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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

☆ 岸田首相に「処分」下した有権者

2024年05月04日 | 平和憲法

  =たんぽぽ舎です。【TMM:No5017】「メディア改革」連載第150回=
 ☆ 衆院3補選、自民全敗で自民党は解党解散を

浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

 「日本列島を対中戦争の最前線に差し出す岸田自公政権に鉄槌を」。私が社民党系の月刊「進歩と改革」(進歩と改革委員会、前海満広編集長)6月号(5月8日発行)に書いた9頁の記事の見出しだ。

 米国の命令に従い、軍事化を進めてきた岸田文雄首相は4月8日から14日まで米国を国賓として訪問した。岸田氏は外交で支持率を上げようとしたが、一部のメディア調査で2~3ポイント上昇した程度で、支持率は20%台で、不支持が60%前後に達する状況は変わっていない。

 日本人民は、半世紀にわたり統一協会とズブズブの関係にあり、20数年間、派閥パー券裏金疑獄の組織犯罪を続けてきた政権党、自民党の解党・解散を求めていることが4月28日投開票の衆院東京15区・島根1区・長崎3区の各補欠選挙で明らかになった。

 NHKは投票が締め切られた午後8時、いずれも立憲民主党の公認候補の当選確実を報じた。3区とも“ゼロ打ち”速報だった。極めて異例だ。NHKは大河ドラマ「光る君へ」の放送開始時間を10分遅らせ、衆院補選の特番を10分間放送した。

 岸田首相は選挙運動最終日の27日、二度目の島根入りをして、自民候補を応援した。首相の最終日の応援は極めて珍しい。ところが、自民党は不戦敗2区も含め全敗で、共産・社民の支援を受けた立憲候補が、自民と他の政権反対党に大差をつけて圧勝した意味は大きい。

 3月にたんぽぽ舎の学習会で講演した郷原信郎弁護士は今回の岸田首相の“惨敗”が政治資金制度論にも大きな影響を与えると見ている。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/55a4f4422cc28b2cac4feb41d078abfa49e4b17c

 

 ☆ 自民党の解党・解散に追い込み新政権を

 フジテレビ政治部の高田圭太記者は28日夜の「Mr.サンデー」で、「自民党本部の受け止めは中打撃ぐらい、そこまで動揺してない」「今回、お灸をすえられたが、これで終わりにしたい」。
 スタジオに隣にいた前明石市長の泉房穂氏「島根でこれほど大差をつけられるのは『自民さようなら』だと思う」とズバリ指摘。SNSでは「泉さんがいなかったらヤバいよこの番組」などというコメントが相次いだ。

「自民・公明・維新・国民・都民の全員落選運動を」
「自民党が滅びなければ日本が滅ぶ。もう、自民党は解党すべき。未だに連立離脱をしない、公明党は解党を。政権交代が実現され、自民党・公明党が分裂解党するまで、お灸をすえ続けなければならない」
https://twitter.com/siroiwannko1/status/1784601870834741313

 れいわ代表の山本太郎参院議員は24日の参院予算委で、「能登の生活復旧に政府は本気で取り組んでいない。今日の奥能登の姿は、明日の私」と強調。その上で、「米国ではなく奥能登に行っていただきたい」と岸田氏に要請した。
 山本氏はまた、「米国とともにあると米議会で演説するより、今いちばん困っている能登半島の被害者と共にあるのが総理大臣の仕事」と訴えた。25日の新聞各紙は山本氏の質問をまったく報じていない

 TBS「Nスタ」の井上貴博キャスターらは「自公は問題だが、野党にも代わる首相候補がいない」と連日コメントしている。
 そうだろうか。自民党の議員より、国のリーダーにふさわしい政権反対党の政治家はいくらでもいる。米軍占領に反対し、原発反対、消費税ゼロ、大学無償化、奨学金返済援助を掲げる山本議員に5年間ぐらい首相を務めてもらってはどうかと考える。

 岸田氏は山本氏の進言を無視して、1日からフランス、ブラジル、パラグアイを訪問している。外務官僚が首相の連休ツアーとしてセットしたのだろうが、この時期に外遊とはあまりに無神経だ。岸田氏には、内閣記者会(常勤幹事社19社)の記者20数人が政府専用機に箱乗りで同行している。他の閣僚、党役員もキシャクラブの番記者たちを引き連れて外遊三昧だ。

 「自由で開かれた経済」「新しい資本主義」などと空虚な言葉を弄ぶのではなく、誤った経済政策、アベノミクスで疲弊し、格差拡大で困窮化する民衆を救うため、破綻する日本経済の再建に全力を尽くす時だ。


 ☆ 脱原発・大学無償化・消費税ゼロの実現を

 私は2022年7月、自民党が統一協会と半世紀一体で選挙運動、政治活動を続けてきたことが判明した後、自民党は政治資金規正法で規定する「政党」として存続してはならず、岸田総裁は党の解散届を総務相に提出すべきだと主張してきた。

 23年末にパー券裏金疑獄も発覚した自民党を解党解散に追い込まなければならない。テレビ各局は次の「党の顔」に石破茂氏や小泉進次郎氏が浮上したなどと報じている。「選挙の顔」すげ替えで、ごまかすことはできない。
 2012年12月以降続く安倍・安倍傀儡政治を終焉させよう

【筆者から:本連載も今回が150回になりました。記者生活は53年目に入りました。企業メディアを改革し、市民の独立メディアを創設するという、同時作業が必要だと思います。たんぽぽ舎のメルマガは後者。これからも書き続けます。ご意見、要望などありましたら、たんぽぽ舎へお知らせください。】

『たんぽぽ舎』メルマガ:地震と原発情報(2024年5月1日)

 


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