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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

アベを倒そう!(400)<歴史的な米朝会談>

2018年06月15日 | 日の丸・君が代関連ニュース
<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
 昨日(6月12日)、▲ シンガポールで歴史的な米朝会談が行われた。
 戦前、朝鮮半島は「韓国併合」(1910年)により大日本帝国の植民地となった。
 戦後(1945年)、大日本帝国の敗北により朝鮮民族は解放された。
 しかし、1950年に「朝鮮戦争」が起こり米軍・中国軍も含め数百万もの犠牲者が出たとも言われる。
 1953年7月、米軍中心の国連軍と中朝連合軍は休戦協定を結び休戦になった。
 以来、朝鮮半島は、北緯38度線をはさみ、北の「朝鮮民主主義人民共和国」(以下では北朝鮮と略す)と南の「大韓民国」に分断され、<戦争状態>が続いてきた。
 そうして、昨年から今年初めにかけて、特に北朝鮮と米国との対立が強まり、戦争の一歩手前まで来ていた。
 しかしそうした中、韓国では「キャンドル革命」の勝利を受け、<南北融和>を唱える文在寅権が誕生した(2017年5月)。
 そうして2018年2月に開かれた「平昌五輪」では、南北「統一旗」での入場が行われ、試合会場では「ウリヌンハナダ(私たちは一つ)」が叫ばれた。
 さらに、4月27日には周到に準備された「南北会談」が行われ「板門店宣言」が発表された。そこには、
<朝鮮半島の完全な非核化>
<朝鮮戦争の終結と南北の融和と統一>
<南・北・米の3者または南・北・米・中の4者会談の開催>
 ということが述べられていた。
 それを受けての今回の「米朝会談」であった。
 この会議の開催を巡ってはかなりギクシャクした。
 それでも最終的には、会議は開かれた。
 そして、ドナルド・トランプ大統領と金正恩委員長が署名した「共同声明」も出された。
 その中には次のようなことが述べられていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ・・トランプ大統領は北朝鮮に安全の保証を与えることを約束し、金委員長は朝鮮半島の完全非核化への確固で揺るぎのない約束を再確認した。
 新たな米朝関係の確立が、朝鮮半島と世界の平和と繁栄に寄与すると確信し・・・・次のことを言明する。
 ①米国と北朝鮮は、平和と繁栄を求める両国国民の願いに従って、新たな米朝関係の確立に取り組む。
 ②米国と北朝鮮は、朝鮮半島の持続的で安定した平和体制の構築に共に取り組む。

 ③2018年4月27日の板門店宣言を再確認し、北朝鮮は朝鮮半島の完全な非核化に向け取り組む。
 ④米国と北朝鮮は、戦争捕虜/行方不明兵の遺体回収に取り組む。その中には、すでに特定されている遺体の即時帰還も含まれる。
 トランプ大統領と金委員長は、史上初となる米朝首脳会談について、何十年にもわたる緊張と敵対的な関係を乗り越え、新たな未来に道を開いた非常に重要な画期的出来事だと認識しており、この共同声明の条項を完全かつ迅速に履行することを約束する。・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 これに対し、様々な否定的な意見も出されている。
 しかし、私はそうは思わない。

 第一に、この「共同声明」には、「③2018年4月27日の板門店宣言を再確認し、北朝鮮は朝鮮半島の完全な非核化に向け取り組む。」と明確に述べてあり、「板門店宣言」を踏まえていることがわかる。
 ということは、南北朝鮮の意思というものを尊重したものになっているのである。
 朝鮮半島の問題を本当に解決したければ、南北朝鮮の人々の意思を第一に尊重しなければならないのである。
 第二に、この「共同声明」は、歴史を踏まえたうえで出されたものであることが分かる。
 そのことは、「声明」の最後にある次の言葉によく表れている。
 「トランプ大統領と金委員長は、史上初となる米朝首脳会談について、何十年にもわたる緊張と敵対的な関係を乗り越え、新たな未来に道を開いた非常に重要な画期的出来事だと認識しており、この共同声明の条項を完全かつ迅速に履行することを約束する。」
 立派ではないか。何もケチをつけることは無い。

 ところで、「核」の問題については、「共同声明」にあるように、あくまでも「朝鮮半島の完全な非核化」なのであり、一方的な北朝鮮だけの「非核化」なのではない。
 安倍政権やマスコミ、一部の知識人たちは、盛んに「北朝鮮の非核化」と叫んでいるが、自らはアメリカの核の傘の下におりながら、また「核兵器禁止条約」に反対していながら、かつ、自らの内には「核兵器保有論者」もいながら、いくら「北朝鮮だけの非核化」を叫んでもそれは通らない話だろう。
 昨年から今年初めにかけて、朝鮮半島は朝鮮戦争再来の瀬戸際まで来ていた。
 安倍政権は「圧力一辺倒」で戦争を辞さない構えだった。
 しかし、本当に戦争になっていたら、今頃朝鮮半島や日本はどうなっていただろうか。
 何百万、何千万と言う人々が戦争の惨禍を被ることになっていただろう。

 それをこの間の、2018年「4・24南北会談」「6・12米朝会談」は救ったのである。
 どれだけ多くの人の命が救われたことか。この意義は大きい。
 そうした意味で、今回の会談はまさに「歴史的な会談」だったのである。

 そして、それをもたらした背景には、キャンドル革命を成功させた韓国人民の闘いがあったと言えよう。
 つまるところ、「人民こそが歴史を動かす原動力」という事だろう。

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