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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

人事委員会審理傍聴者の声 その(32)―2

2007年08月25日 | 日の丸・君が代関連ニュース
★8.23 人事委員会傍聴者の声 その(32)―2

*「齋藤光一校長の証言について。
 被処分者が体調を壊したり、病気になったりしていることをどう思うかとの質問に、『職務を行っただけで・・・』と答えていましたね。
 こういう返答をしたのは齋藤校長だけでなく、今までの人事委員会審査で何人もの校長が同様の質問に同様な回答をしていたように記憶しています。
 結果責任に対する倫理性の欠如というか、想定される事態への責任意識の放棄というか、校長といわれる人の人間性への不信感は強まるばかりです。
 証言後、齋藤校長は休憩所で休んでいました。二三言、言葉を交わしましたが、悪びれている様子は全くありませんでした。人事委員会審査は裁判の一形態ですから、良いか悪いかを決める場ですよね。校長の結果責任についてはもっと追求した方が良いように思います。校長のおかげで何百人もの人が職を失い、体調を壊して病気になっているんですから・・・。
 校長だけが悪いなんて思ってもいませんから、校長には可哀そうですけれども、結果責任をとことん追求しないと校長の後ろに控えている都教委の姿が見えてこないんじゃないかと思います。
 酷暑の中、原告団はじめ皆さんのご奮闘に心から敬意を表します。」   (棚井行隆 元都立高校教員)

*「06年6月の都議会で、古賀俊昭自民都議とエール交換し、『学習指導要領に基づき、(起立するよう)生徒を指導すること』という、生徒への強制まで、都教委幹部は校長らに指示していたことに関し、齊藤光一校長は『都教委の指導部からの指示を聞くことは校長の義務だと考えている』と平然と語ったのを聞き、この人物は教育者か?と怒りを覚えた。
 再発防止研修の受講表を忘れた先生を、後日校長から校長室に呼び出され事情聴取が終わっているのに、さらに後日、授業を自習にさせてまで、都教委は先生を呼び出ししつっこく(40分間近く)事情聴取したとのことも明らかにされた。許さん。」   (永野厚男 ライター)

<ヒゲメモ>
 7・19の「再発防止研修訴訟」では判決は残念ながら「原告らの請求を棄却する」でした。
 傍聴者の声にもありますが、研修の受講表を忘れただけで、後日校長に指導させ、さらに授業を自習までさせて、都教委に呼び出し、40分間近くも追及し、その中に「責任をどう取るのか?」まで迫ってきたことが今回明らかにされました。
 司法の場ではいかに、研修の実態が都教委のイジメ・嫌がらせ・見せしめ以外何物でもない事が明らかにされずに悔しい思いをしています。しかし今後とも追及の手は決して緩めません。

 さらに、40代前半で退職に追い込まれたA先生は、処分時の大崎高校から定時制に異動され、同僚からも「若いのにカッコつけやがって」「独りよがり」「職務命令に従わない奴がいるから、都教委が強く出てくるのだ」等言われなき、人権感覚ゼロの同僚のイジメにもあい、心の病をさらに増し退職の道を選らばざらぬ慙愧の叫びを人事委員会審理の場で吐露しました。A先生守ることが出来なかったことが改めて悔やまれます。

 いつもながら、狭い都庁の審理室で今、何が起きているのか多くの皆さんに知っていただきたく声を送り続けます。
 教育基本法・憲法を変えて、この国が又再び「戦争する国」には、絶対に許しません。
 教育の「自由」を取り戻すまで、私達はたたかい続けます。
 今後とも、皆さんのご支援をよろしく。
               星野直之

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