パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「日の丸・君が代」問題等全国ネットの形成へ<その4>(27)

2014年08月09日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 <転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
 (For a slogan of movement)
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  【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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  東京五輪に【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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 <緊急情報>
 千葉高教組の仲間から、▲ 高校の教科書採択について、以下のような情報が入りましたので、紹介します。
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 8月4日、実教出版の日本史教科書を選定した高校の校長あてに、千葉県の教育振興部指導課が文書を出しました。
 「選定理由の追加提出について」と題したその文書は、前代未聞の代物です。

 「採択のための説明が不十分ですので、〔中略〕下記の(1)~(4)について再度作成の上、8月13日までに担当者あてEメールで提出してください」とあり、
 「今後、提出資料等を踏まえ、ヒアリングを実施させていただきます」
 「提出資料の内容が十分でない場合は、ヒアリングを8月中に実施する場合もあり得る」
 と続きます。

 (1)は長いのですが、「国旗・国歌の取り扱いに関して〔中略〕どのような資料を使って、具体的にどう指導する計画か」といった内容です。
 (2)は「太平洋戦争における各国の犠牲者数の表記や考え方(巻末記載)について、どのような資料を使って、具体的にどう指導する計画か」というもの。
 (3)は、「「南京大虐殺」の犠牲者数について、どのような資料を使って、具体的にどう指導する計画か」というもの。南京大虐殺には、カギ括弧が付いています。
 (4)は、「(1)~(3)以外に、当該教科書を使用するに当たって補足すべき事項」です。
 県教委には、よほど強力に、右翼団体や右翼県議からの政治的圧力がかかっているのでしょう。
 その点は同情しますが、特定の教科書を対象にこんな文書を出すとは、あんまりです。
 (1)~(3)は、某右翼団体の主義主張そのものではないですか。
 右翼の政治介入で教育内容が左右されたり、現場が混乱することはあってはならないわけで、それを防ぐのが県教委の仕事ではないでしょうか。
 1点、補足します。昨日(8月5日)朝、高教組のH委員長が早速指導課へ抗議に行ってくださったのですが、やはり外部からの圧力がすさまじいようです。
 文書を出した指導課もどうかとは思いますが、県教委を追い込んで文書を出させた右翼団体や右翼県議が元凶です。
 我々は彼らを批判すべきだと思います。

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 一部の右翼勢力による実教出版教科書選定への圧力に県教委が屈し、選定した学校に対し、東京や神奈川同様の圧力をかけているわけです。
 まるで、戦前、軍部の圧力に政府も屈服し無謀な戦争に突入して行ったことの現代版のようです。
 これとの闘いが現在進行中です。

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「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
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