9月17日午後板橋警察署で、私たち数人は弁護士さんとともに、緊張して藤田さんの帰りを待っていました。警察が言っていた予定の3時間ほどより1時間15分くらい早く「事情聴取」は終了しました。ほっとした空気が流れました。が彼は大声で警察の不当な捜査に抗議しました。そこにいた警官も市民も耳を傾けたほどの迫力でした。
彼は人定尋問以外は完全黙秘でがんばり、板橋警察は「以降事情聴取はない」と明言しました。弁護士さんらの献身的な弁護と多くのみなさんのお陰で一つ区切りがつきました。ありもしない「威力業務妨害」を根拠にした突然の家宅捜索、5回にもわたる「出頭要求」という理不尽で不当な刑事弾圧に対して、私たちは、藤田さんを絶対に逮捕させないことを課題にして取り組んできました。逮捕という事態が、現在の状況では「起訴-有罪」に連動する可能性が余りにも濃厚であると、判断されるからです。ありもしない事実で「日の丸・君が代有罪」などは、絶対に許すことができないからです。
「呼び出し」に対しては、弁護士からの警察・裁判所への度重なる「意見書」の提出、そして東京にとどまらず全国からの3500筆もの署名が警察の策動を抑え、「逮捕はない」との判断で聴取に応じました。多くのみなさんの支援に深く感謝いたします。
弁護士を初めとする多くの方の努力、そして藤田さん本人の完全黙秘で「黙秘調書」の形で終了しましたが、警察はなお「都議会議員や都教委職員がつよく退出を求めたにもかかわらず」などとありもしない事実を尋問事項に付加し、「制止にもかかわらず卒業式を混乱させた」などという土屋都議-都教委-校長のデッチあげの構図を崩そうとしていません。
そうである以上、東京地検に書類送検以降も、決して予断を許さない状況が続くのも事実です。藤田さんへの「起訴」をやめさせ、不当な刑事弾圧に完全に終止符を打つために、東京地検に対する取り組みを継続していかねばならないと考えています。
新たに、地検に対する署名を開始したいと思います。今までのご支援に感謝するとともに、なお一層のご支援を要請したいと思います。よろしくお願いいたします。
2004年10月13日
藤田先生を応援する会 代表 福井 祥
090-1695-7153
-------------------------------------------------------------------------------
板橋高校元教員の藤田です。3月16日の都議会、都議・土屋敬之の事件捏造質問、それに応じた教育長の「法的措置」発言、3月26日の丸一日にわたる13名の捜査官による高校内の実況見分、都教委・校長連名の被害届け提出と事態は矢継ぎ早に展開していきました。
都教委にとって、卒業生が司会の「国歌斉唱」の発声直後9割余もさっと着席したことは、許すべからざる犯罪であったということです。「犯人を摘発せよ」との教育長及び石原の子分・土屋の指揮のもと、狂奔が始まったというのがこの間の状況であると考えます。卒業式直後に「産経」に連絡、翌朝、「元教員、卒業式撹乱」なる記事が紙面に踊りました。彼等はこれを公安事件としてとらえ、板橋署警備課が警視庁公安の指揮のもと異例かつ異様な捜査に乗り出したということです。
5月21日、私の遥か利根川に近い自宅まで5名が乱入、2時間に及ぶ家宅捜索、まさに異様な展開となりました。第1回の呼出しは5月31日、その後8月28日まで5回の呼出し、いずれもあまりに不当でありすべて拒否、その間、逮捕の噂が何回も流れるという状況。結構気が弱いので朝ごとに外を窺ってうろうろしていた日々もありました。8月、お盆前、弁護団、警視庁公安との連絡開始、第5回呼出し日直前に至って、初めて弁護団と署との会話成立、3時間という約束で聴取に応じることとなり、9月17日、出頭、人定尋問以外はすべて黙秘、調書捺印ということで板橋署は終了、その後、新聞によると10月7日、書類送検がなされたということです。
公安事件は、初めに筋書きがあり証言はそれに合わせるという不当極まりないものです。「市民の警察」ではなく、あいも変わらず「お上の警察」であるということ、公安に絡まれるとそこから脱出することは至難であることを実感しました。なんとか多くの方々のご支援によってここまで持ちこたえてきました。
何卒、今後ともよろしくお願い致します。
2004年10月13日
藤田 勝久
080-1149-2580
http://6720.teacup.com/fuzita/bbs
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=fujita63
彼は人定尋問以外は完全黙秘でがんばり、板橋警察は「以降事情聴取はない」と明言しました。弁護士さんらの献身的な弁護と多くのみなさんのお陰で一つ区切りがつきました。ありもしない「威力業務妨害」を根拠にした突然の家宅捜索、5回にもわたる「出頭要求」という理不尽で不当な刑事弾圧に対して、私たちは、藤田さんを絶対に逮捕させないことを課題にして取り組んできました。逮捕という事態が、現在の状況では「起訴-有罪」に連動する可能性が余りにも濃厚であると、判断されるからです。ありもしない事実で「日の丸・君が代有罪」などは、絶対に許すことができないからです。
「呼び出し」に対しては、弁護士からの警察・裁判所への度重なる「意見書」の提出、そして東京にとどまらず全国からの3500筆もの署名が警察の策動を抑え、「逮捕はない」との判断で聴取に応じました。多くのみなさんの支援に深く感謝いたします。
弁護士を初めとする多くの方の努力、そして藤田さん本人の完全黙秘で「黙秘調書」の形で終了しましたが、警察はなお「都議会議員や都教委職員がつよく退出を求めたにもかかわらず」などとありもしない事実を尋問事項に付加し、「制止にもかかわらず卒業式を混乱させた」などという土屋都議-都教委-校長のデッチあげの構図を崩そうとしていません。
そうである以上、東京地検に書類送検以降も、決して予断を許さない状況が続くのも事実です。藤田さんへの「起訴」をやめさせ、不当な刑事弾圧に完全に終止符を打つために、東京地検に対する取り組みを継続していかねばならないと考えています。
新たに、地検に対する署名を開始したいと思います。今までのご支援に感謝するとともに、なお一層のご支援を要請したいと思います。よろしくお願いいたします。
2004年10月13日
藤田先生を応援する会 代表 福井 祥
090-1695-7153
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板橋高校元教員の藤田です。3月16日の都議会、都議・土屋敬之の事件捏造質問、それに応じた教育長の「法的措置」発言、3月26日の丸一日にわたる13名の捜査官による高校内の実況見分、都教委・校長連名の被害届け提出と事態は矢継ぎ早に展開していきました。
都教委にとって、卒業生が司会の「国歌斉唱」の発声直後9割余もさっと着席したことは、許すべからざる犯罪であったということです。「犯人を摘発せよ」との教育長及び石原の子分・土屋の指揮のもと、狂奔が始まったというのがこの間の状況であると考えます。卒業式直後に「産経」に連絡、翌朝、「元教員、卒業式撹乱」なる記事が紙面に踊りました。彼等はこれを公安事件としてとらえ、板橋署警備課が警視庁公安の指揮のもと異例かつ異様な捜査に乗り出したということです。
5月21日、私の遥か利根川に近い自宅まで5名が乱入、2時間に及ぶ家宅捜索、まさに異様な展開となりました。第1回の呼出しは5月31日、その後8月28日まで5回の呼出し、いずれもあまりに不当でありすべて拒否、その間、逮捕の噂が何回も流れるという状況。結構気が弱いので朝ごとに外を窺ってうろうろしていた日々もありました。8月、お盆前、弁護団、警視庁公安との連絡開始、第5回呼出し日直前に至って、初めて弁護団と署との会話成立、3時間という約束で聴取に応じることとなり、9月17日、出頭、人定尋問以外はすべて黙秘、調書捺印ということで板橋署は終了、その後、新聞によると10月7日、書類送検がなされたということです。
公安事件は、初めに筋書きがあり証言はそれに合わせるという不当極まりないものです。「市民の警察」ではなく、あいも変わらず「お上の警察」であるということ、公安に絡まれるとそこから脱出することは至難であることを実感しました。なんとか多くの方々のご支援によってここまで持ちこたえてきました。
何卒、今後ともよろしくお願い致します。
2004年10月13日
藤田 勝久
080-1149-2580
http://6720.teacup.com/fuzita/bbs
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=fujita63
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