パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

日記12/28~12/31

2005年01月01日 | 藤田の部屋
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2004年12月31日(金曜日)     津波
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 今年もまた大晦日、つごもりとやら。月のない日というのは、本当にあるのだろうか。晦日に月なら、卵は四角・・・。四角の卵はなくとも、誠心のある遊女はいるような気がするが。変な一年であった。
 一月に親父が呼吸困難に陥った。歳である。91歳、33までは醜の御楯、戦後は企業戦士、一生戦い続けた。こども4人を育て上げた。立派なものである。子供に、「・・・してやったのに」、とは口が裂けても言わなかった。戦中は言うに及ばず、戦後10年がきつかったと今にして思う。40歳位までは、生死の境を彷徨った。或る意味、壮絶なる人生であった。意識不明瞭なる間、ナースセンターで徹夜で嘆願書を書き綴った。不肖の息子、私の釈放願いである。3月の事件を予期していたのであろう。そのせいか、逮捕は免れた。だが12月に起訴され、来年は裁判に明け暮れる。親父もあの世から法廷を見ていることであろう。
 鮪の取引で何十回も海外へ出かけていた。現地の土侯に顔が似ていたせいか気に入られ、インド洋あたりの島一つくれるという。貰っていたら、今頃津波にのまれていたやも知れぬ。

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2004年12月30日(木曜日)     終り夢
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 Y君の親父が、「振り込め詐欺」、に引っかかった。
 何百万という多額である。Y君に言った。「日夜、あんたのことを心配していたんだよ。変なことをやらかさないかと」。彼は憮然として言った。「一番ひどい言い方だなあ」。Y君の親父は、大物である。事後、こう言ったという。「うるせえ、がたがた言うんじゃねえ、金は天下のまわりものだ」、と。流石、特攻の生き残りである。
 金が回っていない。世の中、ますます冷え込んでいる。何らかの秘策が必要である。秘策は、「宝くじ」だ。政府の特務機関は、この宝くじに目を付けた。年末ジャンボである。1000万円と100万円当たり籤、同一番号を一万倍にして発売したのだ。この秘密作戦は大変であった。日銀、銀行その他、厳重なる統制がなされた。支払いは、日銀の裏金だ。輪転機を回したのだ。かくして、年末ジャンボは、二万人に総額1100億円の裏金支給となった。
 今年は、当たるぞ!少しは、世の中金が回るだろう。初夢ならぬ、今年最後の終り夢であった。 

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2004年12月29日(水曜日)     鵺
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 返見庸が言う。「今日の日本の状況は、ヌエのような全体主義である」、と。
 鵺、頭は猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎、声はトラツグミとされる。
 頭は排外的国粋主義、胴は右翼政党、尾はファシスト、手足は公安、声は振り込め詐欺、といったところか。
 経済的危機状況の到来で、今や権力は形振り構っていられなくなった。民衆の反乱を如何に抑圧するか、そこに至る道を如何に絶つか、その一点にすべてが集約されてきた。あらゆる反乱、異議申し立てをその小さな芽の段階で叩き潰す。言論・表現の自由は最大の敵として封殺する。いよいよ始まったということである。
 日本の保守本流が右に舵を切った。石原らを包摂してあからさまなる全体主義国家の創設に乗り出したのが、今日の状況である。
 増税、福祉切捨て、消費税20%への道は柔な弾圧ではとても推進は不可である。共産党にたいする全面的攻勢が始まる。
 個人情報保護を名目として、出版物、インターネット関連の逮捕が始まるであろう。公安の出番である。
 立川事件の控訴及び葛飾「議会報告ビラ」逮捕は、そのことの公然たる宣言である。

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2004年12月28日(火曜日)     請負人
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 青春とは、まことに危険な季節である。よど号をハイジャックした9名の青年は、そのことで自らの人生を破滅に追い込んだ。
 田宮は、塩見との徹夜の話し合いの後急死する。事態の真相を悟って絶望したのであろうか。
 岡本は最後まで一人反逆して殺される。拉致されてその妻とされた女性とともに。
 北に行って生き抜くためには、金日成に帰依せざるをえない。帰依することは、言い換えれば駒として使われることを意味する。かくして工作員として彼等は生きるしか道がない。哀れな人生であった。
 一つの愚かなヒロイックな犯罪が、更なる取り返しのつかない犯罪へと向かうこととなった。欧州における日本人男女の拉致である。人を騙してその一生を奪うのである。
 有本恵子氏はコペンハーゲンで、西側諜報機関により北の工作員とともに撮影されている。日本の公安は、拉致と認識しない。愚かなことである。
 北の本質が、人質を取るということにあることは、この間の歴史が明瞭に物語っているではないか。拉致、誘拐、人攫い国家である。日本においての協力者・請負人の摘発が急務である。

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