◆ 人口の40%が75歳以上、16%が貧困層、これが数年後の日本の姿!? (不動産投資の楽待)
投資家にぜひチェックしていただきたいオススメの書籍を取り上げる企画。
今回は、江上治氏の『あなたがもし残酷な100人の村の村人だと知ったら』(江上 治/経済界)です。
本書で気になったデータをいくつか見ていきましょう。
一番残酷なのは、急激な人口減少。もし日本が100人の村だった場合、35年後の2050年には子どもが13人→10人、働き手は61人→52人、老人は26人→39人にそれぞれ変化します。
実に全体の4割が75歳以上の老人になるわけです。
借金問題も深刻です。実はこの村は、お金を稼ぐ人が減り続けているのに、借金は村人が1年間に稼ぐ総額の2倍以上もあるといいます。
家庭に例えると、この国は年収360万円の家庭で、年に588万円が必要で、年間の不足額は228万円にのぼります。目を背けてはならないのは、若者にこの借金のツケを回している事実です。
本書によると、正社員で最も多い年収帯は、男性が500~699万円で、女性が200~299万円、非正規社員になると、男性が100~199万円で、女性が100万円未満だそう。
この村の子ども(18歳未満)の約16%は貧困層に分類され、貧困層の数は年々増えていますが、その半分の子どもたちが母子家庭です
。こうした状況もあって、100人の村の50人以上が「生活がきつい」と嘆いています。
いかがでしょうか? こうして見ると、非常に過酷ともいえる日本経済の現状が見えてくることでしょう。
このように、日本とお金の関係が分かりやすく解説されている一冊です。
土井 英司
『不動産投資の楽待 - Yahoo!ファイナンス』(2016/2/19)
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20160219-00000745-rakumachi-column
投資家にぜひチェックしていただきたいオススメの書籍を取り上げる企画。
今回は、江上治氏の『あなたがもし残酷な100人の村の村人だと知ったら』(江上 治/経済界)です。
本書で気になったデータをいくつか見ていきましょう。
一番残酷なのは、急激な人口減少。もし日本が100人の村だった場合、35年後の2050年には子どもが13人→10人、働き手は61人→52人、老人は26人→39人にそれぞれ変化します。
実に全体の4割が75歳以上の老人になるわけです。
借金問題も深刻です。実はこの村は、お金を稼ぐ人が減り続けているのに、借金は村人が1年間に稼ぐ総額の2倍以上もあるといいます。
家庭に例えると、この国は年収360万円の家庭で、年に588万円が必要で、年間の不足額は228万円にのぼります。目を背けてはならないのは、若者にこの借金のツケを回している事実です。
本書によると、正社員で最も多い年収帯は、男性が500~699万円で、女性が200~299万円、非正規社員になると、男性が100~199万円で、女性が100万円未満だそう。
この村の子ども(18歳未満)の約16%は貧困層に分類され、貧困層の数は年々増えていますが、その半分の子どもたちが母子家庭です
。こうした状況もあって、100人の村の50人以上が「生活がきつい」と嘆いています。
いかがでしょうか? こうして見ると、非常に過酷ともいえる日本経済の現状が見えてくることでしょう。
このように、日本とお金の関係が分かりやすく解説されている一冊です。
土井 英司
『不動産投資の楽待 - Yahoo!ファイナンス』(2016/2/19)
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20160219-00000745-rakumachi-column
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます