◎ 板橋特別支援学校の教職員のみなさまへ
東京都教育委員会は、卒・入学式での「日の丸・君が代」の強制はおかしいと考え着席してきている田中聡史さんに対して、連続して処分を出しつづけています。
2013年の卒入学式の不起立からは、最高裁判決で否定された減給処分さえ出してきています。そして、質量共に改悪した服務事故再発防止研修を課して思想転向を迫っています。
本日は、都教委の指導主事が来校しての再発防止研修が行われます。前回は学校公開の6月10日にありました。その際、校長は私たちの話し合い申し入れに対して警察を呼ぴ排除するということまでしています。(裏面参照)
人権を大切にする教育を求め、思想信条に基づいた行動を続ける田中さんにこのような処分・研修が課されていること、また、学校に警察が安易に導入されることを、教職員のみなさんはどのようにお考えになりますか?
処分、研修は、校長の職務命令、不起立の現認、報告書の提出によって行われています。私たちは、真下校長に対して以下のような申し入れを送りました。
安倍政権は集団的自衛権行使容認等により、戦争ができる準備を進めようとしています。先の戦争で、どのような状況が暴走を生んだのか、その時の教育の果した役割を考えると私たちは、不安で黙っていられません。教育の場が、異を唱える者を排し命令と服従の世界にされていくことはとても恐ろしいことです。私たちは皆さんとご一緒に考えていきたいと思います。
板橋特別支援学校校長 真下 智 様
服務事故再発防止研修は、東京都教育委員会が行っていますが、校長は田中さんに研修命令を発令し、都教委の指示に忠実に従っています。
しかし、「日の丸・君が代」の強制に対しての不起立が、セクハラや体罰のような事故とは性質が違うことを校長は、十分ご承知だと思います。
この研修は、明らかに内心の自由に踏み込み思想転向を迫るものであり、決して許されるものではありません。2004年7月23日東京地裁の須藤決定、2005年の中西判決では、違憲違法の可能性があると判断されています。
安倍政権が、憲法を壊し戦争への道をひらこうとしている時に、学校では上意下達が徹底されてきています。校長が、私たちの話し合いの申し入れに対して、警察まで動員して問答無用の姿勢を通そうとしたことは、大変危険な状況だと考えます。
私たちは、地域住民、労働者の集まりですが、この問題は、学校内だけに止まるものではありません。教師や子どもの人権より国家のための教育が強められていく今の状況に強い憤りを感じます。
研修強行に抗議するとともに以下の点について、要望致します。
◆ 服務事故再発防止研修を、即刻中止しするよう都教委に働きかけてください。
◆ 服務事故再発防止研修についての校長の見解をこれまでの申し入れの回答と共に私たちに説明される場を設定し、その日時についてご連絡ください。
板橋特別支援学校校長 真下 智 様
本日一学期の終業式を迎えられ、真下校長は、「一区切り」とほっとされていらっしゃるかと思います。しかし、大きな宿題をやりのこしたまま夏休みを迎えられていることをお忘れになっては困ります。
私たちは昨年来何回も貴職に話し合いを申し入れてまいりました。入学式を前にした今年4月3日には、新任の杉本副校長に、「今日ここでお会いするのが無理であれば、いつだったら可能であるかを、ぜひ連絡いただきたい」と校長に伝えてくださるようにお話し、了解いただけたと思って帰りました。
しかしその後電話や手紙でのご連絡は一切なく、入学式でも、6月10日の田中さんへの再発防止研修でも、門に立たれる副校長は「生徒にまかないでください」と繰り返すばかりで、話し合いの設定相談はおろか、校長に届いたのか、どのような回答だったのかという質問にさえも、まったくお答えになりませんでした。
このように私たちにまったく対応しようとしない貴職は、6月10日、制・私服警察官を大挙学内に呼び込むという、まったく信じられない暴挙にでました。私たちは強く抗議します。
当時私たちは、都教委包囲ネット作成の申し入れ書を持参して、事務所窓口で訪問簿に記載のうえ、貴職が出てきて受け取ってくださるように事務長に取り次ぎを依頼していました。一方副校長は、学校公開受付のそばで、携帯をいじりながら「退去」とか「警察」とか言われていたようです。
その後間もなく、校門横にパトカーや警察のバンが到着し、ドドドと警察官多数が玄関スペースに入ってきたのです。窓口で面会を求める私たち7名に対して、20名以上の警察官です。
大きな声を出してもいない穏やかな面会要請は、警察官が押し入ったことで中断され、門の外で貴職でなく副校長に申し入れを読み上げるという事態になりました。
私たちは混乱を引き起こしたくないと判断して事務所前から静かに退去したわけですが、門の中に陣取り続けた警察官は、学校公開に訪れる親子・住民に不安感を与えていました。
このような対応に強く抗議すると共に、以下についてご回答くださるように申し入れます。
①どのような判断で、生徒と教職員の学びの場である学校に警察官を呼び込んだのですか?
②この判断は最高責任者である貴職によってなされたのですか?
③都教委と相談した上での判断ですか?
これらにっいては話し合いの場で、この間出している意見質問とあわせてご回答くださるように申し入れます。
返答は7月いっぱいに、話し合い設定は8月中におねがいします。
2014.7.28
東京都教育委員会は、卒・入学式での「日の丸・君が代」の強制はおかしいと考え着席してきている田中聡史さんに対して、連続して処分を出しつづけています。
2013年の卒入学式の不起立からは、最高裁判決で否定された減給処分さえ出してきています。そして、質量共に改悪した服務事故再発防止研修を課して思想転向を迫っています。
本日は、都教委の指導主事が来校しての再発防止研修が行われます。前回は学校公開の6月10日にありました。その際、校長は私たちの話し合い申し入れに対して警察を呼ぴ排除するということまでしています。(裏面参照)
人権を大切にする教育を求め、思想信条に基づいた行動を続ける田中さんにこのような処分・研修が課されていること、また、学校に警察が安易に導入されることを、教職員のみなさんはどのようにお考えになりますか?
処分、研修は、校長の職務命令、不起立の現認、報告書の提出によって行われています。私たちは、真下校長に対して以下のような申し入れを送りました。
安倍政権は集団的自衛権行使容認等により、戦争ができる準備を進めようとしています。先の戦争で、どのような状況が暴走を生んだのか、その時の教育の果した役割を考えると私たちは、不安で黙っていられません。教育の場が、異を唱える者を排し命令と服従の世界にされていくことはとても恐ろしいことです。私たちは皆さんとご一緒に考えていきたいと思います。
板橋特別支援学校校長 真下 智 様
◎ 抗議並びに要請書
学校と地域をむすぶ板橋の会
連帯労働者組合
北部労働者共同闘争会議
連絡先:高井 板橋区新河岸○-○-○
連帯労働者組合
北部労働者共同闘争会議
連絡先:高井 板橋区新河岸○-○-○
服務事故再発防止研修は、東京都教育委員会が行っていますが、校長は田中さんに研修命令を発令し、都教委の指示に忠実に従っています。
しかし、「日の丸・君が代」の強制に対しての不起立が、セクハラや体罰のような事故とは性質が違うことを校長は、十分ご承知だと思います。
この研修は、明らかに内心の自由に踏み込み思想転向を迫るものであり、決して許されるものではありません。2004年7月23日東京地裁の須藤決定、2005年の中西判決では、違憲違法の可能性があると判断されています。
安倍政権が、憲法を壊し戦争への道をひらこうとしている時に、学校では上意下達が徹底されてきています。校長が、私たちの話し合いの申し入れに対して、警察まで動員して問答無用の姿勢を通そうとしたことは、大変危険な状況だと考えます。
私たちは、地域住民、労働者の集まりですが、この問題は、学校内だけに止まるものではありません。教師や子どもの人権より国家のための教育が強められていく今の状況に強い憤りを感じます。
研修強行に抗議するとともに以下の点について、要望致します。
◆ 服務事故再発防止研修を、即刻中止しするよう都教委に働きかけてください。
◆ 服務事故再発防止研修についての校長の見解をこれまでの申し入れの回答と共に私たちに説明される場を設定し、その日時についてご連絡ください。
板橋特別支援学校校長 真下 智 様
◎ 抗議ならびに話し合い申し入れ書
学校と地域をむすぶ板橋の会
連帯労働者組合
北部労働者共同闘争会議
連絡先:高井由季子
板橋区新河岸○-○-○
2014年7月18日
連帯労働者組合
北部労働者共同闘争会議
連絡先:高井由季子
板橋区新河岸○-○-○
2014年7月18日
本日一学期の終業式を迎えられ、真下校長は、「一区切り」とほっとされていらっしゃるかと思います。しかし、大きな宿題をやりのこしたまま夏休みを迎えられていることをお忘れになっては困ります。
私たちは昨年来何回も貴職に話し合いを申し入れてまいりました。入学式を前にした今年4月3日には、新任の杉本副校長に、「今日ここでお会いするのが無理であれば、いつだったら可能であるかを、ぜひ連絡いただきたい」と校長に伝えてくださるようにお話し、了解いただけたと思って帰りました。
しかしその後電話や手紙でのご連絡は一切なく、入学式でも、6月10日の田中さんへの再発防止研修でも、門に立たれる副校長は「生徒にまかないでください」と繰り返すばかりで、話し合いの設定相談はおろか、校長に届いたのか、どのような回答だったのかという質問にさえも、まったくお答えになりませんでした。
このように私たちにまったく対応しようとしない貴職は、6月10日、制・私服警察官を大挙学内に呼び込むという、まったく信じられない暴挙にでました。私たちは強く抗議します。
当時私たちは、都教委包囲ネット作成の申し入れ書を持参して、事務所窓口で訪問簿に記載のうえ、貴職が出てきて受け取ってくださるように事務長に取り次ぎを依頼していました。一方副校長は、学校公開受付のそばで、携帯をいじりながら「退去」とか「警察」とか言われていたようです。
その後間もなく、校門横にパトカーや警察のバンが到着し、ドドドと警察官多数が玄関スペースに入ってきたのです。窓口で面会を求める私たち7名に対して、20名以上の警察官です。
大きな声を出してもいない穏やかな面会要請は、警察官が押し入ったことで中断され、門の外で貴職でなく副校長に申し入れを読み上げるという事態になりました。
私たちは混乱を引き起こしたくないと判断して事務所前から静かに退去したわけですが、門の中に陣取り続けた警察官は、学校公開に訪れる親子・住民に不安感を与えていました。
このような対応に強く抗議すると共に、以下についてご回答くださるように申し入れます。
①どのような判断で、生徒と教職員の学びの場である学校に警察官を呼び込んだのですか?
②この判断は最高責任者である貴職によってなされたのですか?
③都教委と相談した上での判断ですか?
これらにっいては話し合いの場で、この間出している意見質問とあわせてご回答くださるように申し入れます。
返答は7月いっぱいに、話し合い設定は8月中におねがいします。
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