パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

先生方の人権が守られる学校が、子どもたちの人権も守られる学校

2013年02月24日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ◎ 大阪の保護者が卒業式・入学式について中学校へ申し入れ
(BCC)(転載歓迎) 大阪のKです。
 知人のMさん夫妻は大阪市民です。子どもが中3の卒業で、2/20に校長(教頭)に申し入れをされました。了解を得て、以下に転載します。
 以上です。
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 本日娘の中学校へ懇談のついでに申し入れに行ってきました。
 添付の申し入れ書を、担任に、学年の音楽の先生の分も合わせて手渡した後、教頭先生に話をして校長先生に渡していただくようお願いしました。
 教頭先生のお話では、「何でも処分がされるので、なかなか難しい、校長に伝えることはできますが。式の主役は子どもたちなので、校長も他の教員も対面式で今年も式を行うことにしている。今のところ、それを否定する条例はないので、なんとかそこで抵抗しようとしている。」など、苦慮されているようでした。
 入れ墨の問題でも抵抗している方々がいることは希望であることを伝え、私たちも努力していくので、学校もがんばってほしいと伝えました。
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(以下、申入書)

 2013年2月20日
 ○中学校
  学校長 ○○ ○○ 様
  教職員の皆様
   ○○ ○○
   ○○ ○○
   (電話 ○○○○-○○○○)

◎ 卒業式・入学式についての申し入れ

 日頃は、子どもたちのために、大変お世話になりありがとうございます。
 3年間、多くの先生方から温かく見守られ、もうすぐ我が子もこの○中を巣立っていく時が訪れようとしています。
 子どもから、卒業式には、詞を生徒が、曲を先生が作って、オリジナルの歌を歌うのよ、という話を聞き、○中学校は子どもたちのために、本当によく考えてくれている学校だね、と親子で話をしております。
 けれども、その卒業式や入学式などについて、最近、大変、不安に思う点があり、お願いしたいことがあります。
 それは、「日の丸」掲揚・「君が代」斉唱の強制を行わないことです。
 大阪では「君が代条例」が成立し、職員の思想信条を否定する、憲法に照らしても異常な事態となっています。
 処分をちらつかせてまで、先生方に君が代を斉唱させるということは、子どもたちにも歌うことを強制する、あるいは何の説明もなく、体に染み込ませるというやり方につながります。
 しかし、日の丸・君が代が「天皇のために命を捧げる」戦意高揚に使われたことは事実であり、そのことをキチンと子どもたちに教えた上で、歌う・歌わないの自由があるということを教えることが、学校教育のはずだと思います。
 まして、学校・地域には、外国人の方もおられ、日の丸を見て、血なまぐさいつらい過去を連想される方もおられます。
 こうした中で勇気を出して、君が代斉唱を拒否した先生が処分されたりしています。
 しかし、職員への思想調査や、入れ墨調査に対しても、おかしいことはおかしいと拒否する方たちが出はじめています。
 そもそも、日の丸や君が代がなければ、入学式や卒業式の内容がつくれない訳ではなく、むしろ子どもたちを中心に考えれば、○中学校で取り組んでいただいているように、素晴らしい式がつくれるはずです。
 どうかどうか、子どもたちの人権が守られる学校であるために、先生方の人権も守られる学校であっていただきたいと考えています。
 そうしてはじめて、子どもたちは、心からいじめや差別と向き合うことができ、健やかに成長できると考えます。
 今、学校では色々と大変な問題が多く、校長先生はじめ先生方も毎日大変な状況だと存じますが、どうか以下のことをお考えいただきたいと思います。
 ・無批判に日の丸・君が代を受け入れるのではなく、その歴史を子どもたちに知らせ、戦争を起こさずに平和を創ることの大切さを教えてください。
 ・教職員の方々に国旗掲揚・君が代の起立・斉唱の命令を出さないでください
 ・式典において、子どもも大人も国旗掲揚・国歌斉唱の起立・礼が強要されることがないよう、ご配慮をお願いします。
 ・○中学校の良き伝統子どもたちが主人公の入学式・卒業式を、これからもよろしくお願いします。
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