パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

ホームレスの私が今年一番希望を持てたことは、れいわ新選組が3議席獲得できたこと

2021年12月22日 | 格差社会
  《月刊救援から》
 ◆ 刑務所花子放浪記 ④


 コロナと五輪に振り回された二〇二一年も終わり。
 私は出所後ネカフェやホテルを転々としたり、コロナに罹患したり、どんぐりころころどんぐりこな年でした。
 そんな心身安らげない日々続く中ですが、れいわ新選組から山本太郎が当選し、大石あきこ、たがや亮らと共に三議席獲得出来たことが今年一番希望を持てたことです。
 私も選挙中はれいわ新選組のボランティアで少しお手伝い参加しました。SNSで呟いたり、できる限りのことはしました。出所して一番やりたかったことだったから。
 この原稿メール作成中「ばらいろダンディー」というテレビで、やくざも反社会的勢力と知られると、仕事や生活保護から切り捨てられる社会的弱者として描かれる立場の映画が増えたと「この素晴らしき世界」などが紹介されてました。
 私が福島刑務支所にいて忘れられないのが、やくざ闇金稼業のYさんが「前に金借りにきた奴で断った奴がいて、そいつ次の日自殺した。あの時貸してやればよかったと後悔した」。
 この話を聞いて、金融バスターの宇都宮けんじさんにも知ってほしいと思った。闇金でもすがらずにはいられない現実と、金融退治だけでなく、金融に頼らないですむ政策なり救済が急務なこと。
 Yさんはやくざでも生活保護受給は出来てた人ですが、子供の頃からの苛酷な生い立ちに「素晴らしき世界」の主人公を重ねてしまいます。
 自暴自棄な時、通りすがりのホームレスに救われたと言い、炊き出しに行きホームレスと交流のある私の話に関心を寄せてくれました。
 今年はメンタリスト・ダイゴのホームレス差別発言など、社会的弱者への風当たりの酷さを改めて実感させられたものでした。
 さて一二月号は毎年恒例の収容者の皆さんからの新年号アピール告知あり。私も毎年楽しみにしています。
 また来年もよろしくです。
ゴールデンパンダ

『月刊救援 632号』(2021年12月10日)

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