<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
ヨーロッパでは▲ ウクライナ情勢が緊迫の度を強めている。
アジアでもアメリカの国務長官ブリンケンが2月9日からオーストラリアを訪れ11日には米・日・豪・印のクアッドを開く。
ここでは台湾情勢などが論議されるだろう。
そうした中、最近日本では、国会で中国を批判する「人権決議」(2月1日)やロシアを批判する「ウックライナ決議」(2月8日)が矢継ぎ早に、しかも野党も含め、ほとんど全会一致で可決されている。
私はこれは非常に危険なことだと思う。
そうした中、千葉の友人(Tさん)から、以下のような情報を送ってもらった。この情報はすでに御存じの方も多いと思うが、極めて重要だと思うので以下に紹介し、私のコメントも付けておきたい。
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1月27日、夜19時過ぎから、岩上安身による元外務省国際情報局長 孫崎享氏インタビュー<b>▲ 「東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ有事』危機が同時に迫る!」を生中継した。
昨年から、ウクライナとロシアの間で緊張が高まっていると伝えられてきたが、年が明けて19日、バイデン米大統領が「彼(プーチン大統領)はウクライナに侵攻するだろう」と述べてから、米軍8500人に派遣準備命令が出されるなど、急速に軍事的緊張が高まっている。
孫崎氏は、外務省国際情報室長として、英国のMI6で学び、ロシア、イラク、イラン、ウズベキスタンなどに駐留したご経験をお持ちである。
孫崎氏は「最前線ですからね、世界の情報の最前線の人間の情報が入るんです」、その中で他国のインテリジェンスを担う人間達と一緒に仕事をすることで、世界の情報関係者の最前線の水準がわかったと語った。
冒頭、今回のウクライナ危機の本質を理解するために、今日に至る経緯について振り返った。
ウクライナでは2014年に首都キエフにおいて「ユーロマイダン」という反政府デモが起こり、親露政権が倒れ、親欧米政権が成立する。その中で、ネオナチ的な民族主義集団による暴行が放置され、ロシア系住民が虐殺された「オデッサの虐殺」も起きた。
親欧米政権成立後、ロシア語の禁止など、ロシア語話者への抑圧が始まる。
孫崎氏は、ウクライナにおけるウクライナ語話者とロシア語話者の比率を州ごとに比較しながら、特に多くがロシア語話者であるクリミア(9割、2014年住民投票で「独立」)、ドネツク州、ルガンスク州をどうするかが、ウクライナ危機の核心の一つだと指摘した。
孫崎氏「ロシア人から見ると、ウクライナっていうのは、第2次世界大戦で、ソ連赤軍が多大な犠牲をだして、ナチスドイツから取り返した土地です。赤軍の功績だという気持ちがあるんです」
岩上「独ソ戦は、人類の戦争の歴史の中で最も凄惨をきわめた殲滅戦だったといわれていますね。ソ連が支払った犠牲は2000万人ですから。スターリングランドまでドイツ軍が侵攻したのを、ソ連赤軍がひっくり返していって、ベルリンまで陥落させてヒットラーを自殺に追い込むところまで持っていった」
孫崎氏「(ウクライナの)国土のかなりの部分は、私たちの血でつくった土地だというね。(略)
ドネツクは75%、ルガンスクは70%はロシア人なんです。このロシア人をどう扱うかが、ウクライナ危機の核心にあるんです。ウクライナ語が喋れないとちゃんとした職をもらえない、というような扱いを受けるのであれば、我々(東部のウクライナ語話者の多い州の住民)は、ロシアと一緒になった方がいいんじゃないか、と。ここが一番大きい問題なんですよね。
ここを議論しないと、今回のウクライナ問題はわからない。
これらの州では、義勇軍が出来上がっていて、自分たちでルガンスク人民共和国を名乗り、ドネツク州自治共和国を名乗っている。そこにウクライナ軍が入ってきて戦っているんですよね」
孫崎氏は、ウクライナも、カナダのように英語を第1公用語、フランス語を第2公用語として共存させるのが一番良いと提案した。
もうひとつ、ウクライナ危機を考える上で重要なのが、「NATOの東進」である。
プーチン大統領は一貫して「NATOの東方拡大を排除する信頼ある法的に定められた保証」を求めてきた。
孫崎氏「1990年代の初めにソ連が崩壊しました。軍事力も非常に弱って、あともう20年はロシアが我々(NATO加盟国)を攻撃することはあり得ないと。もうNATOは要らないとね。NATOは基本的にはソ連の脅威に(対抗)していたわけですから。」
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私はTさんに次のように返信した。
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Tさん貴重な情報をありがとうございます。わたしも孫崎さんと同じように考えています。
今、日本の政治は対米従属で大政翼賛状況になりつつあります。
戦後、人々は「だまされた」と言いましたが、同じことが、今また「人権」とか「民主主義」とかいう言葉に騙され、眼前で進行しています。
そして、「平和憲法」さえ変えられようとしています。
天皇制を存続させ「君が代」を強制し処分する日本、多くの労働現場では政治活動が禁止され、学校では職員会議での挙手や採決が禁止されている日本には実際には「人権」も「民主主義」も言葉だけなのです。
それは沖縄の状況をみればはっきりします。
「民意」はことごとく無視されているではありませんか。
今日本は、対米従属下、「反中反露」で固められた政党・マスコミに煽られ、「鬼畜米英」ならぬ「鬼畜中露」で、再び戦前のようなことが起ころうとしています。
私達は再び騙されてはなりません。
再び「戦争の惨禍」が起きるのを食い止めなければなりません。その運動が強まれば、たとえ戦争が起きようとも、それを止めさせ、世の中を変える力になります。 渡部
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みなさん、今の世界情勢、その中での日本の大政翼賛状況をどう思いますか。
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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://hinokimitcb.web.fc2.com/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
http://hinokimi.
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ヨーロッパでは▲ ウクライナ情勢が緊迫の度を強めている。
アジアでもアメリカの国務長官ブリンケンが2月9日からオーストラリアを訪れ11日には米・日・豪・印のクアッドを開く。
ここでは台湾情勢などが論議されるだろう。
そうした中、最近日本では、国会で中国を批判する「人権決議」(2月1日)やロシアを批判する「ウックライナ決議」(2月8日)が矢継ぎ早に、しかも野党も含め、ほとんど全会一致で可決されている。
私はこれは非常に危険なことだと思う。
そうした中、千葉の友人(Tさん)から、以下のような情報を送ってもらった。この情報はすでに御存じの方も多いと思うが、極めて重要だと思うので以下に紹介し、私のコメントも付けておきたい。
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1月27日、夜19時過ぎから、岩上安身による元外務省国際情報局長 孫崎享氏インタビュー<b>▲ 「東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ有事』危機が同時に迫る!」を生中継した。
昨年から、ウクライナとロシアの間で緊張が高まっていると伝えられてきたが、年が明けて19日、バイデン米大統領が「彼(プーチン大統領)はウクライナに侵攻するだろう」と述べてから、米軍8500人に派遣準備命令が出されるなど、急速に軍事的緊張が高まっている。
孫崎氏は、外務省国際情報室長として、英国のMI6で学び、ロシア、イラク、イラン、ウズベキスタンなどに駐留したご経験をお持ちである。
孫崎氏は「最前線ですからね、世界の情報の最前線の人間の情報が入るんです」、その中で他国のインテリジェンスを担う人間達と一緒に仕事をすることで、世界の情報関係者の最前線の水準がわかったと語った。
冒頭、今回のウクライナ危機の本質を理解するために、今日に至る経緯について振り返った。
ウクライナでは2014年に首都キエフにおいて「ユーロマイダン」という反政府デモが起こり、親露政権が倒れ、親欧米政権が成立する。その中で、ネオナチ的な民族主義集団による暴行が放置され、ロシア系住民が虐殺された「オデッサの虐殺」も起きた。
親欧米政権成立後、ロシア語の禁止など、ロシア語話者への抑圧が始まる。
孫崎氏は、ウクライナにおけるウクライナ語話者とロシア語話者の比率を州ごとに比較しながら、特に多くがロシア語話者であるクリミア(9割、2014年住民投票で「独立」)、ドネツク州、ルガンスク州をどうするかが、ウクライナ危機の核心の一つだと指摘した。
孫崎氏「ロシア人から見ると、ウクライナっていうのは、第2次世界大戦で、ソ連赤軍が多大な犠牲をだして、ナチスドイツから取り返した土地です。赤軍の功績だという気持ちがあるんです」
岩上「独ソ戦は、人類の戦争の歴史の中で最も凄惨をきわめた殲滅戦だったといわれていますね。ソ連が支払った犠牲は2000万人ですから。スターリングランドまでドイツ軍が侵攻したのを、ソ連赤軍がひっくり返していって、ベルリンまで陥落させてヒットラーを自殺に追い込むところまで持っていった」
孫崎氏「(ウクライナの)国土のかなりの部分は、私たちの血でつくった土地だというね。(略)
ドネツクは75%、ルガンスクは70%はロシア人なんです。このロシア人をどう扱うかが、ウクライナ危機の核心にあるんです。ウクライナ語が喋れないとちゃんとした職をもらえない、というような扱いを受けるのであれば、我々(東部のウクライナ語話者の多い州の住民)は、ロシアと一緒になった方がいいんじゃないか、と。ここが一番大きい問題なんですよね。
ここを議論しないと、今回のウクライナ問題はわからない。
これらの州では、義勇軍が出来上がっていて、自分たちでルガンスク人民共和国を名乗り、ドネツク州自治共和国を名乗っている。そこにウクライナ軍が入ってきて戦っているんですよね」
孫崎氏は、ウクライナも、カナダのように英語を第1公用語、フランス語を第2公用語として共存させるのが一番良いと提案した。
もうひとつ、ウクライナ危機を考える上で重要なのが、「NATOの東進」である。
プーチン大統領は一貫して「NATOの東方拡大を排除する信頼ある法的に定められた保証」を求めてきた。
孫崎氏「1990年代の初めにソ連が崩壊しました。軍事力も非常に弱って、あともう20年はロシアが我々(NATO加盟国)を攻撃することはあり得ないと。もうNATOは要らないとね。NATOは基本的にはソ連の脅威に(対抗)していたわけですから。」
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私はTさんに次のように返信した。
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Tさん貴重な情報をありがとうございます。わたしも孫崎さんと同じように考えています。
今、日本の政治は対米従属で大政翼賛状況になりつつあります。
戦後、人々は「だまされた」と言いましたが、同じことが、今また「人権」とか「民主主義」とかいう言葉に騙され、眼前で進行しています。
そして、「平和憲法」さえ変えられようとしています。
天皇制を存続させ「君が代」を強制し処分する日本、多くの労働現場では政治活動が禁止され、学校では職員会議での挙手や採決が禁止されている日本には実際には「人権」も「民主主義」も言葉だけなのです。
それは沖縄の状況をみればはっきりします。
「民意」はことごとく無視されているではありませんか。
今日本は、対米従属下、「反中反露」で固められた政党・マスコミに煽られ、「鬼畜米英」ならぬ「鬼畜中露」で、再び戦前のようなことが起ころうとしています。
私達は再び騙されてはなりません。
再び「戦争の惨禍」が起きるのを食い止めなければなりません。その運動が強まれば、たとえ戦争が起きようとも、それを止めさせ、世の中を変える力になります。 渡部
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
みなさん、今の世界情勢、その中での日本の大政翼賛状況をどう思いますか。
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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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