★ OKさんの再発防止研修抗議行動 8月29日(火)9時~
都教職員研修センター前(JR水道橋東口、都立工芸高校隣)
《被処分者の会通信から》
◆ ‘17年処分、残るは8月29日のセンター研修
「10・23通達」から14回目の卒業式となった今春、不起立をしたのは私を含めて2人でした。いずれも卒業生の担任でした。
例年のスケジュールと違い、事情聴取から一ヶ月経った4月20日に処分が発令されたのは、もう一人のSさんが4回目となるので、先方も減給処分に踏み込むことに慎重を期していたためだと思います。
私は3回目の不起立で戒告処分でした。一昨年度の異動でいきなり3年生の担任とされたのですが、定時制なので最終的なゴールは来年で、今年は「三修制」という高校卒業程度認定試験などの外部単位を取得した生徒だけが卒業を迎えました。
不起立をした教員が学年を持ち上がるのは難しい状況の中、クラスで一人の卒業だけを送って、ようやく担任としての私に馴染んだばかりの生徒がまた別の担任を迎えなければならないのではないかと思うと、迷いました。とはいえ、さして選択肢はありません。休もうか……、けれど一人の生徒と他の生徒を人数で比ぺることはできませんでした。
三学期に入って何度も校長室に呼び出されてきましたが、話していくうちに管理職の顔色が変わっていきました。式の前日、副校長がつぶやきました、「信頼関係を作れば立ってくれると思った僕が甘かった」。
私の現認はひっそりとなされ、むしろ管理職は周囲が私の不起立に気づかないことを願っているようでした。
発令の翌日、出勤するといきなり校長室に呼ばれました。新聞のコピーを前に困った顔の校長と珍問答を続けた挙句にわかったのは、その朝、新聞を見た人から学校に電話が入ったため、校長が動揺していたことでした。
「何か苦情でも言われましたか。」と聞くと、電話の主はただ「そういうことがあるんですね。」とだけ言っていたとのこと。結局、4年生の担任にはなれませんでしたが、“不起立隠し”が進んでいることを感じます。
処分発令は勤務校の校長室で行われましたが、発令のために派遣された担当者の態度が慇懃で、「お忙しいところ、まことに申し訳ありません」と挨拶されたのには驚きました。
だったら処分なんかしないでくださいよ、と言いたいところをこらえて発令書を受け取ると、「よろしかったらお使いください。」と差し出されたのは、なんとクリアファイル!
ゴールデンウイーク明けから始まった服務事故再発防止研修も4年前とは少し様子が異なり、何を言ってもにっこり笑って完全スルー。
以前は課題校として主幹が研修に呼ばれていましたが、今回は管理職にとどまりました。
私の研修も7月10日で2度目の訪問研修が終わり、あとは8月29日のセンター研修を残すばかりです。
こうしたささいな変化は、都教委の態度が軟化したというより、四次訴訟の原告たちが法廷で服務事故再発防止研修のひどさを訴えた成果だったのではないかと思います。“闘わずして明日はない”を胸に、今後も頑張ります。
東京オリンピックの研修センター前にに向けてイケイケの小池都政の下、闘いが見えなくされることのなきよう、引き続きみなさんのご支援をお願いします。
『被処分者の会通信 第112号』(2017年7月25日)
都教職員研修センター前(JR水道橋東口、都立工芸高校隣)
《被処分者の会通信から》
◆ ‘17年処分、残るは8月29日のセンター研修
OK(都立K高校)
「10・23通達」から14回目の卒業式となった今春、不起立をしたのは私を含めて2人でした。いずれも卒業生の担任でした。
例年のスケジュールと違い、事情聴取から一ヶ月経った4月20日に処分が発令されたのは、もう一人のSさんが4回目となるので、先方も減給処分に踏み込むことに慎重を期していたためだと思います。
私は3回目の不起立で戒告処分でした。一昨年度の異動でいきなり3年生の担任とされたのですが、定時制なので最終的なゴールは来年で、今年は「三修制」という高校卒業程度認定試験などの外部単位を取得した生徒だけが卒業を迎えました。
不起立をした教員が学年を持ち上がるのは難しい状況の中、クラスで一人の卒業だけを送って、ようやく担任としての私に馴染んだばかりの生徒がまた別の担任を迎えなければならないのではないかと思うと、迷いました。とはいえ、さして選択肢はありません。休もうか……、けれど一人の生徒と他の生徒を人数で比ぺることはできませんでした。
三学期に入って何度も校長室に呼び出されてきましたが、話していくうちに管理職の顔色が変わっていきました。式の前日、副校長がつぶやきました、「信頼関係を作れば立ってくれると思った僕が甘かった」。
私の現認はひっそりとなされ、むしろ管理職は周囲が私の不起立に気づかないことを願っているようでした。
発令の翌日、出勤するといきなり校長室に呼ばれました。新聞のコピーを前に困った顔の校長と珍問答を続けた挙句にわかったのは、その朝、新聞を見た人から学校に電話が入ったため、校長が動揺していたことでした。
「何か苦情でも言われましたか。」と聞くと、電話の主はただ「そういうことがあるんですね。」とだけ言っていたとのこと。結局、4年生の担任にはなれませんでしたが、“不起立隠し”が進んでいることを感じます。
処分発令は勤務校の校長室で行われましたが、発令のために派遣された担当者の態度が慇懃で、「お忙しいところ、まことに申し訳ありません」と挨拶されたのには驚きました。
だったら処分なんかしないでくださいよ、と言いたいところをこらえて発令書を受け取ると、「よろしかったらお使いください。」と差し出されたのは、なんとクリアファイル!
ゴールデンウイーク明けから始まった服務事故再発防止研修も4年前とは少し様子が異なり、何を言ってもにっこり笑って完全スルー。
以前は課題校として主幹が研修に呼ばれていましたが、今回は管理職にとどまりました。
私の研修も7月10日で2度目の訪問研修が終わり、あとは8月29日のセンター研修を残すばかりです。
こうしたささいな変化は、都教委の態度が軟化したというより、四次訴訟の原告たちが法廷で服務事故再発防止研修のひどさを訴えた成果だったのではないかと思います。“闘わずして明日はない”を胸に、今後も頑張ります。
東京オリンピックの研修センター前にに向けてイケイケの小池都政の下、闘いが見えなくされることのなきよう、引き続きみなさんのご支援をお願いします。
『被処分者の会通信 第112号』(2017年7月25日)
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