=全国一般東京東部労組メトロコマース支部=
◆ 定年ノー!・再び立つ
はじめてストを決行してから一年。東京メトロの売店で働くメトロレディースたちが、また立ち上がる。
レイバーネット日本から
【YouTube】ガマンも限界!東京メトロ非正規売店員がストライキ(7分3秒)2014/5/2
http://www.youtube.com/watch?v=5P6c0wLt1qU&feature=youtu.be
メトロコマースの後呂(うしろ)良子委員長は、いま毎晩眠れないほどのプレッシャーを感じていると言う。原因は、5月1日メーデーに予定されているストライキだ。
全国一般東京東部労働組合内で争議を抱えている複数支部の中から、後呂さんたちメトロコマース販売員で作るメトロコマース支部がストを決行することになった。「私たちだけでなく、全国の非正規労働者や労働組合が連帯できるようなストライキにしたいし、しなければいけないと思っている」と後呂さんは言う。
昨年3月に、65歳定年制の撤廃を求めて、はじめて24時間ストに踏み切った。支部組合員は、全員55歳以上の女性。そのうち一人がこの制度を理由に雇用を打ち切られる危機に直面していた。
後呂さんらは、仲間の雇用を守るためにストを決意。100名以上の支援者や組合員たちが社前に結集し、連帯の力で雇用をつないだ。はじめてのストは、「なにがなんだかわからないうちに終わっていた」という。
非正規労働者という立場で、権利や要求を主張するために働くことを放棄するのは不安を伴う。だが、後呂さんは「不安はむしろ組合を結成する前に感じていたが、組合結成してからは何の不安も感じない」と断言する。
東京メトロの子会社であるメトロコマース社において支部を結成した5年前から、独学や組合の勉強会などを通して、労働者や組合の権利について学んだ。その知識と背景をもって、ストライキは労働者/組合の権利だと、いまでは胸を張って行動することができると話す。
「ストに踏み切れば雇用を切られるというのは、私たちがそう思わされているだけ」だと後呂さんは実感している。それとは逆に「ストライキをしたことで、それまでまったく動かなかった会社の態度がころっと変わった。組合の人たちが言っていたことは本当だったんだ。やっぱり動くんだと実体験した」と驚きを隠さない。
ただ、ひとつだけ残念だったことがあった。メトロコマース支部のストは広く報道されたにもかかわらず、肝心の同僚がそれを知らなかったことだ。
以来、労働組合の重要性やストの意義などを理解して組合加入してもらえるように、後呂さんはストの様子がまとめられた映像『メトロレディーブルース』(2013年・ビデオプレス)を興味ある同僚13人ほどに貸し出してきた。
「この一年を通して非正規労働者間で問題意識は拡がっているが、私たち4、5人でストをしても会社は何とも思っていない。経営側を動かすには全国の非正規労働者が団結するしかない」と後呂さんは、来月のストへ向けて決意を語り、多くの仲間の支援を呼びかけている。
メトロコマース支部のストは、5月1日13時から台東区の東京メトロ本社にて決行予定。
『労働情報 886・7号』特集 ストライキ`14春闘
◆ 定年ノー!・再び立つ
はじめてストを決行してから一年。東京メトロの売店で働くメトロレディースたちが、また立ち上がる。
レイバーネット日本から
【YouTube】ガマンも限界!東京メトロ非正規売店員がストライキ(7分3秒)2014/5/2
http://www.youtube.com/watch?v=5P6c0wLt1qU&feature=youtu.be
メトロコマースの後呂(うしろ)良子委員長は、いま毎晩眠れないほどのプレッシャーを感じていると言う。原因は、5月1日メーデーに予定されているストライキだ。
全国一般東京東部労働組合内で争議を抱えている複数支部の中から、後呂さんたちメトロコマース販売員で作るメトロコマース支部がストを決行することになった。「私たちだけでなく、全国の非正規労働者や労働組合が連帯できるようなストライキにしたいし、しなければいけないと思っている」と後呂さんは言う。
昨年3月に、65歳定年制の撤廃を求めて、はじめて24時間ストに踏み切った。支部組合員は、全員55歳以上の女性。そのうち一人がこの制度を理由に雇用を打ち切られる危機に直面していた。
後呂さんらは、仲間の雇用を守るためにストを決意。100名以上の支援者や組合員たちが社前に結集し、連帯の力で雇用をつないだ。はじめてのストは、「なにがなんだかわからないうちに終わっていた」という。
非正規労働者という立場で、権利や要求を主張するために働くことを放棄するのは不安を伴う。だが、後呂さんは「不安はむしろ組合を結成する前に感じていたが、組合結成してからは何の不安も感じない」と断言する。
東京メトロの子会社であるメトロコマース社において支部を結成した5年前から、独学や組合の勉強会などを通して、労働者や組合の権利について学んだ。その知識と背景をもって、ストライキは労働者/組合の権利だと、いまでは胸を張って行動することができると話す。
「ストに踏み切れば雇用を切られるというのは、私たちがそう思わされているだけ」だと後呂さんは実感している。それとは逆に「ストライキをしたことで、それまでまったく動かなかった会社の態度がころっと変わった。組合の人たちが言っていたことは本当だったんだ。やっぱり動くんだと実体験した」と驚きを隠さない。
ただ、ひとつだけ残念だったことがあった。メトロコマース支部のストは広く報道されたにもかかわらず、肝心の同僚がそれを知らなかったことだ。
以来、労働組合の重要性やストの意義などを理解して組合加入してもらえるように、後呂さんはストの様子がまとめられた映像『メトロレディーブルース』(2013年・ビデオプレス)を興味ある同僚13人ほどに貸し出してきた。
「この一年を通して非正規労働者間で問題意識は拡がっているが、私たち4、5人でストをしても会社は何とも思っていない。経営側を動かすには全国の非正規労働者が団結するしかない」と後呂さんは、来月のストへ向けて決意を語り、多くの仲間の支援を呼びかけている。
メトロコマース支部のストは、5月1日13時から台東区の東京メトロ本社にて決行予定。
『労働情報 886・7号』特集 ストライキ`14春闘
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます