ひょうたん島研究会・TT(高木@千葉高退教)です。
すべての友人の皆さんへ。
以下の雑文を書いたので紹介します。
この投稿、今年最後かな?
儀礼的な挨拶をすれば、「皆さん、よいお年を!」
本気で挨拶すれば、「来年こそ、社会を変えよう!」かな?
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☆ 明後日の方向
T.T.0664(ひょうたん島研究会)
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一昨日12/26にメール発信した『瓢箪通信』で、映画『小学校~それは小さな社会~』の宣伝チラシの中の韓国とギリシャでの感想を紹介し、ぼくは次のように書いた。
「褒めすぎだと思うし・・・」。
そこでは紹介しなかったが、ドイツでの感想もあった。
「日本人は小さい頃から周りと協力する意識が自然と身についている。だから地震がきても慌てず、コロナ中もうまく対応できたんだろう」。
これもその通りなら喜ばしい限りだが、「褒めすぎ」と思わざるを得ないような記事が、昨日12/27の朝日「社会面」に載っていた。
見出しは「教員採用倍率 小中高で最低/採用数増の一方 なり手不足が深刻」。
筆者は、山本知佳・高浜行人・氏岡真弓(編集委員)の3記者。
この記事の中で紹介されているある若者の言葉。
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│ 中学で教育実習をした男性(24)は、実際の職員室を見て意欲をなくしたと│
│いう。先生たちがパソコンに向かい背中しか見せず、たまに出る生徒の話は│
│問題の指摘ばかり。指導教授から「日本の学校は教員のチームワークが持ち│
│味」と聞いていたが、「力を合わせて子どもの成長を見守るというイメージ │
│は崩れた」。自治体職員になった。 │
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こんな現状に対する解決策?も紹介されている。
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│ 文科省も対策は講じている。小学5、6年に教科担任制を広げたり、部活 │
│動の指導を学校外に委ねたりして負担軽減を図る。また、教員志願者を早く │
│確保しようと、各地の教委に採用試験の前倒し実施を要請した。ただ、朝日 │
│新聞の10月の取材では、今年度に前倒しした40機関のうち34機関で受験 │
│者数が前年度より減っていた。同省担当者は「質の高い教員の確保に倍率の│
│向上は必要」とし、「教職の魅力向上も進める」と話す。 │
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「明後日の方向を向いてる」としか、ぼくには言いようがない。けっこう大きな記事なのに「教職員増」という言葉が、一言も出てこないのも、ムカツク。
「教員のチームワーク」について書けば、「職務職階制の強化」と「教職員評価」をやっておいて、「チームワーク」が良くなるはずもない。
あ、ぼく、どっちかと言うと、「チームワーク派」じゃなくて、「教員は個人営業派」なんだけどね!
(24/12/28未明)
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