パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

アベを倒そう!(30)

2015年10月27日 | 日の丸・君が代関連ニュース
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  【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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  東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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  対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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 昨日(10月25日)、東京・法政大学で、▲ 「安全保障関連法に反対する学者の会」主催のシンポジウムが開かれ、定員を超える約1300人が参加、シールズのメンバーらも参加し、内容豊かなものであったことが報道されています。
 その夜、東京・杉並区では、「安倍政権NO! たたかいのはじまり 杉並集会」(主催:NO WAR 杉並)が開かれ、こちらも主催者の予想を超える170人が集まりました。
 集会では、「総がかり実行委員会」の高田建さんの話のあと、「シールズ」の本間信和さん・内山望さんらを含めてのトークセッションがありました。
 以下、その中から印象に残った部分を紹介します。

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 <高田健さん>
この度の闘いを「2015年安保」と呼んでいる。
「60年安保」「70年安保」は、終わった後敗北感が有りいずれも暗かった。
しかし今回は、敗北感がないのが特徴だ。
もっともっと闘おうという気運に満ちている。
ここ数十年の闘いは分裂・対立の闘いだった。
「なんとか一緒に」という思いはみんな持っていた。
それが今回三つの団体(1000人委員会、9条壊すな実行委員会、憲法共同センター)が一つになり、「実行委員会」を作ることができた。
そうしたら、既成の組織に組織されなかった人々も参加できる輪が生まれ、1+1+1=3ではなく、7にも8にもなった。
また、反戦平和+反原発+基本的人権+沖縄・辺野古となり、「安倍退陣!」「戦争反対!」の大きな運動に発展した。
さらに「非暴力」を掲げ大衆運動をやったことも大きかった。
しかし、警察の規制はひどかった。我々の要求を聞かなかった。
そこで正門前の車道が決壊した時に私は「正義の行動だ」と言った。
「非暴力」は無抵抗ではない。
不当な干渉には体を張って闘い、反対するのは当然だ。

今後、「総がかり」では<2000万署名>をやる。
11月3日(憲法公布の日)から来年5月3日(憲法記念日)
までの半年間でやり、有権者の大多数を組織し、野党を激励し結束を促す。
 <本間信和さん>
自分たちは勉強しながら反対してきた。
1人の主権者として安保法制に反対してきた。
今回、政治の質が根本的に変わったと思った。
気づいたときには(政治が)足元まできていた。
学生たちはみんな多くの問題を抱えている。
奨学金、自衛隊、派遣労働、生活保護などなど。
政治が自分たちの生活をむしばむようになってきていた。
このままではヤバイを思うようになった。
自分もシングルマザーだが普通の暮らしをしている方が少ない。

(「若者が割を食わされているのでは」という質問に対して)
若者には被害者意識を持つ人たちもいて、それがネトウヨにもつながり、
それが在日の人たちへの差別になったりする。

これから暮らしていく上で、どれだけ自分たちが引き受けなければならないのかと思う。
しかし「終わっているなら、始めるぞ!」という気持ちだ。

今、連帯をどう切り崩すかということが始まっている。
しかし、今年の夏、国会の内と外が繋がった。
その信頼感を揺るがさないことだ。
観客席にいていろいろ言うのではなく、自分たちは連帯しているということで、たじろがず、揺るがず、どっしり構えることが大事だ。
18歳選挙権については、政治教育が必要だが、
「君はどう思っているのか?」という問いかけが大事だと思う。
民主主義を活性化することの議論を根付かせていけたらいい。
 <内山望さん>
5月頃の安倍の記者会見を見て、「これが民主主義の国か」
と危機感を感じた。嘘をついてまで法案を通そうとする。

最初はデモに懐疑的だった。
しかし、シールズに連絡、じぶんは芸術大学なので、裏方でポスターを作りたいと思った。
しかし、デモに行ったら勇気をもらった。
自分はおかしいと思っても、声を出すことはできなかった。
そこには、憤りをちゃんと表現している同世代の人たちがいた。
デモって意味があったと思う。
また、活動していなかった人が参加するようになった。
そこが大きかった。

若者ということで声をかけられたり、チヤホヤされている感じだ。
でも、若者だろうが誰だろうが声を上げるべきだ。

シールズの<コール>のスタイルで随分変わった。
今までは<コール>に異和感を感じていた。
しかし、「民主主義って何だ?」「これだ!」とか、「ノーパサラン」というような<コール>が出てきた。
実は今起きていることは日本だけの問題ではなく、新自由主義の中で、世界全体の問題と思った。
だから自然にああいった(国際的な)<コール>になった。

今まで政治が遠い存在だった。数ヶ月で身近になった。
外野としての要求ではダメだ。自分たちが当事者を自覚して、
意見が違う人とも同じ場で話せるように、そういうことが当たり前の社会になったらいい。
自分はそういう場づくりだったらできるのではと思う。
自分が変わることが周りにも影響して連鎖していく。
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 トークセッションの中で高田さんは、
 本間さんの「自分たちは連帯しているということで、たじろがず、揺るがず、どっしり構えることが大事だ。」といった発言に対して、「脱帽」と言っていました。
 本間さんはまた、
 「これから暮らしていく上で、どれだけ自分たちが引き受けなければならないのかと思う。しかし『終わっているなら、始めるぞ!』という気持ちだ。」とも言っていました。
 「窮まれば変じ、変ずれば通じ、通ずれば久し」(「易経」)ということかと思います。
 今、若者たちは自分たちが置かれた情況から、政治を自分たちのものとして自覚しつつあるのだと思いました。
 どの時代どの社会も、社会変革の先頭に立つのは若者、ということでしょう。

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 東京では、例年卒業式の際、約10の団体がビラまきをしています。
 今年度は「戦争法」が強行採決され、まさに、「日の丸・君が代」が戦争に直結する時代になってきました。
 また来年の参院選からは18歳になった高校生たちにも選挙権が与えられます。
 したがって、来春の卒業式におけるビラまきは重要だとおもいます。

 そこで、都教委包囲首都圏ネットワークが呼びかけ、実行委員会主催で以下のような交流会が持たれますので紹介します。
 心ある方々はお集まりください。
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 <交流会名>「11・7卒業式等のビラまき交流会」
 <主 催> 11・7卒業式等のビラまき交流会・実行委員会
         (呼びかけ:都教委包囲首都圏ネットワーク、「ひのきみ全国ネット」・首都圏)
 <日 時>2015年11月7日(土) 18:30~21:00
 <場 所>阿佐ヶ谷地域区民センター 第五集会室
        (JR阿佐ヶ谷駅下車徒歩2分)
 <内 容>①参加者自己紹介
       ②これまでのビラまき経験の紹介
         ・ビラまき対象校
         ・生徒・保護者・教職員の反応
         ・管理職や警察の対応、など
       ③それらを踏まえての討論
         ・効果、教訓など
       ④来年春のビラまきについての意見交換
         ・具体的な予定校など
 <資料代>200円

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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
http://hinokimi.web.fc2.com/

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