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「横浜教科書採択連絡会」が市教委に公開質問状

2011年06月10日 | こども危機
 ◇ 「横浜教科書採択連絡会」が市教委に公開質問状

 横浜教科書採択連絡会は、6月6日に、使用中の2010年度版と2011年度版の自由社版歴史教科書の誤りについて、6人の横浜市教育委員に「公開質問状」を提出しました。その後、記者会見40分ほど。(6月7日付の朝日・神奈川などに記事)
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1106060043/
http://www.asahi.com/edu/news/TKY201106060143.html
横浜市教育委員        様
2011年6月6日
横浜教科書採択連絡会
連絡先 

公 開 質 問 状

 日頃の教育委員としてのご苦労に、敬意を申しあげます。
 私たちは、横浜市の子どもたちの健やかな成長を願って、教科書採択の問題に関わってさまざまなとりくみをしています。一昨年に横浜市教育委員会が市内8区に採択した自由社版歴史教科書には、例として右ページ下に示しましたが、多数の間違いがあると、私たち横浜教科書採択連絡会や専門家による研究会が、昨年から指摘してきました。
 昨年11月に自由社はわずか図版7点と印刷ミスの計8ヶ所についての謝罪と訂正を現在の中学2年生に行いましたが、他の誤りはそのまま残され、今年の中学1年生用の供給本でも訂正されていません。
 今回検定に合格し、8月に採択の対象になる自由社の新版歴史教科書の見本本では、教育委員のみなさんも既にご承知と思いますが、その指摘した間違いに関わる内容は、ほぼ記述されていません。つまり、現行版の間違いを認めて、入れ替えたのではないか、とも考えられます。これらの件について、教育委員のみなさんに質問をさせていただきます。
 8月の採択時期を控えて、市民の関心が高まっていますので、教育委員個人のお名前は出しませんが、ご意見などを公表させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 該当する(  )に○をして、ご意見は<      >にお書きください。
    *    *    *    *    *    *    *

1.昨年11月に自由社はわずか図版7点と印刷ミスの計8ヶ所の訂正版を発行し、お詫びをしました。教育委員のみなさんは、その他文章表記や写真などの誤りを認めますか。
 A(   )認める。  B(   )認めない。  C(   )調べていない。
   <                                 >
2.今回の検定に合格した新版には、指摘した間違いがほとんど記述されていませんが、それは間違いを暗に認めたことになると思いますが、どうでしょうか。
 A(   )そうだと思う。  B(   )違うと思う。
   <                                 >
3. 指摘した間違いが新版では記述されていませんが、現行版にはそのまま載っており、現在8区の中学生に渡され、授業で使用させられています。間違いのままの現行版で、授業で学ばされることは、おかしいと思いますが、どうでしょうか。
 A(   )そう思う。    B(   )そう思わない。
   <                                 >
4.現在、8区の中学生に渡されて授業に使わされている教科書の間違いを自由社は訂正・配布すべきだと思いますが、いかがですか。普通の教科書会社は訂正をして今年の中学生に渡すと思われますが、自由社の現行版の 例えば、「東京駅の長さ」や「金と銀の価値」など明らかな間違いについて、「訂正とお詫び」を中学生に配布すべきと考えますが、いかがですか。
 A(   )訂正・配布すべきと思う。  B(   )訂正・配布しなくてもよい。
   <                                 >
5.多くの教科書出版社の中で自由社版歴史教科書を8区に採択したのは横浜市教育委員会であり、「責任と権限」で公正に採択したと何度も主張されています。しかし、教科書取扱審議会の答申が無視され、現場の社会科教師は全く意見も言えずに間違った教科書で授業をさせられ、中学生が学ばされるという事実は、重大な問題です。特異な歴史観の自由社版教科書に苦慮している社会科教師や中学生そして保護者は、横浜市教育委員会の対応に注目していますが、教育委員のみなさんは責任についてどう考えますか。
 A(   )責任はある。    B(   )責任はない。
   <                                 >

 ご協力ありがとうございました。
 なお、アンケートの回答は、6月15日までに同封の封筒に入れて、投函してくださるようにお願い申し上げます。

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