東京・全国の仲間の皆さんへ。(転送・転載歓迎。重複はご容赦下さい。一部報道関係者にも送信しています。)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
★ 10・22集会成功!最高裁は司法の良心を示せ!
《撮影:平田 泉》
◆10・22集会成功を結節点に運動を拡げて!
かの悪名高い東京都教委の「日の丸・君が代」を強制する10・23通達から8年。10月22日、全都の16団体訴訟団が大同団結して「学校に自由と人権を!10・22集会」を開催し、会場一杯の342名の参加で成功を収めました。賛同を寄せて下さった250を超える個人・団体の皆さんに感謝します。
毎年、10月23日前後に開かれているこの集会も7回目となります。今年は11月から12月にかけて処分取消訴訟3件の最高裁弁論が開かれるという緊迫した情勢の中、熱気溢れる集会となりました。
「『君が代』裁判が問いかけるもの」と題して斎藤貴男さんが講演し、東京・大阪の新自由主義教育「改革」路線の危険性に警鐘を乱打しました。
澤藤統一郎弁護士は、今年5~7月の一連の最高裁判決を批判して今後の闘いについての問題提起をしました。
特別報告として大阪の井前弘幸さん(大阪・新勤評訴訟団事務局長)が「大阪府教育基本条例」との闘いを報告し(大阪府議会では継続審議、11月27日の知事選・大阪市長選後の12月府議会へ持ち越し)、日航キャビンクルーユニオン委員長の内田妙子さんが日航整理解雇との闘いを語り、支援を訴えました。
◆作家赤川次郎さんのメッセージ
同集会に作家の赤川次郎さんがメッセージを寄せてくれましたので全文を紹介しま
す。体験に根ざした心のこもったメッセージです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「心は自分のもの」 赤川次郎
「日の丸・君が代」強制の問題を取りあげた劇「歌わせたい男たち」の作者、永井愛さんと対談したときのことです。
イギリスで永井さんの劇を上演するという話があり、永井さんは執筆中だった「歌わせたい男たち」のあらすじを送りました。すると、先方から、「何年前の話ですか?」と訊いて来て、「今、今です」と返事をしたら、向うはびっくりして、なかなか信じてくれなかったそうです。
「イギリスだったら、全国的に大ストライキになるだろう」 と言われて、永井さんは「ちょっと悔しかった」と、おっしゃっていました。
今、「日の丸・君が代」強制に抵抗して処分されても、新聞やTVではほとんどニュースにさえなりません。しかし、これは民主国家として、海外から見ればとんでもない出来事なのだということを、日本人は知るべきです。
「日の丸・君が代」の問題は、その歴史的な意味にとどまるものではありません。
「炎のランナー」という映画をご存知でしょうか。戦前のパリでのオリンピックに参加したイギリス人ランナーの実話です。牧師でもある短距離ランナーは、日曜日に予選があると知って、「神の定めた安息日にレースはできない」と出場を拒みます。選手団長は彼を呼んで「愛国心」に訴え、出場を促しますが、牧師は頑として応じません。団長は苛立って、「君は傲慢だ」と非難しますが、牧師は即座に「人の信仰に立ち入ることこそ傲慢です」と反論するのです。
二十歳ごろだった私はこの言葉に強く打たれました。どんな権力も人の心に立ち入ることは許されない。
「日の丸・君が代」強制の問題もまた、「人の心に立ち入っている」からこそ許してはならないと思います。裁判官の意見や、新聞の社説などには「問題はあるかもしれないが、これくらいのことは我慢しては」という言い方が見られます。
しかし、一旦「心の中へ立ち入る」ことを許せば、次はさらに泥靴で心の中へ踏み込んで来る。それを拒むには、この一歩を拒否することです。「日の丸・君が代」の問題は、決して入学式と卒業式だけのことではないのだと、粘り強く訴えていきましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆最高裁要請行動へ!最高裁に私たちの声を伝えよう!
*最高裁要請署名第1回提出行動です。原告以外も来て下さい。署名は1万筆を突破しています。
★東京「君が代」裁判一次訴訟・第2回最高裁要請
10月26日(水) 14時40分 最高裁東門集合 15時~ 最高裁要請(代表17名)
*最高裁東門への行き方 地下鉄永田町下車・4番出口・徒歩5分(上記出口から青山通りを三宅坂交差点方面に下り、最高裁南門をフェンス沿いに右へ行き2分。
●最高裁要請署名を一刻も早く集めよう!)
◆11・2院内集会に参加を!
★国旗国歌法から10年の今 「条例」「通達」は?11・2院内集会
11月2日(水) 15時~17時(14時30分通行証配布)
衆議院第2議員会館第2会議室
発言 澤藤統一郎弁護士、水口洋介弁護士、
山田昭次さん(立教大名誉教授)
大森直樹さん(東京学芸大准教授)
大阪、東京、神奈川からの報告、等
*16時30分より文科省交渉を行います。
共催 被処分者の会など11団体
◆以下の裁判の傍聴・支援を~闘いは続きます。
★再雇用拒否撤回第2次訴訟第10回口頭弁論
(東京地裁、原告24名。07~09年再雇用拒否の損害賠償請求。)
11月21日(月) 15時開廷(抽選なし・先着順)
東京地裁103号(大法廷、定員100名)
最高裁の弁論期日指定を受けてHPを更新しました。行動予定、判決文、声明文、10・22集会チラシ、最高裁要請署名用紙など入手可能。最高裁要請のネット署名もできます。
************
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
被処分者の会HP↓(10月17日新規更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス
可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
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被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
★ 10・22集会成功!最高裁は司法の良心を示せ!
《撮影:平田 泉》
◆10・22集会成功を結節点に運動を拡げて!
かの悪名高い東京都教委の「日の丸・君が代」を強制する10・23通達から8年。10月22日、全都の16団体訴訟団が大同団結して「学校に自由と人権を!10・22集会」を開催し、会場一杯の342名の参加で成功を収めました。賛同を寄せて下さった250を超える個人・団体の皆さんに感謝します。
毎年、10月23日前後に開かれているこの集会も7回目となります。今年は11月から12月にかけて処分取消訴訟3件の最高裁弁論が開かれるという緊迫した情勢の中、熱気溢れる集会となりました。
「『君が代』裁判が問いかけるもの」と題して斎藤貴男さんが講演し、東京・大阪の新自由主義教育「改革」路線の危険性に警鐘を乱打しました。
澤藤統一郎弁護士は、今年5~7月の一連の最高裁判決を批判して今後の闘いについての問題提起をしました。
特別報告として大阪の井前弘幸さん(大阪・新勤評訴訟団事務局長)が「大阪府教育基本条例」との闘いを報告し(大阪府議会では継続審議、11月27日の知事選・大阪市長選後の12月府議会へ持ち越し)、日航キャビンクルーユニオン委員長の内田妙子さんが日航整理解雇との闘いを語り、支援を訴えました。
◆作家赤川次郎さんのメッセージ
同集会に作家の赤川次郎さんがメッセージを寄せてくれましたので全文を紹介しま
す。体験に根ざした心のこもったメッセージです。
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「心は自分のもの」 赤川次郎
「日の丸・君が代」強制の問題を取りあげた劇「歌わせたい男たち」の作者、永井愛さんと対談したときのことです。
イギリスで永井さんの劇を上演するという話があり、永井さんは執筆中だった「歌わせたい男たち」のあらすじを送りました。すると、先方から、「何年前の話ですか?」と訊いて来て、「今、今です」と返事をしたら、向うはびっくりして、なかなか信じてくれなかったそうです。
「イギリスだったら、全国的に大ストライキになるだろう」 と言われて、永井さんは「ちょっと悔しかった」と、おっしゃっていました。
今、「日の丸・君が代」強制に抵抗して処分されても、新聞やTVではほとんどニュースにさえなりません。しかし、これは民主国家として、海外から見ればとんでもない出来事なのだということを、日本人は知るべきです。
「日の丸・君が代」の問題は、その歴史的な意味にとどまるものではありません。
「炎のランナー」という映画をご存知でしょうか。戦前のパリでのオリンピックに参加したイギリス人ランナーの実話です。牧師でもある短距離ランナーは、日曜日に予選があると知って、「神の定めた安息日にレースはできない」と出場を拒みます。選手団長は彼を呼んで「愛国心」に訴え、出場を促しますが、牧師は頑として応じません。団長は苛立って、「君は傲慢だ」と非難しますが、牧師は即座に「人の信仰に立ち入ることこそ傲慢です」と反論するのです。
二十歳ごろだった私はこの言葉に強く打たれました。どんな権力も人の心に立ち入ることは許されない。
「日の丸・君が代」強制の問題もまた、「人の心に立ち入っている」からこそ許してはならないと思います。裁判官の意見や、新聞の社説などには「問題はあるかもしれないが、これくらいのことは我慢しては」という言い方が見られます。
しかし、一旦「心の中へ立ち入る」ことを許せば、次はさらに泥靴で心の中へ踏み込んで来る。それを拒むには、この一歩を拒否することです。「日の丸・君が代」の問題は、決して入学式と卒業式だけのことではないのだと、粘り強く訴えていきましょう。
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◆最高裁要請行動へ!最高裁に私たちの声を伝えよう!
*最高裁要請署名第1回提出行動です。原告以外も来て下さい。署名は1万筆を突破しています。
★東京「君が代」裁判一次訴訟・第2回最高裁要請
10月26日(水) 14時40分 最高裁東門集合 15時~ 最高裁要請(代表17名)
*最高裁東門への行き方 地下鉄永田町下車・4番出口・徒歩5分(上記出口から青山通りを三宅坂交差点方面に下り、最高裁南門をフェンス沿いに右へ行き2分。
●最高裁要請署名を一刻も早く集めよう!)
◆11・2院内集会に参加を!
★国旗国歌法から10年の今 「条例」「通達」は?11・2院内集会
11月2日(水) 15時~17時(14時30分通行証配布)
衆議院第2議員会館第2会議室
発言 澤藤統一郎弁護士、水口洋介弁護士、
山田昭次さん(立教大名誉教授)
大森直樹さん(東京学芸大准教授)
大阪、東京、神奈川からの報告、等
*16時30分より文科省交渉を行います。
共催 被処分者の会など11団体
◆以下の裁判の傍聴・支援を~闘いは続きます。
★再雇用拒否撤回第2次訴訟第10回口頭弁論
(東京地裁、原告24名。07~09年再雇用拒否の損害賠償請求。)
11月21日(月) 15時開廷(抽選なし・先着順)
東京地裁103号(大法廷、定員100名)
最高裁の弁論期日指定を受けてHPを更新しました。行動予定、判決文、声明文、10・22集会チラシ、最高裁要請署名用紙など入手可能。最高裁要請のネット署名もできます。
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
被処分者の会HP↓(10月17日新規更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス
可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
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