2017年3月28日
大阪府教育委員会 再任用審査会会長 様◎ 2018年度再任用審査に関する要求書
私は2月17日に再任用の審査の結果を「否」と通知されました。これについては、すでに2月28日の異議申し立てで、
1.再任用は「雇用と年金の接続」のために、希望する者全員に認められるべきものであるのに、2013年の総務省通知に反して、免職に相当する事由もなく再任用を拒否していること
2.再任用の審査にあたって行われた「意向確認」は、府商工労働部からも問題を指摘され改善要請が出されているように、差別選考につながるいわゆる違反質問であることなどをあげて、再任用「否」の判断を撤回し、審査のやり直しを行うことを求めてきました。
ここにきて、さらにいくつかの大きな問題点が明らかになりました。
再任用審査会の議事録によれば、再任用「否」の判断は総合的判断と言いながら、事実上、君が代斉唱時の不起立処分とその後の「意向確認」のみによる差別選考であることが明らかです。
しかも、その判断の根拠になっている「意向確認」のうち、研修後に提出されたものは担当グループ以外へ情報の移転を認められておらず、個人情報保護条例に違反して審査会に提供されたものです。
また、審査に先立って、校長から行われた「意向確認」の報告書は、確認した内容の実態を反映していません。
私は2月28日付の「異議申し立て」で指摘したように、違反質問に相当する「意向確認」には答えられない旨返答しました。
しかし、校長の報告書では、私の返答の主旨が全く伝えられずに、単に「意向確認ができなかった」としか伝えられませんでした。なぜなら、「はい」「いいえ」以外の答えはすべて「意向確認ができなかった」と報告書に記すように、校長が教職員人事課の栗山参事から指示を受けていたからです。
このような不公正な指示の下で作成された報告書は無効と言わざるを得ません。
このように法令に違反して提供され、社会正義に反してねつ造された情報をもとに審査した結果を是とするならば、大阪はやった者勝ちの無法地帯かとのそしりを受けても仕方がありません。
非は非として認め、どうか大阪の教育を司る組織としての矜恃を示して下さい。1月30日の審査会で不起立処分を受けて再任用を「否」とされた2名の審査のやり直しを強く求めます。
なお、審査のやり直しを行わない場合は、上記指摘した点について、審査会の見解を3月30日までにお示し下さい。
大阪府立芦間高等学校 教諭 梅原 聡
『梅原さんの再任用を実現させよう』(2017年3月29日)
http://blog.goo.ne.jp/oosakanokyouiku
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