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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

One for all !  All for one ! (60、最終)

2013年04月28日 | ノンジャンル
 ▲ One for all !  All for one ! (60、最終)
<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽(germinal)ML」の渡部です。
 昨日(4月26日)、入学式での「君が代」不起立者3名に処分が発令されました。
 被処分者の会の近藤徹さんのメールによりますと、
  <入学式の処分の内訳> (  )内は近藤による注釈
  1.都立大森高校 戒告(不起立処分2回目)
  2.都立大森高校 戒告(不起立処分1回目)
  3.都立板橋特別支援学校 減給10分の1・1月(不起立処分5回目)
   計3名
  *都立大森高校の2名はいずれも新1年生担任。
 となっています。
 そうして、Tさんは昨夜、次のようなメールを流しています。
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 皆様、お元気ですか。板橋特別支援学校のTです。

 本日、4月26日、10時30分、板橋特別支援学校校長室で、私に対し、入学式での「君が代」斉唱時の不起立を理由に、校長の職務命令に違反したとして、懲戒処分が発令されました。
 処分の内容は、減給10分の1、1ヶ月。
 併せて、5月8日に、教職員研修センターでの再発防止研修を命じられれました。

 卒業式での不起立処分に続き、今回も減給1ヶ月の処分は、累積加重をさせなかったという点では、皆様方のご支援の力によるものとはいえ、それでも、重く、不当な処分です。
 また、年度途中での分限処分の可能性も無いとは言えず、情況は予断を許しません。
 皆様、度重なるお願いで恐縮ですが、再び、東京都教育委員会に対し、不当処分を撤回するよう、抗議の声を届けてください
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 また、この間の動き(都教委定例会の様子)と処分の評価については、レイバーネットの佐々木有美さんが昨日、書いてくれています。
 処分を決定した25日の都教委定例会では、傍聴者が抗議の声をあげました。
 レイバーネットに報告が掲載されていますので、ぜひごらんください。
       ↓
 http://www.labornetjp.org/news/2013/0425shobun
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 今回の処分に対する「再発防止研修」は、5月8日(水)に行われますが、近藤徹さんのメールに次のような支援行動が提起されています。
 5月8日(水)東京都教職員研修センター前
        (JR水道橋東口、地下鉄水道橋 都立工芸高校隣)
        8時20分 集合・行動開始
        8時35分弁護団申し入れ
        8時50分該当者(受講者)入場、激励行動
        12時30分頃(予定) 研修終了後、該当者激励行動 
        *呼びかけ:被処分者の会


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 まだ再発防止研修での闘いがありますが、ここで、「「One for All ! All for one !」を振り返り、今後の展望について少し述べたいと思います。
 昨年春の卒・入学式での不起立者は3名と1名になりました。
 大阪での動きや日本社会の右傾化の中で、入学式で1名となった田中さんの闘いを支援するため、昨年9月19日にこのメールシリーズを立ち上げました。
 そこには最後に次のように書きました。
 「10・23通達」10年目となる2013年春の卒・入学式は極めて重要な闘いになると思われます。
 もし乗り切ることができれば、私たちは、みんなの力を結集し、『戦前回帰を許さず、戦争策動を許さない!全国集会』(仮)を東京で開くことができるかもしれません。
 卒・入学式に向けては多くの団体市民たちが集会や要請行動やチラシ撒きなどで動きました。
 その結果、卒・入学式で6名と3名の不起立者が出ました
 なんと昨年から倍増・三倍増したのです。しかも新しい不起立者も出てきました。
 私たちは、2013年春の卒・入学式での闘いを乗り切ったと言っても過言ではないと思います。
 これは、極めて困難な状況下で、みんな(All)の力で切り開いた大きな成果だと思います。
 また、都教委に対する大きな打撃だと思います。

 あの厳しい大阪でも12名の不起立者(昨年17名)が出ています。
 したがって、今後、『戦前回帰を許さず、戦争策動を許さない!全国集会』(仮)のようなものを組織していくことが大きな課題になって来ると思います。
 どのようにしてこの課題を解決していくか。
 それはまだ漠然としていますが、具体的な闘いの中から生まれて来るであろうことは確かです。
 そうした点から言えば、現在、様々な人民の闘いが闘われています。
   ・「日の丸・君が代」強制反対闘争
   ・朝鮮学校無償化排除反対闘争 
   ・靖国神社反対闘争
   ・反原発闘争
   ・反貧困闘争
   ・沖縄普天間基地移設反対闘争 
   ・オスプレイ配備、軍備増強反対闘争(反戦)
   ・憲法改悪反対闘争
   ・TPP反対闘争
   ・消費税反対闘争 等等。
 要するに、<イデオロギー>、<政治・軍事>、<経済>の各戦線での闘いが闘われています。
 こうした中で、敵(米日独占)と味方(それ以外の人民大衆)が次第にはっきりしてきていると思います。
 ですからそれぞれの闘いを進めると同時に、「反米反独占の統一戦線構築」に向けて、同時に「国際連帯」も模索しながら、歩んで行くことだと思います。
 全国の仲間のみなさん!
 引き続き闘いを堅持していきましょう!!
 (やっと桜が満開になった東北より)

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 「One for All ! All for one !」のメールは、昨春の東京都の入学式でたった一人の被処分者になった田中聡史さんの闘いを支援し、処分を食い止めるためのものです。
 この春の卒業式では処分を食い止めることはできませんでしたが、「公務員として憲法を尊重する義務を果たしたい」と言っている田中さんは入学式でも不起立で闘いました。
 この春の卒・入学式での東京での不起立者(6人と3人)はいずれも昨年(3人と1人)を超えました。
 田中さんは一人ではなくなりました。
 闘いの火は2013年度は逆に大きくなって燃え続けています。
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 「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://houinet.blogspot.jp/
 「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://homepage3.nifty.com/hinokimi/

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