提言を出している。」
 『戦争できる国』に向けた動きが加速している今日、国を挙げての情報の行政権力への一極集中化は、共通番号制度(マイナンバー制度)の動きとも併せて要注意である。
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②は新潟からの教職員管理体制に関する報告です。
 新潟では、2016年度末、一人一台配当の校務用PC(パソコン)を新型に更新、「情報漏洩防止のためのセキュリティ強化」として、(株)Skyの「SKYSEA(スカイシー)」を導入しました。
 この結果以下のようなことが起きてきました。(*は報告者の意見)
 (1)管理職の承認したUSBメモリ以外は使用不可に。
    すると、「持ち帰り仕事」が難しくなった。
    *根本問題は「持ち帰り仕事が常態化している労働環境」であり、セキュリティ強化では解決できない。
 
 (2)校長・教頭などの管理職PCから、職員用PCの画面を表示できる「覗き見システム」が設定される。
    *PCのアクセス記録は原則、校務用サーバに残るものであり、管理職による「覗き見」は無意味なはず。
 (3)フィルタリング機能が強化された結果、教材研究等に必要なWebサイトまで閲覧できなくなる。
   (例)「宗教」関連が全て閲覧不可となる。東大寺・比叡山延暦寺・高野山金剛峰寺・本願寺など)
    従来は県のセキュリティ担当に申請し、必要なWebサイトのみフィルタリングを解除してもらっていたが、今回申請したところ「新システムに移行後は個別対応できない」との回答。
   *セキュリティシステムが事実上「外部委託」され、管理権限を持つはずの県当局がシステムを操作できない現状は正常か?
 これでは、自由な教育活動は全くできなくなります。
 全ての教育活動は、国が定めた教育内容に従って行われいるか、が日常的に監視されることになります。
 まさに国家主義教育の徹底であり、教育のファジズム体制化です。
 しかもそれを民間(独占資本)に丸投げしています。

 以上、二つの報告を紹介しましたが、現在教育現場で、いかに「戦争できる国」作りが急速に進行しているかが明らかになったと思います。
 しかし、このような教育は成功するでしょうか。
 確かに一時的には支配的になるかもしれません。
 しかし、人間世界も教育も学問も、もっと豊かであり、このような硬直化した教育体制は、必ずや現実にぶつかり破綻するでしょう。
 かつて戦前の教育が破綻したように。

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