パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

処分撤回を求めて(397)

2016年05月04日 | 日の丸・君が代関連ニュース
東京・全国の仲間の皆さんへ。
(転送・転載・拡散歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。

 ◆ 国立大学の国旗・国歌強制
   /四次訴訟第10回弁論の傍聴を


 ◆ 2つの労働組合全国組織が互いに連帯挨拶―メーデー分裂後初めて 明日の憲法集会へ!
 昨日5月1日、都内でもメーデー集会が行われました。被処分者の会は、日比谷メーデーの開会前に最高裁要請署名集めの行動を行い、多くの現職者・退職者の原告、元原告がメーデー集会に参加しました。
 今年のメーデーでは、共同への流れという今までにない大きな変化が印象的でした。中央のメーデー集会は、労働組合中央組織の分裂・再編で1989年以来、連合系、全労連系、全労協系の3つに分かれて開催されてきました。
 しかし今年の日比谷メーデーには、第87回中央メーデー実行委員会から井上全労連事務局長が連帯の挨拶に立ち、「安部政権の暴走を止めるため、労働者の一致する要求で団結して闘おう」などとと述べました。
 第87回中央メーデーでは、日比谷メーデー実行委員会から中岡全労協事務局長が「戦争する国への道を許さず、参院選勝利・安倍政権打倒のため、労働者の一層幅広い結集と闘いを」と力強く訴えたと報道されています(しんぶん赤旗)。戦争法廃止を求める労働者・市民の声が、27年間の確執を乗り越え、労働組合全国組織相互の共同の闘いの第一歩として結実しました。
 さて、明日は、日本国憲法発布70年目(施行69年)の憲法記念日です。被処分者の会・都立学校五者は、「『日の丸・君が代』強制は戦争への道」の原点を心に刻み、明文改憲を許さず、戦争法廃止・安部内閣退陣の国民各層の闘いに合流し、5・3憲法集会(有明防災公園)に結集します。
 5月3日(火) 明日を決めるのは私たち
 ー平和といのちと人権を!5・3憲法集会

  13時~14時30分 有明防災公園(ゆりかもめ有明駅2分 りんかい線国際展示場駅4分)
  14時30分~デモ(2コース)
  11時30分~最高裁要請署名→(目印)有明防災公園入口の被処分者の会のノボリ旗。

 ◆15の国立大学で新たに国旗掲揚・国歌斉唱を実施
 毎日新聞速報サイト
  ↓
http://mainichi.jp/articles/20160501/k00/00m/040/120000c
  =国旗・国歌=
 ◆ 新たに15大学実施 文科相要請後に
   毎日新聞2016年5月1日 08時00分(最終更新 5月1日 10時31分)

 下村博文文部科学相(当時)が昨年6月、すべての国立大(86大学)の学長に入学式や卒業式での国旗掲揚と国歌斉唱を要請した後、15大学が対応を変え、今春から国旗掲揚や国歌斉唱などを実施していたことが毎日新聞のアンケートで分かった。いずれも「大学として主体的に判断した」と答えた。うち6大学は文科相要請が学内議論のきっかけになったとした。【大久保昂、畠山哲郎】
 毎日新聞は4月、すべての国立大を対象に2015年と16年の入学式と卒業式での国旗掲揚・国歌斉唱の実施状況などについて書面で尋ね、81大学から回答を得た。福島大、東京大、東京医科歯科大、福井大、政策研究大学院大は回答しなかった。
 集計の結果、今春の式典で76大学が国旗を掲揚した。このうち弘前大、宮城教育大、信州大、和歌山大の4大学が大臣要請後に対応を変えていた。
 一方、国歌斉唱は14大学が実施。このうち今春から始めたのは、愛知教育大、兵庫教育大、奈良教育大、鳥取大、佐賀大、北陸先端科学技術大学院大の6大学。また、宇都宮大、東京学芸大、東京海洋大、島根大、九州工業大の5大学は斉唱はしなかったものの、演奏や歌手による独唱という形で、今春から式典の中に国歌を組み込んだ。
 回答があった81大学のうち、国旗掲揚も国歌斉唱も行わなかったのは、横浜国立、名古屋、京都、九州、琉球の5大学だった。
 国立大の入学式などにおける国旗掲揚・国歌斉唱を巡っては、安倍晋三首相が昨年4月の参院予算委員会で「税金によって賄われているということに鑑みれば、教育基本法にのっとって、正しく実施されるべきではないか」と答弁した。
 これがきっかけとなり、当時の下村文科相が同6月、国立大学長を集めた会議で「各大学の自主判断」としながらも、「長年の慣行により国民の間に定着していることや、国旗・国歌法が施行されたことも踏まえ、適切な判断をお願いしたい」と事実上の実施要請をした。
 また、後任の馳浩文科相は2月の記者会見で、岐阜大が国歌斉唱をしない方針を示したことに対し、「日本人として、国立大としてちょっと恥ずかしい」などと述べた。一方で下村氏や馳文科相は「強制ではない」とも述べている。
 小中高校の学習指導要領には、入学式や卒業式での国旗掲揚・国歌斉唱が定められているが、大学は指導要領の対象外となっており、こうした決まりはない。
 ◆ 国の介入に抵抗薄れ
 共栄大の藤田英典副学長(教育社会学)の話 国旗や国歌を尊重する雰囲気は自然に醸成されるのが望ましく、国が大学に要請することには違和感がある。国立大は2004年度の法人化後、資金力の差が広がっており、国からの運営費交付金の減額を心配して大臣の要請に反応した大学もあったのかもしれない。また、成果主義や説明責任を求める風潮の浸透により、国の介入に対する大学側の抵抗感も薄れているように感じる。独立性を高めるのが法人化の狙いの一つだったはずだが、逆に国への従属性を強めた面がある
 ◆ 学校に自由と人権を!
   ―粘り強く闘われている「日の丸・君が代」強制反対の裁判に絶大なご支援を!

 「日の丸・君が代」強制が大学にも広がりつつある状況を変えるには、「日の丸・君が代」強制反対の裁判に何としても勝たねばなりません。そのため被処分者の会は、粘り強く闘いを継続しています。
 その中で、最高裁判決では都教委の累積加重処分に歯止めをかけ減給以上の処分の取り消しを勝ち取りました。
 しかし、職務命令は、「間接的制約」があるが「違憲とはいえない」として戒告処分を容認したため、10・23通達に基づく都教委の暴走を止めるに至っていません。
 被処分者の会は、①通達・職務命令が違憲であること、②戒告を含むすべての処分の取り消し、③処分による精神的苦痛に対する損害賠償、を勝ち取るため、裁判と運動を車の両輪としてひるむことなく闘い抜きます。絶大なるご支援をお願いします。
 以下の裁判の傍聴、最高裁要請署名へのご協力を切にお願いします。気軽にお越し下さい。
 ★ 東京「君が代」裁判第四次訴訟第10回口頭弁論(東京地裁民事11部 原告14名)
 これまで毎回原告が都教委の教育介入のひどさを実態に即して告発してきました。今回は原告(退職教員)が、沖縄修学旅行で体験した生徒との心の交流、そして平和を希求する思いを生徒と共有する中で、「強制には従うべきでない」との思いを強くし、卒業式で不起立に至った経緯を語ります。
 また、弁護士が、最高裁が累積加重システムを断罪し、減給処分以上を違法として取り消したのちにも、都教委が性懲りもなく減給処分を出し続けていることを採り上げ、都教委の「司法の判断を無視し、暴走するファッショ的体質」を徹底的に糾弾します。ぜひお聞きください。(4次原告世話人の呼びかけの一部を引用)
5月6日(金)
 15時30分 傍聴希望者集合(抽選なし・先着順 裁判所前で案内)
 16時 開廷
 東京地裁527号(定員42名)
 報告集会:弁護士会館502号AB
 内容:原告及び弁護士の意見陳述



 ◆ 東京「君が代」裁判三次訴訟 最高裁要請署名・最高裁要請に力強いご支援を!
   ―最高裁判決の枠組みを突破し、10・23通達体制を打ち破るために

 ●最高裁要請署名(個人署名、団体署名)を集めよう!
 署名用紙は被処分者の会ホームページ(上の段)からダウンロードできます。
  ↓

http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
 ●最高裁要請行動に参加してください!
 最高裁は通常弁論は開かれません。最高裁要請が私たちの思いを伝える唯一の手段です。
 第1回最高裁要請では、個人署名7714筆、団体署名169筆を提出しました。その後も署名が続々と集まっています。今後も月1回のペースで要請行動を実施します。第2回もよろしくお願いいたします。
 ★ 東京「君が代」裁判第三次訴訟・第2回最高裁要請行動
   *集めた署名を最高裁に提出、要請を行います。
 5月26日(木)
  14時45分 最高裁西門集合・時間厳守
  15時~ 要請
 <行き方> 地下鉄永田町駅、半蔵門駅徒歩5分 最高裁南門から左手、国立劇場寄り

 ◆ 被処分者イジメ、憲法違反の再発防止研修を許すな!

 ★ 再発防止研修抗議・該当者支援行動
   *早朝からの行動ですが、ご協力を!
   *報道関係者の取材歓迎。
 5月11日(水)東京都教職員研修センター前
        (JR水道橋東口、地下鉄水道橋 都立工芸高校隣)
  8時20分 支援者集合・行動開始
  8時35分 弁護団申し入れ
  8時50分 該当者(受講者)入場、激励行動
  9時~ 研修
  12時30分頃(予定) 研修終了後、該当者激励行動
  *呼びかけ:被処分者の会
(注意)相手側の挑発にのらず、整然と行動するようご協力をお願いします。



4・22都教委要請書掲載。
三次訴訟最高裁要請署名用紙 ダウンロード可能。
「お知らせ」、通達関連裁判進行状況等随時更新。
各種判決文、声明文、行動予定、資料等入手可能。
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
事務所:〒160-0008 新宿区三栄町6 小椋ビル401号
被処分者の会HP↓(4月22日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
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