パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

処分撤回を求めて(47)

2007年08月15日 | 日の丸・君が代関連ニュース
東京・全国の仲間の皆さんへ。(転送・転載歓迎。重複はご容赦下さい。一部報道関係者にも送信しています。)
被処分者の会近藤です。

 「処分撤回を求めて(47):私たちは負けない!今後もご支援を!を配信します。

■猛暑に負けず奮闘している仲間の皆さんに暑中お見舞い申し上げます。
 明日は、日本軍国主義の敗戦62年になります。日本軍国主義を賛美し「戦後レジームからの脱却」を叫ぶ「靖国派」中心の安倍内閣は、参議院選挙の大敗北にも拘らず、憲法改悪の悪しき狙いを推進する構えです。「不戦の誓い」を新たに、連帯の輪を広げ、「戦争をする国」にしないため、共に頑張りましょう。

■さて、この「処分撤回を求めて」も配信開始から1年余りを経過しました。不定期の配信でご迷惑をおかけしましたが、ご愛読に感謝します。

■9・21判決から1年-あの感激を忘れない!
 この1年を振り返ると、何と言っても「10・23通達は『思想・良心の自由』を侵害し、『教育の不当な支配』に当たり」、「国歌斉唱・ピアノ伴奏の義務なし」「いかなる処分もしてはならない」との「画期的」な9・21東京地裁判決(民事36部難波裁判長)の感激を忘れることができません。(都教委が高裁に控訴し係争中)

■教基法改悪の中、処分取消を提訴
●その後教育基本法が改悪され、「改憲手続き法案(国民投票法案)」が国会で強行採決されました。
●こうした情勢の中、2月、私たち都立学校の被処分者は、173名の大原告団で、東京「君が代」裁判(04年処分取消訴訟)を東京地裁に提訴(民事19部中西裁判長)し、来る10月4日には第3回口頭弁論を迎えます。
●その後小中学校・障害児学校の被処分者(19名)も処分取消訴訟を同地裁に提訴しています。

■厳しい司法の現実の中で
●9・21判決を勝ち取ったとは言え、司法の場での闘いも生易しいものではありません。2月、10・23通達以前の事件を争った「ピアノ裁判」で、最高裁は「原告の請求を棄却」し、敗訴が確定しました。
●6月20日、「君が代」解雇裁判で、東京地裁民事11部(佐村裁判長)は、「原告の請求棄却」の不当判決を下しました。原告10名は、8月2日、東京高裁に控訴しました。
●また、「再発防止研修取消裁判」(原告は04年被処分者137名)では、7月19日、東京地裁民事19部(中西裁判長)は、「服務事故再発防止研修」が適法だとして、原告の損害賠償を認めず、請求を「棄却」しました。
 原告団・弁護団は、判決内容を慎重に検討し、原告の意見集約をした結果、7月31日、「控訴しない」ことを公式に声明しました。
 その理由は、請求が「棄却」されたとは言え、①再発防止研修に「実質上の歯止め」をかける内容であること、②憲法が保障する「思想・良心の自由」を広く認めでいること、③今後の処分取消訴訟(東京「君が代」裁判)を始めとする各裁判の「足懸かり」となっていること、等です。

■しかし私たちは負けません!
 9・21判決を無視して大量処分を乱発する都教委に対して、先ず自らが全力で闘いながら支援の輪を広げて行きます。この8月も闘いが続きます。

■人事委員会審理を傍聴しよう!
 05年3月卒業式・4月入学式で不起立・ピアノ不伴奏を理由に処分された教職員46名は、都人事委員会に不服審査請求を行い、処分取消を求めて、人事委員会審理を闘っています。
 これまで、公開口頭審理で、本人意見陳述、校長尋問を行ってきました。
 公開口頭審理では、都教委の「教育の不当な支配」を明らかにする数々の証拠を積み重ねています。また、被処分者に対する不当な人事異動・再発防止研修・校内研修・昇給差別の実態なども明らかにされています。
 また、米長教育委員などの都教委幹部の共通証人尋問を強く求めています。
 多くの皆さんの絶大な支援と傍聴をよろしくお願いします。

●◎●都人事委員会公開口頭審理日程●◎●
 05年卒・入学式の処分取消を求め7月より3回目の審理に入り、校長尋問を行っています。
 ●時間(共通)14時(傍聴抽選は10分前、都庁第1庁舎北棟38F)
 ●場所(共通)人事委員会審理室(都庁第1庁舎北棟39F)
 * 在籍校名(全定区別なし)は全て処分当時のものです。

 ◎8月23日(木)卒業式⑪グループ3回目審理
    証人尋問:大崎高校校長・請求人本人
    請求人:向丘・墨田川・本所・向島工業・大崎(4名)・小山台・駒場・目黒(2名)・大森・田園調布各高校

 ◎8月28日(火)入学式③グループ3回目審理
    証人尋問:多摩工業校長・羽村高校校長
    請求人:千歳丘・紅葉川・多摩工業・久留米・羽村各高校


●◎●都庁包囲アクション(8月27日)に案内●◎●
 ★日時 2007年8月27日(月)午後4時~6時
 ★場所 都庁第2庁舎前集合
 ★内容 都庁前抗議、都教委要請(被処分者の会、被解雇者の会、不採用撤回を求める会、予防訴訟をすすめる   会等々)、各個人・団体からの発言、要請行動報告
 ★その後 場所を移して本集会(6時半~)
 ★主催  8・27都庁包囲アクション実行委員会(090ー5415ー9194)
 ★賛同募集中 個人1口、1000円 団体1口2000円
  郵便振込先 00100-2ー611187
  口座名 都教委包囲ネット *その際、名前の公表の「可」・「否」を記入のこと。
 ★都教委包囲ネットのブログhttp://kenken.cscblog.jp/


************
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
被処分者の会HP(8月6日更新)↓
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/index.html.
************

コメント    この記事についてブログを書く
« 最低賃金=貧困問題 | トップ | 第2回「増田の近現代史講座... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日の丸・君が代関連ニュース」カテゴリの最新記事