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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

6月7日の人事委員会審理・傍聴者の感想

2007年06月12日 | 日の丸・君が代関連ニュース
6月7日(木)05処分撤回人事委員会審理(卒業式13グループ第2回口頭公開審理)
 請求人の意見陳述2名
 校長への尋問・・・元小平西高校校長加藤明氏・元福生高校校長宮島二郎氏
 40名の傍聴席はほぼ満席になりました。

【傍聴者の感想】

○ 武蔵高の菊池先生の意見陳述の中で、「校長が生徒の卒業委員会がアンケートをとることを禁止した」との発言があった。これは驚くべきことである。
 私は3月1日の不採用裁判の原告本人尋問において、かつての昭和高校における卒業委員会の生徒のとりくみについて証言したが、このようなアンケートを含めた生徒の意向を集約し、学習・討論のつみあげの中で卒業式がつくり出されてきた実践が数多くの都立高校でなされてきた。
 この民主的で自主的な生徒のとりくみを頭から否定し、上からの一方的な強制をおしすすめるところに石原都政による10.23通達の反教育的な行政の本質がある。これは「教育」「指導」の名に値しない国家主義的ファシズムである。
 これが今の都立高校の教育行政の実態である。そこには生徒の「姿」はなく行政(国家)による学校支配そのものであると言ってよいと思います。(樋口兼久・不採用者の会)

○ 加藤氏の、「校長として当時どう考えたかと個人としてどう考えたかという内心について」とは別であり、内心のことは答えない-という趣旨の答えに絶望的な思いです。それは職務上の言動に個人として責任はないと、個人の良心を温存し○○(文字不明)  するロボットの生き方です。そうした生き方を教育に携わる者として、年少の人々に普及しているのですね。

 宮島氏のYES,NOを明言せずにくだくだとしゃべる答え方は、彼の学校運営中にも行われていた習性なのですか?それとも、尋問を時間切れにさせ、シッポをつかませないためのテクニックなのでしょうか?また、尋問者の側も、「・・・ましたね?」「・・・でしたね?」という問いかけの多用は宮島氏のような証人に対しては有効性が低いと感じました。素人が尋問するという難しさを踏まえつつせっかくの時間に決定的な証言を引き出すためのパフォーマンス・テクニックを追究する必要があると思います。
 プロである弁護士さんたちも忙しいでしょうが、こうした面の「軍師」・指導者になってくださるよう望みます。

○ 再発防止研修の当日、5時間も授業のあるA先生が、代替日を示しても変更を認められなかったことに福生の前校長の宮島二郎氏が、再発防止研修に行くように言ったが、「A教諭は無言」と、校長を無視しているかのように陳述書に書き、A先生に不利な印象を持たせようとしていることが、鮮明になった
 また、授業のある日に、再発防止研修を受けさせられることに「教育委員会の命令に従うことが最も大切」と、授業よりも都教委という校長だと分かった。(永野厚男)

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